ミュージカル『赤と黒』宝塚星組公演


2008年3月20日(木)〜22日(土)大阪シアター・ドラマシティにて観劇

3月20日の夜はスターさんのお茶会があり、とっても素敵な楽しいひとときを過ごす事が出来ました。

21日、久々に梅田芸術劇場楽屋口にてスターさんの入り待ちをしました。
お昼はシアタードラマシティにて、
宝塚星組公演『赤と黒』を観劇しました。原作はスタンダールの名作『赤と黒』です。ベテラン脚本家である柴田先生によって、再演物を星組用に着色演出されたものだそうです。
衣装などとても美しく、宝塚らしいミュージカルになっており、なかなか深みある作品に仕上がっています。
主役の瞳子さんはジュリアン・ソレル役にピッタリで、歌声がとても安定していますし、相手役のあすかさんもレナール夫人役を美しく魅力的に演じています。もう一人の娘役ネネさん扮するマチルドとの三重奏が綺麗です。チエさんはロシア貴族コラゾフ公爵とジュリアンの友人フーケの2役に挑戦しています。フィナーレのダンスはとても素敵で、やはり宝塚ですね!!

22日は『赤と黒』スターさん会総見に参加した後、すぐに東京に戻ってきました。ちょっとした出会いもあり、おかげさまで有意義な春一番の休日を過ごす事が出来ました。

4月6日(日)東京日本青年館にて『赤と黒』観劇

チケット確保が困難な東京での1回限りの貴重な観劇をさせてもらいました。
1階中央の客席にはミュージカル演出で大成功なさっている小池修一郎先生のお姿をお見かけしました。小池先生は次回の星組大劇場公演の演出を担当される事になっています。あと、自分の席の近くで偶然とても懐かしい友人に会いました。10年ぶり位でしょうか〜、ゆきちゃん時代に親しくしていた方で、偶然の再会に辺り憚らず話が盛り上がってしまいました。

公演後はスターさんのお茶会でした。

公演を観れなかった友人と会場で合流し、いつも素敵なスターさんのトークや歌、テーブル毎の握手会、記念撮影など、いつものようにほんわかと楽しいひとときを過ごしました。


結局、原作本は上巻しか読んでいませんが、宝塚スカイステージで放送された海外ドラマ『赤と黒』を録画視聴したので、まぁ良いとしましょう。

つまり、ジュリアン・ソレルという若者が成長していく過程で出会った2人の女性によって色々と左右され、あげくに罪を犯し、残念ながら死刑になってしまうと言うお話ですね。物語は、ジュリアンの生家における家族同士の心身共なる貧困さが彼自身の精神形成の出発点となっています。様々な出会い、愛、嫉妬、醜さ、人間の愚かさ、地位、疑惑など色々な事が素直で感受性の強いジュリアンに降りかかってきます。まだまだ若いと言う時期に大きなミスをし、破滅してしまいます。

さすが名作といわれた作品だけあって、とても奥が深く若者には勉強になりますね。
心の演技が必要な作品ですからジュリアンを演じた安蘭けい、レナール夫人を演じた遠野あすかさんは特に凄いです。マチルドを演じた夢咲ねねさんもじゃじゃ馬的な所や、大人になって献身的にジュリアンに尽くす所など、良く演じていました。


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