下書きモードでファイルを開く。
破損したファイルの種類によって開けない場合もあるが、他の表示モードでは開けなくても下書きモードでは開ける場合がある。
破損ファイルを開くことができたら上記『ファイルは開くが、おかしな動作をする場合』に記述された手順を使用してファイルを修復する。
下書きモードでファイルを開くには、以下のいずれかの方法でおこなう。
[下書き] モードで開く。
- [表示] メニューから [標準] をクリックする。
- [ツール] メニューから [オプション] をクリックし、[表示] タブから [下書きフォントで表示] チェック ボックスをオンにする。
マクロを使用する。
以下のマクロは、画面の更新をオフにして破損したファイルを開き、下書きモードに変更した後、画面の更新をおこなう。
プリンタの設定やページ設定、表示の更新に影響する部分が破損している場合にはこのマクロを使用することによってファイルが開けるようになる可能性がある。これは、ファイルを開く途中でエラーが発生する場合に有効な方法。
Sub FileOpenSample()
Application.ScreenUpdating = False
' 破損したファイルのパス名とファイル名を指定
Documents.Open FileName:=""<パス名> ファイル名.DOC"
With ActiveWindow.View
.Type = wdNormalView
.Draft = True
End With
Application.ScreenUpdating = True
End Sub
マクロを登録するには、[ツール]メニューの[マクロ]をポイントし、[マクロ]をクリックして[マクロ名]ボックスにマクロ名(サンプルでは FileOpenSample) を入力し、[作成]をクリックする。