ウチのサーバ は PCI スロットが一個空いています。 SCSI 化の予定もありませんし、ビデオカードも増設する気もありません。 が、手元にはあまっている 10 BASE-T のカードがあります。 ということで専用線を引いているでもなく、ルータもなく、ケーブル TV でインターネットをするでもないのになぜか "NIC 二枚差し" に惹かれて試してみました。(^^;
/etc/lilo.conf に二枚目のカードを認識させるために append="ether=0,0,eht0 ether=0,0,eth1" を加えるだけで OK みたいに書いてある所もありましたが、 何処をどうやってもダメ。仕方がないのでおそるおそるカーネルを作り直してみました。
楽そうなので X の GUI で設定します。
# cd /usr/src/linux # make xconfig
ドライバはモジュールではなくカーネルに組み込み、ファイアーウォール関係などにチェックを入れ、[Save and Exit] で終了します。
# make dep; make clean; make zImage
とすると /usr/src/linux/arch/i386/boot に zImage というカーネルファイルが出来ます。
# make modules; make modules_install
で必要なモジュールを作成してインストールが完了します。起動時に参照されるカーネルは /boot に置かれるので、
# cp -a /usr/src/linux/arch/i386/boot/zImage /boot/vmlinuz.firewall
などとしてコピーします。
つぎに、作成したカーネルを読み込むように lilo の設定を行います。 起動できない事態に備えて旧カーネルは取っておき、新たに作成したカーネルを firewall という名前で定義します。
boot=/dev/hda map=/boot/map install=/boot/boot.b prompt timeout="20" image=/boot/vmlinuz.firewall label=firewall root=/dev/hda1 append=append="ether=0,0,eht0 ether=0,0,eth1" read-only image=/boot/vmlinuz-2.0.36-3vl3 label=linux root=/dev/hda1 append="apm=on" read-only