9月
英名 September (7の月)
イスラム歴 ラマダーン (断食の月)
和名 長月 (夜長の月)

 ローマの最初の暦であるロムルス暦は今の3月から始まる10ヶ月の暦であった。「septem」という「7」を表すラテン語が9月に使われているのはこのためである。これ以降も「octo」は8、「novem」は9、「decem」は10を表している。ヌマ暦の時に11月と12月を付け加え、その後にヌマ暦を改革した際に11月である「ヤヌスの月」を1月としてずらしたので、語源の意味とは2ヶ月違ってくることになったのである。
 また、イスラム暦の第9月はラマダーンとよばれる断食月となっている。これは日の出から日没のあいだ健康な成人男女はいっさいの飲食物を口にすることは許されず,食事は夜間にかぎられるというものである。

                 誕生石 サファイア

 ヨーロッパのシンボリズムでは,サファイアはまず第一に空の青をあらわしている。青色が美しいために,眼病をいやす効能があると信じられた。またインドやアラビアでは,高熱の出るペストに効くともいわれた。11世紀のレンヌの司教マルボードによれば〈サファイアは天上の玉座によく似た美しさをもっている。それは純朴なひとの心をあらわしている〉と。 サファイアはエメラルドに似た効能をもっていると信じられていた。

星座

    誕生日 黄道一二星座   黄道一二宮 支配星 司る天使
8月23日〜9月22日   乙女座 処女宮(Virgo)  水星 ハマリエル
9月23日〜10月21日   天秤座 天秤宮(Libra)  金星 ズリエル

                  乙女座の話
 乙女座については、女神テミスの子の正義の女神アストライアが、はじめは人間の世界に住んで正義を広めていたが、人間の不正や争いが目に余ったため天上に戻ってしまい、乙女座になったという話がある。
 しかし、またそれとは別に、左手に持っている麦の穂(スピカ)から、農業の女神でもあるデーメーテル、またはその娘のペルセフォネが乙女座であるという説、、あるいは収穫の女神ケレスであるという説もある。

 

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