11月
英名 November (9の月)
イスラム歴 ズル・カイダ ((戦いのない)安住の月)
和名 霜月 (霜降り月)

 旧暦の11月に行われる祭りの総称を霜月祭という。稲の収穫祭で,民間の新嘗祭といえるが,祭りが実際の収穫期より1ヵ月ほど遅いのはこの間物忌(ものいみ)に服するためと説明されている。北九州の丑の日祭,奥能登のアエノコト,天草や長島の山祭,中国地方の先祖講,ダイジョウ講のほか,各地の氏神祭や大師講などが代表的なものといえる。
 霜月祭は一年最後の祭りで,最初の二月祭と対応しており,一年のしめくくりであるとともに,年間の穢(けがれ)をはらって新しい年を迎えるという再生の意味も有しており,このため強い物忌の伴ったものが多い。

                誕生石 トパーズ

 大プリニウスの「博物誌」(第37巻)によると,岸から300スタディオン(約50km)ほど離れた紅海の真ん中にトパゾス島という島があり,昔から多くの航海者によって探索されているが,その付近は霧が深いため,なかなか発見されるにいたらないとある。
 
この島から初めて1個のトパーズがエジプト王家にもたらされたのは前3世紀のことだった。トパーズはいたく王を喜ばせ,王はこの宝石で2mにおよぶ妻アルシノエ2世の像をつくらせて,アルシノエ神殿と名づけた聖域にこれを奉納した。

星座

    誕生日 黄道一二星座   黄道一二宮 支配星 司る天使
10月22日〜11月21日    蠍座 天蠍宮(Scorpio)  冥王星 バスキエル
11月21日〜12月21日   射手座 人馬宮(Sagittarius)  木星 アドバキエル

                   蠍座の話
 オリオンを殺した蠍が星座となったのだが、オリオンが殺された理由は諸説ある。
 狩りをしていたときに、地上のあらゆる野獣をみな射止めてみせると大言したことで、大地女神を怒らせたという説、女神アルテミスに不埒な真似をしかけたためという説、この二つは蠍に殺されたという説である。しかしまた、別の理由(これも複数の話あり)によりアルテミスに射殺されたとの説もある。

 

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