12月
英名 December (10の月)
イスラム歴 ズル・ヒッジャ (巡礼の月)
和名 師走 (法師が読経に走る月)
               誕生石 トルコ石またはラピスラズリ

 トルコ石は前3000年には知られていたとされ,古代エジプトの墳墓からの出土品や,中米のアステカやミシュテコの文明における儀式用仮面やナイフのモザイクにはこの石を発見できる。トルコ石やラピスラズリの青色は黄金色をよく引き立たせるために,金細工の財宝や装身具に象嵌されてきた。
 トルコ石は最愛の人の危険や不貞をその色の変化で知らせると信じられている。また成功を保証することを象徴し,ラピスラズリとともに12月の誕生石となっている。

 スラム教徒のメッカ巡礼は,アラビア語でハッジュ( hajj )と呼ばれ,イスラムの五柱の第5にあげられるが,各個人にではなく,総体としてのイスラム教徒に課せられた義務で,コーラン3章97節にも〈そこに旅する余裕あるかぎり〉とある。ハッジュはズル・ヒッジャ(巡礼月,12月)の8日から10日までの間に,定められた順序・方法で必ず集団で行わなければならないとされる。
 キリスト教徒やイスラム教徒にとって,エルサレムやメッカは文字通り世界の中心であり宇宙の根元である。彼らは文化や人種や言語の違いを超えて,さまざまな地域からこの〈中心〉に向かって巡礼の旅を試みるのである。

星座

    誕生日 黄道一二星座   黄道一二宮 支配星 司る天使
11月21日〜12月21日   射手座 人馬宮(Sagittarius)  木星 アドバキエル
12月22日〜1月19日   山羊座 磨羯宮(Capicornus)  土星 ハマエル

                   射手座の話
 射手座とは、半人半馬のケンタウルスが弓に矢をつがえている姿で、ケンタウルス族の中でも賢者として知られるケイロンであるという。 ケイロンはまず医術に長じ、薬草を研究して人々にありがたがられ、やがてあらゆる学術をマスターしたと伝えられている。
 ただし、ケイロンの最後は全くの災難であった。ヘラクレスが大イノシシ退治をケンタウルス一族の協力で成し遂げた後、酒宴で酔っぱらったヘラクレスの放った矢に当たり、ついには死亡したというものである。

 

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