「どの路線でも僅か1ドルで飛べる」という究極の格安航空会社(LCC)が設立されると、サンフランシスコ発AF通信電が伝えています。
設立される航空会社はADエアと名付けられ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ラスベガスの三都市をそれぞれ結ぶ計画です。チャールズ・B・スミス、アレックス・B・カーター、ニック・B・クラークの三氏が共同経営者に名を連ねています。
なぜこのような格安料金が可能なのか、スミス氏は次のように述べています。
「多くのLCCのように、予約はインターネットを通したものだけとし、?機内サービスは有料とする。ただ、我々が他のLCCと異なるのは、機体や時間といった資源に目を付けたことにある。飛行中にAV設備で常時CM映像を流す他、機内の壁面・天井・床、座席の背もたれを広告スペースとして提供する。勿論、乗務員の制服や、機体外部、空港のカウンターも活用する。」
「広告だけではなく、スポンサーの商品を機内で販売もする。機内で注文を取り、到着時に空港で商品を渡せるようにするつもりだ。」
「当初は全席無料でと考えていたが、セキュリティーの問題もあり、クレジットカードを使って乗客の身元確認をする。そのための1ドルだ。いずれにせよ、新しいビジネスモデルを提示できることを誇りに思う。
計画では、9月から運航を開始するとのことですが、既に問合わせが殺到している模様です。
(2014/04/01 記)