7月
英名 July (ユリウスの月)
イスラム歴 ラジャブ (神聖な月)
和名 文月 (星に詩歌を捧げる月)

 古代ローマの暦はヌマ暦までは1〜6月が神の名で、7月からはラテン語の数字が月の名になっていた。7月がJulyとなったのは、ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が、改革したユリウス暦からである。それまでのヌマ暦は、1年が355日であった。そのためカエサルの時代には、暦日が3ヶ月以上もずれていたのである。カエサルは、1年を365.25日とし、4年に1回を閏年とすると決め、現在の太陽年にきわめて近い暦を作ったが、その際に7月がカエサルの誕生日であったので、自分の名前(Julius)にちなんでジュリウスJulusと改名した。これが現在の英語のJulyの語源となっている

            誕生石 ルビーまたはアレクサンドライト

 フランスのレンヌの司教マルボードの「宝石の書」によると,ドラゴンの額のまんなかには赤味を帯びた一個の目があって,カルブンクルスcarbunculus(ラテン語で小さな炭火の意)と呼ばれている。カルブンクルスはどんな宝石よりも赤い燃えるような光を放っていて,いかなる闇をもってしても,この晃々たる光を消すことはできないとある。このカルブンクルスとは、ルビーやガーネットのような赤い色の宝石一般のことである。

星座

    誕生日 黄道一二星座   黄道一二宮 支配星 司る天使
6月22日〜7月22日   蟹座 巨蟹宮(Cancer)   月 マヌエル
7月23日〜8月22日   獅子座 獅子宮(Leo)  太陽 ベルキエル

                  蟹座の話
 ゼウスの子で、ギリシア神話最大の英雄ヘラクレスは、生まれながらに女神へーラーの呪いをうけ、十二の冒険に挑むはめになった。
 レルネアの谷で九つの頭を持つ怪蛇ヒドラと戦った際、ヒドラの加勢をしたのが化け蟹である。蟹はヘラクレスの踵を挟んだが、ヘラクレスに踏みつぶされた。 へーラーはこの蟹を哀れんで星座にしたという。

 

わんだあらんどへ戻る


トップページヘ戻る