幻想生物事典
      (マ〜)

名前 地域 特色 コラム
マーメイド ヨーロッパ  一般に「人魚」と訳されるが、正しくは女性の人魚のことをマーメイドと言い、男性の人魚はマーマンと呼ばれる。多くの場合は醜い姿で想像され、船に乗せて海へと埋葬されるものたちを、自分たちの宮殿に迎える死の女神であった。 なし
マンティーコア ヨーロッパ  インド原産で、マレーシア、インドネシア、エチオピアなどに分布し、獅子の体に老人の顔をしている。
 住居は砂漠、あるいは密林で、すばしっこく、人の肉を特に好む。鼻からは恐怖、口からは疫病を吐き出す。
なし
マンドラゴラ ヨーロッパ  人の形をした根を持つ植物で、釣り鐘の形をした紫色の花と、オレンジ色の実を持っている。うっかり触れただけでも死の危険性があるが、大地から引き抜こうとしたときには、マンドラゴラはとてつもない叫び声を上げ、その声を聞いたものはたちどころに死ぬとされている。 なし
ミノタウロス ヨーロッパ  人間の女性と雄牛の間に生まれたため、頭が闘牛で首から下は人間の姿をしている。非常に凶暴で、普段は武器で攻撃してくるが、興奮すると頭に生える角を出して突進してくる。 なし
ムシュフシュ メソポタミア  シュメールが起源のドラゴンの一種。二対の角を持った大蛇の体に、獅子の前足と、鷲や鷹の後ろ足、サソリの尾がある。バビロニア神話では、主神マルドゥーク専用の騎乗獣とされている。 なし
メドゥーサ ヨーロッパ  ギリシャ神話のゴルゴンの三姉妹の一人。醜い顔でイノシシの牙があり、髪の毛は蛇。青銅の腕を持ち、黄金の翼で空を自由に飛び回ることができる。
 その姿を見たものを石に変えるという能力を持っていたが、ペルセウスに退治された。
なし
モスマン アメリカ  蛾男。体長2メートル前後で、全身真っ黒の毛で覆われ、真っ赤に輝く二つの目を持っていて、くちばしはあるともないともされている。1960年代のアメリカのウエストバージニア州を中心として目撃された。 なし
ユニコーン ヨーロッパ  白い馬の姿に一本の真っ直ぐに尖った角を持つ。その角は邪悪な力を払い、いかなる病気をも治すことができるとされる。頭がよく警戒心が強いが、汚れを知らぬ乙女には気を許すといわれる なし
妖精 ヨーロッパ  ゲルマンではエルフ、ギリシャではニンフ、ケルトではシー、またはシーオークと呼ばれるなど、一口に妖精と言っても、呼び方も様々で、また特徴も異なる。 工事中
ラミアー ヨーロッパ  上半身が美しい女性で、下半身が蛇の形をしている。自分の目を自由に外すことができ、遠くにいても多くのことを知ることができる。好物は若い男性の生き血で、砂漠のオアシスや洞窟、人里離れた森などに住む。 なし
中国  鱗虫366種の長とされる。四霊の一。よく言われる能力は雨を降らせるなど、水を操る能力であるが、時には火を吐くこともあると言われる。普通は巨大な姿で描かれるが、毛虫のように小さくもなれるとの事である。 工事中
レーシィ ヨーロッパ  スラヴの森の精で、どの森にも必ず一人は住んでいるといわれている。ぼさぼさの髪で、膝まで届く髭がある。頬や唇は真っ青で、瞳、眉などは緑色で、身長は高くなることも低くなることも可能である。 なし
レヴァイアタン ヨーロッパ  リバイアサンとも呼ばれる。「曲がりくねった蛇」を意味するとされるが、むしろワニに近い動物としてイメージされている。神はビヒモス(別項参照)を陸の怪獣として作りだし、このレヴァイアタンは海の怪獣として作り出したという。 なし
ロック アラビア  インドに住むといわれた巨大な猛禽類。その大きさは象に数倍し、餌としてインド象を捕らえ、巣に持ち帰って雛に与えるというから、恐ろしく大きな鳥だと言えよう。
 インドの王侯や妃がこの鳥の背に置いた輿に乗って空を旅したと言われている。
なし

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