や   邪馬台国はどこか

 ごぞんじのとおり、畿内説か九州説かの論争があり、畿内説が強くなったり、九州説が強くなったりしているこの邪馬台国。学者だけでなく、素人も参加しての謎解きは盛んである。

 この人気は、資料が少ないために想像力の入る余地が多分にあるため、推理に参加しやすいということもあるのだろう。そしてもう一つには漢字のもつイメージが大きいのではないのだろうか。「邪馬台国」で、「女王卑弥呼」。この漢字の持つ印象がまた想像力を刺激するのである。何だか怪しげな、というか神秘的というのか、そういう雰囲気をもっている。中国側の当て字でこうなったのであるが、はたして別の平凡な漢字であれば、これほどの人気となったのだろうか。

 さあて、私も推理してみるとしますか。