アナキン・スカイウォカー、後のダース・ベイダーは、砂の惑星タトゥイーンにおいて
奴隷として働く母親シミ・スカイウォーカーの息子として生を受けた。



母親であるシミは、処女懐胎によりアナキンを身篭った為、父親はいない。

タトゥイーンのジャンク屋ワトーの元で、母親を助けながら生活する日々が
続いていた。
時には、危険なポッド・レースに出場し、シミに心配をかける事もあったが...。

アナキンが9歳の時、彼の身辺で重大な事件が発生する。
ジェダイ・マスター「クワィ・ガン・ジン」とその弟子「オビワン・ケノービ」そして
惑星ナブーの女王「パドメ・アミダラ」が彼の元に現れたのである。



彼らは、惑星ナブーにおける動乱の作戦行動中であった。

クワィ・ガン・ジンは彼の持つ並外れた資質に驚いた。

クワィ・ガンはこの時、ジェダイに伝わる
「フォースにバランスをもたらす者」の伝説を思い浮かべていた。

クワィ・ガンはアナキンの主人であるワトーと賭けを行った。
もちろん、アナキンを奴隷から開放し、ジェダイにする為である。

賭けの内容は、近々開催されるポッドレースにおいて、アナキンが
優勝すれば、奴隷から開放する...というものであった。



賭けはクワィ・ガンの勝利に終わったが、
この時、開放されたのはアナキンのみであった。
クワィ・ガンは母親の開放も要求するが、ワトーは受け入れず、
シミはワトーの元に残る事になる。

そして...アナキンは母親の身を案じつつも、ジェダイになる為
宇宙へと旅立っていった。



母親と別れたアナキンにとって、パドメの優しさは何よりの慰めとなった。
この時、アナキンはパドメに対し、幼い恋心を抱いていたのかもしれない。



ナブーにおける動乱、それは、シスの暗黒卿「ダース・シディアス」が画策したものであった。
ジェダイ、そしてアナキンの働きにより、ナブーにおける動乱は解決したが、
その過程でクワィ・ガン・ジンは、シディアスの弟子「ダース・モール」の手によって命を落としてしまった。



そして...オビワンは師であるクワィ・ガンの遺志を継ぎ、アナキンを
己の弟子として育てる事を誓うのであった。




                 ( STAR WARS EPTより )


10年後、アナキン20歳。
アナキンは、オビワン・ケノービの弟子として、才能あるジェダイとして成長をとげていた。
しかし、彼は近頃、毎夜見る悪夢にうなされていた。
母親シミが苦しんでいる夢であった...

そして、事件は勃発する。
すでに女王の座を引退し、現在は惑星ナブー元老院議員の職にある
パドメの命が狙われているというのだ。

パドメの身を守る為に、オビワンとアナキンが派遣される事となった。
パドメに会える事で心躍らせるアナキンであったが...



パドメの元に到着したオビワンとアナキンは、パドメの命を狙っていたのは、
賞金稼ぎ「ザム・ウェセル」である事を突き止める。
ザムを追い詰め、依頼者について問い質そうとするオビワンであったが
ザムが口を割ろうとする直前、何処から飛んできた猛毒のダーツによって
ザムは殺されてしまう。
ザムの依頼者は同じ賞金稼ぎ「ジャンゴ・フェット」であった。



ジャンゴの後を追うオビワン。
パドメの身辺警護に徹するアナキン。
二人のジェダイは別行動をとる事になる。

アナキンにとって、パドメとの再開が恋にとって替わるのに、時間はかからなかった。



しかし、アナキンはジェダイ、パドメは元老院議員。
二人の立場は、あまりに遠く、そして、責任あるものであった。

そして...パドメとの楽しくも辛い日々を過ごすアナキンであったが...
悪夢を見る...そう、母親シミの苦しんでいる夢である。

アナキンは、ついに母親のいるタトゥイーンに向かう事にした...パドメとともに...

タトゥイーンに着いたアナキンを待っていたのは、悪い知らせであった。

シミは既に奴隷から開放され、結婚までしていたが、数日前に砂漠の蛮族「タスケン・レイダー」に
さらわれたというのだ...
アナキンはタスケン・レイダーのねぐらに向かう...そして...



そこには、磔にされたシミの姿があった。
シミの衰弱は激しく、アナキンとの再開を喜びながらも、アナキンの腕の中で息絶えた。

怒りに震えるアナキンは、タスケン・レイダーを皆殺しにする...女も子供も...。



一方、ジャンゴを追ったオビワンは危機に瀕していた。
ジャンゴを雇った張本人、それは、かつて最も偉大なジェダイと言われながらも
ジェダイから去っていったドゥークー伯爵であった。

結局、オビワンは囚われの身となってしまう...

アナキンは、オビワンが残した通信によって、オビワンの危機を知る。
そして、アナキンはパドメとともにオビワンを救出すべく
惑星ジオノーシスへと向かったのだが...結局、自分も囚われの身となってしまう。



そして、今まさに、3人の処刑が行われ様としていた...その時...
ジェダイ・マスター「メイス・ウィンドウ」率いるジェダイ達が、
そして、ジェダイ・マスター「ヨーダ」が率いるクローントルーパーが救援に駆けつける。

オビワンとアナキンはドゥークーに闘いを挑むも、ドゥークーの力は凄まじく、手も足も出ない。
結局、オビワンは深手を負い、アナキンも右腕を失ってしまう。



ドゥークーから、二人を救ったのは、ヨーダであった。

ジオノーシスにおける事件は解決した。

しかし...銀河共和国元老院議長パルパティンの元で軍事力の増強を続ける銀河共和国...
そして、ひっそりと禁じられた挙式を挙げるアナキンとパドメ...
アナキンの右手は機械の義手と化している...

銀河全体が不吉な予感に満ちていた...
クローン戦争が始まってしまったのだ...!



                  
( STAR WARS EPUより )


ジオノーシスに端を発したクローン戦争は銀河全土を戦渦に巻き込んでいた。
そんな折、分離主義者のドロイド司令官グリーヴァス将軍は、コルサントを強襲、
銀河共和国元老院議長パルパティンを拉致してしまう。



そして...議長を救い出す為に2人のジェダイが派遣された。
すでにクローン戦争において伝説的な英雄となっていた2人のジェダイ。
ジェダイマスター、オビワン・ケノービと彼の弟子であり
友人であるジェダイナイト、アナキン・スカイウォーカーである。

パルパティンが監禁されているグリーヴァスの乗艦「インヴィンシブル・ハンド」に潜入した2人のジェダイは
思わぬ強敵と対峙することになる。
分離主義者の指導者にしてシスの暗黒卿ドゥークー伯爵である。
熾烈な闘いが繰りひろげられたが、ジェダイとして成長していたアナキンは、ついにドゥークー伯爵を倒した。



パルパティンの救出に成功した2人のジェダイは、コルサントに戻り、熱烈な歓迎を受ける。
すでに伝説と化した2人のジェダイに、又、新たな伝説が刻まれたのだ。

群がる群衆を尻目に、アナキンはパドメの元へ向かう。
アナキンの無事を喜ぶパドメ、パドメとの再会を喜ぶアナキン
そして、パドメは自分がアナキンの子を身篭ったと告げる。
喜びを分かち合う2人であったが、その抱擁は密やかに行われる。



コルサントの夜をパドメと共に過ごすアナキン。
そして、眠りにおちたアナキンは悪夢を見る...
母親シミを失った時の様に、愛する者を失う夢を...そして、その愛する者とは、パドメ...。



パドメの死を回避するすべを求めて、アナキンは、ジェダイマスター、ヨーダに相談を持ちかけるが
ヨーダは、パドメへの執着は、ダークサイドに繋がる感情であるとにべもない...

パドメの死を回避する方法...それは、過去に存在したジェダイ達の知識が必要である...
そう考えたアナキンは、ジェダイ・アーカイブに眠る「ホロクロン」に対するアクセスを熱望する...
ホロクロンこそが、過去に存在した最も偉大なジェダイ達の知恵を収めたものなのだ。
しかし、ホロクロンへのアクセスはジェダイマスターのみに与えられた権限なのだ...
ジェダイナイトであるアナキンにはその権限は与えられていないのである。

マスターになることを熱望するアナキンであったが、思わぬ朗報が齎される。
朗報を齎したのは、自分が敬愛するパルパティン元老院議長その人であった。

元老院議長パルパティンとジェダイ・カウンシルの確執は、今や双方にとって
無視できないものとなっていた。

パルパティンはジェダイ・カウンシルとの確執を埋めるため、アナキンが
自分の代理としてジェダイ・カウンシルの一員として参加する事を
要請したのである...ジェダイ・カウンシルは、ジェダイ騎士団の最高執行機関である。
そのメンバーは、須らくジェダイ・マスターによって占められている。
ジェダイ・カウンシルの一員となること...それはジェダイマスターになることを意味するのだ...。

ジェダイ・カウンシルにおいて、アナキンがカウンシルの一員となることは認められた。
しかし、マスターとなることは認められなかった...

ジェダイ・カウンシルに対する苛立ちと不信を深めるアナキンに、オビワンは告げる...
ジェダイナイトでありながら、カウンシルの一員になれたことは名誉なことであると...
そして、カウンシルがその代償として、パルパティンの監視を要請していることを...

パドメを救うため、マスターになる事を熱望するアナキン...
ジェダイ・カウンシルの一員になる事は、例え名誉なことであってもアナキンにとっては何の意味も無い事なのだ...。

ジェダイとパルパティンの狭間に揺れるアナキンの苦悩は続く...

そんなある日、アナキンは、パルパティンにオペラハウスへ招待され...
パルパティンは驚くべきことをアナキンに告げる...
かつて、死を超越することに成功した者がいることを...
その者の名は「ダース・スプレイガス」であると...。

一方、グリーヴァス将軍の追撃を行っていたオビワンは、見事、グリーヴァスを倒す事に成功する。



そして、アナキンにカウンシルからの指令が下る...
グリーヴァスが倒された事をパルパティンに伝え、その様子を探るのだ...と。

ジェダイ・カウンシルの命を受け、パルパティンの執務室へと赴いたアナキン。
そこで、パルパティンは驚くべき事実をアナキンに告げる...
自分がシス卿「ダース・シディアス」であること...
そして、死を超越することに成功したダース・スプレイガスは自分の師であること...
そして、その師を殺害したのが自分であること...

驚愕の事実を知ったアナキンは、その事実を告げるべくジェダイ聖堂へと向かう...
真相を知ったジェダイの長「メイス・ウィンドウ」は手練のジェダイマスター3人を引き連れ
パルパティンの執務室へと向かう...



聖堂に残る様指示を受けたアナキンであったが...メイスの後を追うアナキン...。

パルパティンの執務室でアナキンが見た光景...それは
すでに倒された3人のジェダイマスター、そしてパルパティンを追い詰めた
メイス・ウィンドウの姿であった。



            ...破砕点...
メイス・ウィンドウが生まれながらにして持っている天性の資質である。
状況を打破するポイントを見抜く力であり、この力がメイスをジェダイの長にしたと言っても過言ではない。
メイスの心にパルパティンの破砕点が浮かび上がる...
パルパティンの破砕点、それは、即ちアナキン・スカイウォーカーであった。
この邪悪なシス卿は、あろうことかアナキンを「信頼」している...
それどころか、己の息子の様に「愛して」さえいる...

     己の弟子や師ですら信頼しないシス卿が...!

そして、その事実は、このシス卿を打ち倒せる者は、アナキンをおいて他に無いことを意味するのだ。

パルパティンは指先から電撃を放出し、メイスに浴びせかけるが
メイスは、ライトセーバーでそれを受け止め、一歩も引かない。
次第にパルパティンの顔から生気が無くなり、醜く変貌し始める...

アナキンに助けを求めるパルパティン...
アナキンに手を貸す様求めるメイス・ウィンドウ...

シスは、ジェダイにとって憎むべき宿敵..しかし、パルパティンを失えば
パドメを救う手立ても失われるのだ...

メイスとパルパティン、2人の間で苦悩するアナキンだったが...
次の瞬間、アナキンはライトセーバーを起動し、メイスの腕を切り払っていた。
その期を逃さずパルパティンの電撃がメイスを吹き飛ばした。

自分の行動に愕然とするアナキンにパルパティンは告げる。

自分の弟子となるのだと...そして
自分は、ダース・スプレイガスから死を超越する術の全てを学んだ訳ではない、
だが、アナキンと二人でなら、その秘密を解き明かすことが出来るであろうと...

呆然とするアナキンにとって、ダークサイドからの誘惑に抗う術は無かった。
そして、アナキンには、シス卿としての名が与えられた...

パルパティンの声が執務室に響く...

          「立て!ベイダー卿!」

この瞬間、シスの暗黒卿「ダース・ベイダー」は誕生したのだ。

パルパティンは、ジェダイ抹殺の為の極秘指令、オーダー66を発動する...
オーダー66...それは、クローントルーパーの製造段階で仕組まれた極秘プログラム。
この指令が発動されれば、クローントルーパー達は、ジェダイを敵を見做し攻撃を開始するのだ...。

そして新たなる弟子、ダースベイダーには、クローントルーパーを
率いて、ジェダイ聖堂へ赴き、ジェダイを抹殺する様指示する。



命じられるままに、ジェダイを抹殺するダース・ベイダー。
そして、銀河全土でクローントルーパーにより抹殺されていくジェダイ達...。



ジェダイ抹殺を終えたベイダーは、パドメの元に向かう。
そして、ジェダイが元老院議長の殺害を謀った事、自分は、分離主義者の残党を滅ぼす為
ムスタファに向かう事、そして、何があってもパドメを守る事を告げると
ムスタファへと旅立っていった...。

ジェダイ抹殺を生き延びたジェダイは、2人のみであった。
ヨーダとオビワン。

ジェダイ聖堂に赴いた2人のジェダイは、アナキンが暗黒面に堕ちたこと、そして
自分達以外のジェダイが抹殺されてしまったことを知る。
パルパティンとの決着を付けるため、元老院に向かうヨーダ...
アナキンを止めるため、アナキンの元へ向かうオビワン...
2人のジェダイは、それぞれ別行動を取る事になる。

元老院議院...かつては、銀河の趨勢を決めたこの議院も今は無人だ...
そこに2人のフォースの使い手が対峙していた...
ジェダイの頂点に立つジェダイ・グランドマスター、ヨーダ...
シスの頂点に立つシス・グランドマスター、ダース・シディアス...



2人の対決は熾烈を極めるが、フォースバランスはダークサイドに傾いていた。
ヨーダは退却を余儀なくされる。

一方、アナキンを追うオビワンは、パドメにアナキンがダークサイドに堕ちたことを告げ、
アナキンの行方を問い正す。
パドメが口を割らない為、パドメの元を去るオビワン...

オビワンが去った事を確認すると、パドメは宇宙船に乗り込み、アナキンの元に向かう...



しかし、その宇宙船に一人のジェダイが隠れ潜んでいた。
パドメの元を去ったと見せかけていたオビワンであった。

ムスタファ...灼熱の火山惑星である...に分離主義者達は隠れ潜んでいたが...
ダースベイダーの手によって、皆殺しにされてしまう。

分離主義者の残党を抹殺したダース・ベイダーの前に現れた者がいた。
...パドメである。
そして、そのパドメの後ろに立つ影があった。
...オビワン・ケノービである。
パドメが自分を裏切り、オビワンを導いたと考え、逆上したベイダーは、
フォースの力でパドメを喉を締め上げる。
誤解を解こうとするパドメであったが、気絶してしまう。



ベイダーにジェダイに戻る様、説得するオビワンであったが、ベイダーは耳を貸さず闘いが始まる。



闘いは熾烈を極めたが...一瞬のスキをついて、オビワンのライトセーバーが
アナキンの左腕と両脚を斬り飛ばし決着する。
敗れたベイダーは、マグマの泥流近くに落下する...

四肢を失い、機械の右腕でマグマから逃れようともがくベイダーはオビワンに...
              助けてくれ...

オビワンは、アナキンのライトセーバーを拾い上げると
             助ける事は出来ない...
             お前を弟の様に思っていたのに...
             お前は選ばれし者だったのに...
と言うと、そのまま立ち去っていった...。

残されたベイダーの身体は、マグマの熱により発火し、焼け爛れていく...そして



             俺はお前を憎む!!

立ち去っていくオビワンの背中にベイダーの叫びが虚しく響いた。

ポリス・マサ...辺境の小惑星帯である...にオビワンそして、ヨーダはいた。
そして、パドメも...。
間も無く、パドメの分娩手術が始まる。
パドメは、無事に出産を終える...



双子の赤子であった。
男の子はルークと...女の子はレイアと名付けられた...

しかし、パドメの身体は、死に向かっていた。
肉体的な異常は無かった...しかし、その心は絶望に支配されていた。
             ...生き延びていく気力を失っていたのだ。
パドメは、アナキンには、善の心がまだ残っていると呟くと静かに息を引き取った...。

一方...ムスタファにシャトルが降り立つ。
シャトルから降り立ったのは、ヨーダとの死闘を終えたパルパティンであった。
パルパティンは、無残な姿と化したベイダーをシャトルに運び入れると
コルサントに向かう...。

コルサントの治療センター...
四肢を失い、焼け爛れたベイダーの手術が行われていた...

 

失われた四肢にサイバネティック義肢が接続される...
身体には人工心肺機能が埋め込まれていく...



そして、頭部に邪悪な仮面が被せられ...

手術台が起き上がり...パルパティンの声が響く...



       聞こえるか...?ベイダー卿...?
ベイダーは...
       はい、マスター...パドメは無事ですか...?
パルパティンは...
       パドメは死んだ...もう、何も気にする事は無い...。

それを聞いたベイダーは手術台に固定されていた拘束具を引き千切る...
怒りと絶望の混じったフォースが噴出し、周りのメディカルドロイドを吹き飛ばし、医療器具を破壊する...



そして...破壊された手術室にベイダーの苦悶の叫びが木霊した...。

オビワンはルークを連れ砂の惑星タトゥイーンへ...
 ( ルークは後にアナキンの異母弟に預けられる...)
べイル・オーガナに連れられたレイアは惑星オルデランへ..
 (レイアは惑星オルデランの王女として育てられる...)
      いづれも、パルパティンやダースベイダーにその存在を知られぬ様にするためである...
そして、ヨーダは沼の惑星ダゴバへ...

それぞれ旅立っていった...

そして、宇宙...
スターデストロイヤーの艦橋に立つ2つの影がある...
師と弟子...ダース・シディアスとダース・ベイダー...

2人の眼前には、建造途中の巨大な宇宙要塞が浮かんでいる。
「デススター」と名付けられる巨大要塞が...。



物語が再び動き出すのは、そのずっと後の事である。

                ( STAR WARS EPVより )



銀河帝国...皇帝パルパティンによって改変された銀河共和国の成れの果てである。
圧倒的な軍事力と恐怖で銀河支配する銀河帝国。
その象徴的存在がダース・ベイダーである。

そして、帝国の圧制に反対する「反乱同盟軍」は、帝国に対して激しい戦いを挑んでいた。

宇宙を航行するコレリアン・コルベット「タンティブW」に.
ベイダーの乗艦したスターデストロイヤーが迫っていた。

タンティブWには、惑星オルデランの王女にして
反乱同盟軍の指導者の一人「プリンセス・レイア」が乗艦しているのだ...
しかも、プリンセス・レイアは帝国の秘密兵器「デススター」の設計図を持っている。
なんとしても、設計図を奪い返さなくてはならない。



プリンセス・レイアを捕らえる事に成功したベイダーであったが、設計図はすでに
2体のドロイド(R2D2とC3PO)によって、持ち出された後であった。

2体のドロイドが向かった先は、惑星タトゥイーン。
それを知ったベイダーは、ドロイドの乗った脱出ポッドを補足すべく惑星タトゥイーンに追っ手を差し向けた。
そして、自身はレイアとともに、デススターへと向った...

一方、脱出に成功した2体のドロイドは、紆余曲折を経て、
タトゥイーンの農場で働く青年「ルーク・スカイウォーカー」の元に身を置く事になる。

R2D2は、ルークの目の前でホログラム映像を映し出す。
それは、レイアがオビワン・ケノービに助けを求める映像だった。

オビワンを求め、ルークの家を飛び出すR2D2、それを追うルーク...
ルークは捜索途中でタスケン・レイダーの襲撃を受けるが、ある老人によって助け出される。
その老人こそが「オビワン・ケノービ」であった。

オビワンの前でホログラム映像の全てを映し出すR2D2.。
帝国がこのドロイドを追っている事を知ったルークは、急ぎ自分の家に戻るが
家があった場所は、帝国軍によって、すでに廃墟と化していた...

全てを失ったルークは、オビワンとともに旅立つ決意をする。
帝国を倒すために、そしてジェダイとなるために...

レイアが助けを求めた先は、惑星オルデラン。
しかし、そこに向かう為には、宇宙船がいる...そして腕の立つ操縦士も。

モス・アイズリー宇宙港において、密輸船「ファルコン号」を駆る
腕利きの密輸業者「ハン・ソロ」の支援を取り付けたルーク達は、惑星オルデランに向かう...

一方、デススター内において、ベイダーは設計図について、そして反乱軍の秘密基地について
問いただす為にレイアに対して尋問ドロイドによる熾烈な尋問を行っていたが
レイアは決して口を割ろうとはしなかった。




そして、業を煮やした帝国の総督「グランド・モフ・ターキン」はレイアに対して
惑星オルデランを攻撃する...という脅しを試みる。
ターキンの、そしてレイアの目の前には、惑星オルデランが映し出されている...
レイアはついに口を割った...反乱軍の基地は嘘の場所であったが...

レイアは口を割ったが、ターキンは攻撃命令を出した。
デススターのスーパーレーザー砲の輝きとともに、オルデランは宇宙の塵と化した...。

                    ...そして...

惑星オルデランに向けてハイパースペース航行を行うファルコン号であったが...
ハイパースペースを抜けた先は、小惑星が飛び交う宇宙空間だった。

ファルコン号の目の前に迫るものがあった...途轍もなく巨大な宇宙要塞...

結局、ファルコン号は、強力な牽引ビームによって、デススター内に取り込まれてしまう。
デススターから脱出するには、牽引ビームを解除するしかない...
ルーク達はデススター内に侵入する事になった...

ルークとソロはレイアの救出に、そしてオビワンは牽引ビームの解除装置に向った。

ルークとソロはレイアの救出に成功する。
そして、オビワンは牽引ビームの解除に成功するのだが...
ファルコン号に向かうオビワンの目の前に現れた男がいた。
...かつての弟子、ダースベイダーである。

ライトセーバーによる激しい闘いがはじまる...



ルークがやってくる...それを目にしたオビワンは、静かに微笑むとライトセーバーを引いた。
ベイダーのライトセーバーがオビワンを両断する...が、オビワンの身体は消え去っていた。

デススター内からの脱出に成功したルーク達は、惑星ヤヴィンの衛星「ヤヴィンW」において
反乱同盟軍との接触を果たしていた。

設計図から、デススターの弱点を知った反乱軍はデススター攻略作戦を開始する。
攻略に使用するのは、宇宙戦闘機「Xウイング」
その中には、ルークの姿もあった。

デススターに、攻撃をかける反乱軍だが、その前に強敵が立ちふさがる。
ベイダーの駆る宇宙戦闘機「TIE Advanced x1」である。



ベイダーは、次々と反乱軍の戦闘機を血祭りにあげていくが、その中に一際強いフォースの持ち主がいる
事に気づく...それこそが、ルークであった。

ルーク機を追い詰めるベイダー機...しかし、援軍に駆けつけた者がいた。
ソロの駆るファルコン号である。
不意打ちを受けたベイダー機は、コントロールを失い宇宙の彼方へと消えていった...




ルークのフォースによって、コントロールされたプロトン魚雷は、デススター中枢を破壊し
デススターは宇宙の藻屑となって消えていった...。

                ( STAR WARS EPWより )



氷の惑星「ホス」。
反乱軍の新たな秘密基地である。

ルークは偵察活動に従事していたが、その途中、ホスに原住する怪物「ワンパ」に襲われてしまう。
フォースの力によって、危機を逃れたルークであったが、基地から遠く離れた地でなすすべも無い。
失われていく意識の中で、呼び掛ける者があった。
霊体と化したオビワンであった。
オビワンは、惑星ダゴバへ行き、ヨーダに会え...と語りかけた。
意識を失ったルークを助け出したのは、ソロであった。

ホスの反乱軍基地に大規模な攻撃が行われる。
ダースベイダーがこの秘密基地を察知したのだ。



熾烈な攻撃によって、反乱軍基地は壊滅、脱出に成功したルークは、惑星ダゴバへ...
そして、ソロやレイアを乗せたファルコン号は、雲の惑星「べスピン」へと逃げ延びて行く...。

ダゴバは沼の惑星である。
ルークはそこで、奇妙な老人に出会う。
その老人こそが、ジェダイの大騎士「ヨーダ」であった。
ヨーダの元でルークはジェダイの修行に取り組みはじめた...

一方、べスピンに向ったソロ達はソロの旧友「ランド・カルリジアン」に歓迎される。
べスピン内に一室に案内されるソロ達...
しかし、その部屋で待っていたのは、ベイダーであった。
ソロは反射的にブラスター銃を引き抜き、ベイダーを攻撃するが
ブラスター光弾を、ベイダーはいとも容易く手の平で弾いてしまった。



虜囚の身となったソロに激しい拷問が加えられる。
全ては、ルークをおびき寄せる為...ベイダーは、さらに激しい拷問を加えた。

...ダゴバ...
修行に専念するルークの目に苦しむ友の姿が写った...
ヨーダは言う...フォースを極めれば、未来を見る事も可能である
...お前は未来を見たのだと...

ルークは、ヨーダの制止を振り切り、べスピンに向った。

カーボン凍結機...生物を生きたまま凍結する機械である。
ベイダーは、ルークをこのカーボン凍結機によって、凍結させて
皇帝の元に連れて行こうとしていた...しかし...この凍結機は生物用のものでは無い。
そして、この凍結機によってルークが死んでしまう様な事があってはならない。

ベイダーは、ソロの身体で実験を行う様に指示した。
凍結実験は成功し、ソロは生きたままカーボン版の中に閉じ込められてしまう...

べスピンでは、ランドの手によってレイア達の救出劇が演じられていた。
そう、ランドも帝国に脅されて手を貸していただけだったのである。
...ルークがやって来る...
ルークを見つけたレイアは叫ぶ...これは、罠だと。

カーボン凍結機に向うルーク...そして、待ち受けるのはベイダーである。
ルークとベイダーのライトセーバーによる激しい闘いがはじまる。



ベイダーはルークを追い詰めカーボン凍結機に追い込むが、凍結装置が作動する前に
ルークは、フォースの力で脱出した。

ルークの成長に驚くベイダー。
見事だ...実に見事だ...だが...まだ、ジェダイではない!!
そう言うとベイダーは、さらにルークを追い詰めていく...

ベイダーは、ライトセーバーでの攻撃を続けながらも、暗黒面の力を使う。
壁に取り付けられた器材が、フォースによって引き千切られルークを襲う...
器材が窓を直撃し、ルークは巨大な穴のあるシャフトルームに投げ出されてしまう。



シャフト上での激しい闘いが続く...そして...
ベイダーの一撃が、ライトセーバーごとルークの右手を切飛ばす。

勝敗が決した時、ベイダーはライトセーバーを収め、ルークに告げる。
       「ルークよ...私とともに来るのだ...お前の父の事は聞いたか?...」

ルークは叫ぶ。
       「お前が父さんを殺したんだ!」

ベイダーはルークに手を差し伸べながら、告白する。
       「私がお前の父だ...お前も感じている筈だ...
        私とともに来い...お前なら皇帝を倒せる...皇帝も予見しておられる...
        私と手を組み、この不毛な戦いを終わらせ、銀河に秩序を取り戻すのだ...
        そして、皇帝を倒し、父と子で、この銀河を支配しようではないか...」



絶望に支配されたルークは叫びながら、大穴に向って落ちていった。

ルークを助け出したのは、脱出に成功したレイア達であった。
ファルコン号によって、ルークは救助された。

反乱軍の病院船の中で機械の義手を取り付けられたルークは、窓の外に広がる銀河を見つめていた...



                ( STAR WARS EPXより )


砂の惑星タトゥイーン、ここにジャバの宮殿がある。
そして、カーボン凍結されたソロも...

ジャバの宮殿に乗り込んだレイア達、そして、ジェダイへと成長を遂げたルークは
ジャバ一味を倒し、ソロの救出に成功した。



ソロの救出を成したルークは一路、ダゴバへと向う...修行を完成するために...
...古き友人であるヨーダに会うために...

ヨーダは己の寿命が近づいている事を悟っていた。
ヨーダはルークに告げる...お前に教えるべき事は全て教えた...
だが、真のジェダイになるには、皇帝とベイダーを倒さねばならぬ...と。

そして...ルークに全てを託すと、その身体は静かに消えていった...

ヨーダの家をでたルークを待っていたのは、オビワンであった。
ルークはオビワンに告げる...父を連れ戻してみせる...と。

宇宙空間に巨大な宇宙要塞が浮かぶ。
帝国の最終兵器「第2デススター」...しかし、未だ未完成ではあったが...

第2デススターにシャトルが着艦した。
シャトルから降り立ったのは、ベイダーである。
ベイダーは、出迎えに現れた将校に、デススターの完成を急ぐ様に伝える。
そう、間も無く、皇帝自らがこの第2デススターにやってくるのだ...

一方、反乱同盟軍もこの第2デススターの情報を掴んでいた。
第2デススターが未完成であること...そして...皇帝がこの宇宙要塞にやってくる事も...

反乱軍による第2デススター攻略作戦が開始される。

この宇宙要塞は、森の衛星「エンドア」から放射されている防御シールドによって
厳重に守られている。
攻略するには、エンドアのシールド発生機を破壊しなければならない。
そして、ソロ、レイアそしてルーク達がその任務に当たる事になった。

エンドアに降り立ったルークは、レイアに告げる...
ダースベイダーが自分の実の父である事...レイアが自分の妹である事...
そして、ベイダーとの決着を着けねばならぬ事...

そして、ルークはベイダーの元へと向っていった。
闘って決着をつける為では無く、父をジェダイに連れ戻す為に...

エンドアに設置された帝国軍の基地...ルークはそこにいた。
目の前には、ベイダーがいる。

ベイダーは言う...ようやく、決心がついた様だな...と。

父を説得するルークであったが、暗黒面の力を知るベイダーには、通じなかった...
そして、ルークとベイダーは皇帝の待つ第2デススターへ向う...



皇帝の謁見の間...
皇帝はルークに対して暗黒面に入る様、誘いをかけるが...ルークは応じない。



そして、皇帝は告げる。

反乱軍に情報を流したのは、自分であると...
そして、この反乱軍の作戦が全て仕組まれたものであると...

窓の外では、罠に落ちた反乱軍が次々と敗れ去っていく...

皇帝は告げる...
反乱軍は、全滅する...そして、お前の友人達も...。

ルークの心に抑えがたい怒りが込み上げ、ついに皇帝に向けてライトセーバーを振り下ろす...しかし...
ベイダーのライトセーバーがそれを受け止めた。

ルークとベイダーの闘いがはじまる...ジェダイとして成長したルークはベイダーと互角の闘いを演じていた。



階段付近において、ベイダーを段上から突き落としたルークは、物陰に身を隠してベイダーに告げる。
   「父さんとは闘えない!」と...

ベイダーは、ルークの心を読む...そして、自分に娘がいる事を知る...
ベイダーはルークに告げる
   「お前が来ぬなら、妹を引き込むまで...!」

それを聞いたルークは逆上し、ベイダーに襲い掛かる...激しく!
ルークの激しく容赦の無い攻撃はベイダーを追い詰めていく...そして...
ルークの一撃がついにベイダーの右手をライトセーバーごと切飛ばす...



そして...ルークが見たものは、機械の義手であった...自分と同じ...。

ルークはライトセーバーを投げ捨てると皇帝に告げる...
   「僕はジェダイだ!...そう、父がそうであった様に!」

皇帝の顔が憎しみに歪む...よかろう...ジェダイ...死ぬがよい...

皇帝の指先から電撃の様な、暗黒のフォースが放たれる...そして、ルークを襲う。

強烈な苦痛にルークは叫ぶ...父さん!助けて!...と。



ベイダーは、ルークを見つめている...そして、皇帝の顔を見る...憎しみに歪んだ醜い顔を。
ベイダーは、身を起こすと皇帝の脇に、にじり寄る...そして...
皇帝を出し抜けに持ち上げる...怒り狂った皇帝の暗黒のフォースはベイダーを直撃するが
べイダーはそのまま皇帝をシャフトの大穴の中に投げ落とした...



皇帝は倒れ...そして、反乱軍もソロやレイアの活躍によって、罠を切り抜けた。
第2デススターへの攻撃がはじまる...

崩壊していく第2デススターの中に、ジェダイの親子はいた...



ベイダーの巨体を引きずりながら、脱出をこころみるルークにベイダーは「息子よ...私を置いていくのだ...」
と告げるが、ルークは、「嫌だ!父さんを助ける!」

ベイダーはルークに言う「...もう救ってくれた...このマスクを外してくれ...」
ルークは答える、「だめだ父さん...マスクを外したら死んでしまうよ...」
ベイダーは「私はもう助からん...死ぬ前に、自分の目でお前の姿が見たいのだ...」と告げる。

ベイダーのマスクを外すルーク...酷い傷を受けてはいたが、ベイダーの目は愛情に満ちていた...
ベイダーは息子に告げる
   「お前は正しかった...私は間違っていた...お前の妹にも伝えてやれ...お前は正しかった...と」
ベイダー...否、アナキンは、微かに微笑むと、息を引き取った。



エンドアでは、宴が繰り広げられていた...
帝国の圧制は、完全にこの銀河から駆逐されたのだ。

宴から離れた場所で、ルークは、ひっそりとアナキンの亡骸を荼毘にふしていた...

 

ルークは仲間の元へと戻る...喜び肩を叩き合う同士達...
ルークは、物思いに耽りながら木立の間に目を向ける...

そこには、霊体へと昇華したオビワンが、ヨーダが...そして、ジェダイへの帰還を果たしたアナキンが
ルークを見守っていた...



                  ( STAR WARS EPYより )





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About Darth Vader
  ダース・ベイダー (アナキン・スカイウォーカー)
種族 人間
性別 男性
身長 202cm
職業 シス・ロード
所属 銀河帝国
出身地 惑星タトゥイーン
武器 ライトセーバー
ダーク・フォース
乗機 タイ・アドバンスド・x1
スーパー・スターデストロイヤー(エグゼクター)
ジェイク・ロイド

エピソードTのアナキン・スカイウォーカーを演じる。
へイデン・クリステンセン

エピソードU、エピソードV、エピソードY ( DVDバージョン )
のアナキン・スカイウォーカーを演じる。
デイヴィッド・ブラウズ

エピソードW、エピソードX、エピソードYのダースベイダーを演じる。
尚、ダースベイダーの声は、ジェームズ・アール・ジョーンズが担当し
マスクを外したベイダーは、セバスチャン・ショーが担当した。
Story
Actor
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