が ガ ラ パ ゴ ス
ダーウィンの乗ったビーグル号が訪れたガラパゴス諸島。ガラパゴというのは、スペイン語で亀を意味するらしい。そこにいるガラパゴスゾウガメの甲羅の形が島ごとに違うということが、ダーウィンの進化論にヒントを与えることになった。
ちなみにこのカメ、手足や頭を引っ込めることができない。外敵が特にいない島だったからその必要がなかったのだ。サボテンの実や新芽を食べて、池に入って水を飲む。二百年ほどあるといわれる平均寿命で、毎日がその繰り返しの、平穏無事な生活。
だが、この生活も、人間に見つかってから変わった。食料として大量に捕獲され、さらに、人間とともにやってきた動物により、生活の場を追われることとなってしまった。
つまり、人間はゾウガメの新しい天敵となったのである。