「桜」

毎日の仕事の疲れや悲しみから

救われるよう

日曜日 みんなはお花見に行く

やさしい風は汽車のようにやって来て

みんなの疲れた心を運んでは過ぎる

みんなが心に握っている桃色の三等切符を

神様はしづかにお切りになる

ごらん はらはらと花びらが散る

杉山平一