カオラウ (ホイアン風うどん)

 

 カオラウは、世界文化遺産に登録されているベトナム中部の町ホイアンの特産料理である。カオラウの麺は小麦粉を練って太めに作られており、日本のうどんに近い食感がある。したがって、ポロポロと切れやすいフォーに比べれば、いくらか歯ごたえがある。

 カオラウの汁は醤油味で濃く、碗の底の方にしかないので、麺を底から混ぜて汁をからめて食べる。三重県の「伊勢うどん」と似ており、江戸初期の朱印船貿易の時代に中部地方出身の日本人がホイアンに住んでいたことから、カオラウは伊勢うどんがベトナムに伝わったものと考える人もいる。

 ホイアンでは、カオラウを出す店はいたるところにあるが、ホイアン以外ではあまりみられない。ホーチミン市では探せばカオラウを出す店が数カ所ある。暑いベトナムでフォーのような汁麺を食べるとさらに暑苦しいが、カオラウは汗をかかずに食べられる数少ない麺料理のひとつである。

【ベトナム語】(カオラウ)

 

 

 

 

【材 料】

豚 骨:1kg

鶏:半羽

豚赤身肉:600g

大 根:300g

ニンジン:200g

ワンタンの皮:40枚

焼酎:レンゲ2杯

太めの小麦粉麺:300g

エシャロット・ニンニク・サラダ菜:適量

塩・コショウ・五香粉・砂糖・化学調味料・ヌクマム・しょうゆ:適量 

【作り方】

1.大根・ニンジンは皮をむいてぶつ切りし、4リットルの水を入れた鍋で、豚骨といっしょに15分煮込んで、塩小さじ1杯加える。

2.鶏半羽を鍋に入れてゆで、火が通ったら鍋から上げてさまし、肉をほぐしとる。鶏ガラは再び鍋に入れて煮込む。

3.五香粉、ニンニク(つぶしたもの)、コショウ、しょうゆ、焼酎(レンゲ2)をあわせて、豚赤身肉(300g)を浸す。

4.残りの豚赤身肉(300g)はミンチにして、エシャロット(薄切り)、コショウ、化学調味料(小さじ1)、塩(小さじ1)と混ぜて20分おく。

5.スープを別の鍋に濾し入れて火にかけ、つぶしたエシャロット(5個)、ヌクマム(レンゲ3)、砂糖(レンゲ1)、化学調味料(レンゲ1)、コショウで味をととのえ、タレを作る。

6.フライパンで3の豚肉をさっと炒め、スープを加えてトロ火で煮る。味がしみたら、さまして薄切りする。

7.ワンタンの皮に豚肉ミンチを包み、ゆでてワンタンを作る。

8.小麦粉麺をゆでてどんぶりに入れて油をからめる。豚肉・ワンタン・鶏肉・サラダ菜をのせて、タレをかける。

 

 

【参考資料】

 Quynh Huong, Nau Mi pho va cac Mon Nuoc Thong dung, Nha xuat ban Da Nang, 1995.

 Tong cuc Du lich Trung tam Cong nghe Thong tin Du lich, Non nuoc Viet Nam, Ha Noi, 2000.

 

入口(home)レストランメニュー現在地