不採算の地方空港が問題となっている中、廃港が出た時の意外な再利用案を提唱する人物がいるとAF通信が伝えています。
海鮮料理チェーン「似咲」を経営する鷹川剛氏は、小規模の地方空港が廃港になった場合、ターミナルビルを複数の飲食店が入る「レストラン・コンプレックス(レスコン)」にする構想を周囲に話しているとのことです。
同氏によると、空港は近隣都市からの道路など交通の便が整備されており、駐車場も十分確保されている事から集客は十分期待できる。また遠方から大きな団体が来訪するなら、その時は飛行機も利用できるとのことです。
この構想は、同氏が某空港を利用したとき受託手荷物引渡し所で乗客の手荷物が流れてくるのを見て、回転寿司を連想したことに始まるそうです。その連想は最終的に、「寿司が小さなコンベア上を流れるのではなく、客がコンベアに乗って回ると面白い」との「発想の大転換」に至り、20年以上この構想を暖めていたとのことです。この人が回る「回転寿司」をレスコンの目玉にしたいとのことで、構想実現に向け、同氏は不採算空港問題の行方を注視しています。
(2010/04/01 記)