2013年星組編

10月28日(月)博多座『REON!!2』千秋楽祝
10月28日、無事に千秋楽の幕が降りました。真におめでとうございます!
本当に楽しく素晴らしいコンサートをちえさん筆頭に星組選抜メンバーさん達有難うございました。

10月25日(土)、
博多座の『REON!!2』

『REON!!2』は国際フォーラム公演を終えて、10月16日(水)〜10月28日(月)まで福岡の博多座にて上演しています。

東京で楽しんだRE0Nワールドは博多座でも更に観たいものです!
そこで、10年ぶりに福岡博多座を訪れる事にした私。

自分の都合で10月17日と18日を観ようかと早くから計画していたのですが、出発日の16日は、大型台風26号が関東地方に直撃だと言うではありませんか〜!!
台風情報をしきりに気にしていましたが、予定の16日出発は非常に危うい事が確実となり、急所、出発を1日早めることにしました。急いでホテルを取り、飛行機はやめて、新幹線で行くことに決めました。
実のところ、星組公演博多座『REON!!2』は16日が初日だったのです。1日早めたおかげで初日も観れるかも?と気付き、博多座に直接電話し、追加チケットをゲットしました。ほとんどが完売でB席が後3枚になっていました。ぎりぎりセイフですね(笑)。

そんな訳で、雨降る
10月15日(火)午後2時頃家を出発し、長々と新幹線内で過ごし、福岡博多に着いたのは午後8時半頃でした。
無事、ホテルにチェックインして、ホッと一息です。考えてみれば同ホテルに4泊なんて、私も大胆ですが、とにかく、何とか台風から逃れる事が出来ました。

さて翌朝、博多座近辺を散策して、3時公演に備えました。ちえちゃんの大ポスターが博多座に貼られていて、「私も来たぞ!」とわくわくする自分がいます。
顔見知りのファンの方がチラホラ到着し、楽屋に入るちえちゃんを私もお出迎えさせて戴きました。

博多座は国際フォーラムと雰囲気は全然違います。歌舞伎や新国劇など何でも出来る和風仕立ての由緒ある劇場です。ロビーにはお店が沢山出ており、土産屋が客寄せを競い、活気があります。東京とは違うなぁと思いながら、いつか来た懐かしさに浸りました。
私は2階席で、横通路の1番前です。場内の雰囲気や座り心地も良いです。

初日の幕が上がりました。国際フォーラムと同様に3枚仕立ての豊かな背景映像で、生演奏と言い、全く違和感ありません。ポン!と飛び出して来たちえちゃん(柚希)に大歓声です。
最初から客席共にテンション高く、柚希さん中心に組子達(27名)も全員元気いっぱいです。身体もしなやかに踊る踊る、元気あふれる舞台は次々とめまぐるしく展開します。
私たちもペンライトを盛んに振り、手拍子も欠かしません。結構体力要りますよ(笑)。

内容的には東京とほとんど変わらず、完成されたままを突っ走る感じです。舞台から客席にも沢山降りてきて、臨時に取ったお席でちえちゃんと偶然タッチ出来るなんて、またまたラッキー!でした。
お席には地元のお年寄りの方々もちらほら見掛けるのですが、初日のテンションの高さに驚かれたのではないでしょうか??

博多座に来たからには楽屋入り出待ちも私とて出来ますよ。初日を終えたちえちゃんをしっかりお出迎えしました。
翌日は元々予定通りの観劇を昼夜しました。1回はびっくりするような良席に恵まれ、おかげさまで幸せ気分に浸れました。
日本青年館出演組の星組メンバーが数人(真風さん、天寿さん、優香さん他)観に来ていて、ワイワイ盛り上げてくれていましたし、私達もよりテンションが上がり、楽しかったですね。
10月18日(金)は私の観劇最後の日です。兵庫県、東京、各地からファンの方々が入れ替わりのようにどんどん駆け付けて来ます。北海道からもいらっしゃってましたよ。

たっぷりと楽しんだ博多座「REON!」、そこにもっと居て観ていたいような後ろ髪を引かれる思いでしたが、10月19日(土)は自分なりにキッパリと見切りを付けて、福岡空港に向かいました。
空港でゆっくりし、久々の飛行機に乗りました。気圧の関係で「揺れますよ」と放送が流れていましたので、飛行中は緊張しつつも雲の上は青空、自分が雲よりも高く飛んでいる事の快感に浸りました。
東京まではあっという間、東京に近づくと厚い雲に覆われ、ガタガタと揺れましたが、定刻通り着陸し、ホッとしました。

今回は台風のせいで1日早め、ラッキー続きで、何事もなく帰って来たぞ!と荷をおろし、「羽田でご飯でも食べて帰ろう」と、レストランに入りました。
美味しい物をお腹一杯頂いた帰り際、レジへと立ち上がり一歩出た所で段差が有ったのを忘れていた私!!
ストン!と身が弾んだ拍子に熱いコーヒーを運んできたウエイトレスにガチャンとぶつかってしまいました。コーヒーは飛び散って床にこぼれ、私の手にも熱いコーヒーがバシャと掛ってしまいました(泣)。
とんだハプニングで、冷たい氷で冷やしたりと随分無様な思いをしました。帰り道、衣服にかかったままのコーヒーの匂いを撒き散らせながら帰宅したと言うわけです(笑)。

まぁ〜、大事に至らず、その後2、3日位指が痛みましたが、どうやら治ったようです。
全く〜、何かある私〜、嫌になっちゃいますね(笑)。もっともっと注意しなくちゃと思った長旅の終わりでした。




10月12日(土)
『REON!!2』国際フォーラムCホール

秋だと言うのに暑かったり、寒かったりと陽気が安定しませんねぇ。
私は9月のお彼岸前後に、夏の疲れが出たのか熱を出して、しっかりと風邪を引いてしまいました。

まもなく、9月27日〜10月9日まで国際フォーラムCホールにて、柚希礼音コンサートが始まるというのに、私は風邪など引いてしまって、治すのに必死でした(笑)。
でも何とか、私の観劇日9月28日、10月1日、4日、8日と4回全部観ることが出来ましたので、神様に感謝感謝でした。
念願のお揃いのTシャツとペンライトもゲット出来(すぐに売り切れるんですよ!)、元気をもらいに出掛けました。

2012年春に行われた『REON!!1』に引き続き、今回は『REON!!2』です。
宝塚が国際フォーラムCホールで上演するのは初めてで、観る方としても興味深かったですね。
私の初観劇日は2階中央席で案外観易い所だったのに、生まれて始めて、大事なオペラグラスを忘れてしまいました(泣)。

舞台上の中心と両脇位は誰だか判るのですが、後は誰が誰だか判らない。チェックが出来なくて大失敗でした。
仕方なく、舞台全体の構成を楽しみ、現代感覚の背景とか効果的な映像センスの良さや前回とはまた違った感じを楽しみましたし、音響や劇場の空間にいる事の素晴らしさに浸りました。
オペラグラスを忘れるなんて、ほんとヘボ!だけど、それなりに雰囲気に浸り、観に来れたことに感謝しつつちえちゃんの歌声を楽しむ事が出来ましたよ。

今回、
星組は3つに分かれて、其々の地で公演していまして、『REON!!2』には柚希さんを中心に紅ゆずるさん、十輝いりすさんなど、総勢27名が参加していました。
前回と同じちえちゃんの幼い頃のエピソードが劇化され、微笑ましさと笑いを誘いました。お母さん役は十輝さん、お馴染み紅さんの三角眉のお父上役、ちえちゃん役は壱城あずささん、兄は如月蓮さんが演じました。幼い頃の家族紹介エピソードを柚希さん本人が作詞して、脇で歌っています。
バックの映像には小さい頃のちえちゃんの本物写真がいくつか出ましたよ。
そんな幸せな家庭に育ったちえちゃんは気が付くと宝塚の舞台に立っていました。そして、益々大きく成長して、どこまでも前進するのかちえちゃん!! 

今回、
観客の話題はもっぱら『LADY REON』場面なのです。
今までに無いお色気大人の女役にちえさんが挑戦しています。ホットパンツの肩出しです。筋肉でしまった長く美しい御身足を惜しげもなく出してビシッ!と踊ります。男役のお相手は十輝いりすさんです。
ちえちゃんは毎回髪型を変えて出てきます。ある時はさらさらロング金髪だったり、ブロンドボブだったり、赤毛ショート髪もあったみたいですよ。とにかく話題性に富んでいます。

他の場面では、レオンちゃんファンのちえ子に扮して、柚希さんが17歳の女学生に変身です。これはなかなか嫌みがなくて可愛いですよ。紅さんや十輝さんも会場係りのお姉さんに扮して、客席に降りてきます。ホッとする楽しい場面ですね。

その他の場面ではビシバシ!と男役で歌い、踊りまくります。とても様々な場面に大奮闘の柚希さんです。
中でも、ご本人が希望していたロミジュリのティボルトの歌『今日こそその日』です。さすが、凄くお上手で、迫力充分でなかなか良かったですよ。

音花ゆりさんの歌声や、礼真琴さんの歌声としなやかなダンスも印象に残ります。

私が10月1日に行った時は、またとない良席で、1階のセンターブロックの通路際だったのです。トップ柚希さんは2度も客席通路を通ります。コンサートならではの観客サービスなんですね。おかげさまで私は2度もちえさんにタッチできました。不思議に気分がとても良くなるんですよ(笑)。

2階では十輝さんともタッチ、3階席でも、柚希さんが、ふとやってくるんですよ。その時も私は3階の通路側だったので、両手タッチできました。またまた幸せでしたよ(笑)。


両手に持った赤と青のペンライトはリズムに合わせて振りましたし、一度は立ち上がって、舞台上のちえさんの指示で、全員で振り付け通りにペンライトを動かしました。

劇場に通うのは大変でしたが、あっという間の2時間で、おかげさまで風邪もすっかり治ってしまいました。

12日間中、お茶会などもありましたし、もちろん関西からもファンが沢山駆け付け、1500人入り会場は毎日満席、チケットは完売でした。私自身新たにお友達も出来たりして、楽しさも増す公演でした。

この国際フォーラムC公演は10月9日に千秋楽を無事終え、来週には福岡市博多座にて公演します。長々と有難うございました。


2013年8月24日(土)
東京宝塚劇場星組公演『ロミオとジュリエット』

8月も後半になって来ました。
猛暑の劇場通いも、私なりに何とか無事に予定クリア出来た事にホッとしています。
連日満席の大好評星組公演は明日(25日)、千秋楽を迎えます。恐らく今日明日は更に凄く盛り上がっている事と思います。

8月6日、13日、18日、21日、23日と、私も星組ファンの皆さんに負けずに沢山観ました。コーラスや体操がお休みだった為、いつもより日程が調整しやすかった事もありました。
時には1階上手から、中央から、下手から、2階席からと色々な方向から観ると尚更に面白く、発見もありますよ。

ジェラール・プレスギュルヴィック作、小池修一郎 潤色・演出、ミュージカル『ロミオとジュリエット』宝塚版は外部ミュージカルに負けず劣らす、値打ちのあるものになっており、今回は星組が完成度高く、演じています。

星組中心人物である柚希礼音さん(ちえさん)はロミオ役に成り切り、ジュリエット役の夢咲ねねさんもしっかりそれに応えています。
キャピレット家の主人役の一樹千尋さん(専科)、ロレンス神父役の英真なおきさん(専科)は歌唱力豊かに背景をしっかり支え、モンタギュー家夫人役の花愛瑞穂さん、キャピレット家夫人役の音花ゆりさん、共にしっかりと歌い上げています。
ジュリエットの乳母役は美城れんさんが熱演。圧倒的な歌唱力に客席は聴き入り、涙を誘います。このミュージカルになくてはならない役柄であり、人物ですね。

そして、
更に面白いのは「愛」と「死」の存在がある事です。「愛と死」は声なしでただ踊り導くだけですが、これがまた面白いんですね。
『愛』は人と人、家と家が愛し合う事を導き、『死』は人の不幸を先導し、死へと導きます。真風涼帆さんと麻央侑希さんがダブルキャストで演じています。初演経験のある真風涼帆さんは『死』役を独特の雰囲気に醸し出していて、大変良く面白いです。
『愛』はしなやかに踊れる鶴美舞夕さんと礼真琴さんがダブルキャストで演じています。なかなか効果的ですよ。

ロミオの親友ベンヴォーリオ役は紅ゆずるさんと礼真琴さんがダブルキャストでやっています。歌唱力抜群、しなやかな身のこなしは礼真琴さんが優れています。
ロミオのもう1人の親友マーキューシオとパリス伯爵役を其々ダブルキャストで壱城あずささんと天寿光希さんが力いっぱい演じています。

こうした役者達が力を出し切り、精一杯に演じる姿は観る者にとって感動と元気力を頂けます。

また、ここぞ!という時に客席と一体になるように観客にも指揮者支持が出るんです。例えば裏手拍子を打つ等の支持です。
その頃になると私は指揮者をちらっと見てタイミングよく手拍子を打ち出します(笑)。これがまた楽しいんです。
指揮者は東宝ミュージカル界でご活躍の塩田明弘さんです。いつも笑顔で暖かくご立派な指揮をされ、ミュージカルを楽しくして下さっています。

それから、宝塚ならではのフィナーレ付が2度美味しいんですね。今回は
振付家SHUN先生によるダンス場面が素晴らしく冴えています。大階段上の振り付けも独特で宝塚始まって以来位超現代風です。
主題歌をロック音楽に仕立てあげ、シンセサイザーが響き、ドラムが鳴り、ダンスの切れ味良く、素早い動きで信じられないほどです。
何と言っても、それに応える事が出来る
男役トップスターちえさん(柚希さん)、存在感抜群で大階段をいとも簡単に踊りこなし、見ていて本当に気持ち良く、ダンスさばきが超魅力的です。
娘役トップスターねねさん(夢咲さん)も負けていないし、男役下級生達もリズム感溢れるアップテンポに1人残らず着いて行っています。やっぱり若さと実力、努力ですね。

こうした音楽やダンスをフィナーレに入れるのは明日の宝塚を新鮮にしています。
星組の皆さん有難う、お疲れ様!明日まで頑張って下さい。



前後しますが、2013年
7月30日(火)は宝塚星組東京公演を観る予定で出掛けました。ところが、私のミスでお恥ずかしいトラブルがありました。
持参した観劇チケットが他日の物だったのを私自身気付かずに劇場内に入りました。着席していた所、その席の方が見えた時に、自分の券が他日のである事に気付いたのです。開幕寸前でした(泣)。
私は劇場係員にその旨を伝え、一旦劇場の外に出されてしまいました。10分位経過したでしょうか〜、係員の問い合わせなどが色々とあり、その日自分が観るはずの席が何とか見つかりました。チケットも再発行していただき、暗点の中を何とか無事に着席、観劇出来ました。
あれやこれやと慌ただしく動いていると、こんなとんでもないトラブルがあるんだなと、大反省致しました。劇場の方々が親切で、手早く対応して下さったおかげで本当に助かりました。
そんな訳で、ちえちゃんの
東京公演『ロミオとジュリエット』の初観劇を大失敗致しました(苦笑)。



2013年7月星組公演ミュージカル『ロミオとジュリエット』
宝塚大劇場

梅雨末期の7月4日(木)〜6日(土)まで、久々に兵庫県宝塚市に行ってきました。
3日間の旅は慌ただしく、あっという間に終わってしまい、帰宅するといつの間にか梅雨が明けていました〜(笑)。

さてさて、宝塚市宝塚大劇場では5月31日から
星組公演ミュージカル『ロミオとジュリエット』が上演され、7月8日(月)に無事千秋楽の幕が降りました。おめでとうございます

『ロミオとジュリエット』は3年前にミュージカルとして宝塚初演を星組が大阪、博多でやり、私も大阪の梅田芸術劇場に観に行きました。もちろん、ちえねね主演で、大変感動したのを思い出します。
その後、雪組と月組が再演し、宝塚100周年を目前にした今年、再び星組がミュージカル『ロミオとジュリエット』を大劇場公演として装いも新たに上演となりました。

愛と死が人間社会を支配する街、イタリアのベローナ。ベローナと言う街には若者達がひしめき、喧嘩も絶えず、歌い騒いでいます(ロック音楽が飛び交うと、あの時のわくわく感が蘇ります)。
名門モンタギュー家とキャピレット家は先祖代々争いが絶えず、歪み合っています。そこに2家其々の大事な一人息子と一人娘が出会い、愛し合った為に最大の悲劇が起きる物語です。原作は皆さん良くご存じの
シェイクスピアの名作ですね。

これを
ジェラール・プレスギュルヴィックさんによってミュージカル化され、小池修一郎さんによって潤色・演出され、宝塚版として登場したわけです。
構成が映画「ウエストサイドストーリ」みたいですし、愛と死の登場はミュージカル「エリザベート」にも似ている部分があります。
やはり「愛」と「死」の登場が素晴らしいですね。憎しみによって死が予感される時は決まって「死」が登場します。「愛」が舞い「愛」が漂う時は幸せな愛の予感がします。どの名曲も良く、ミュージカルの素晴らしさを実感します。

こうして背景が決まると、星組トップコンビがロミオとジュリエットに扮して登場します。初演よりも自然体で深く成り切っています。少し芯があり力強くなったロミオ。それだけロミオらしく素敵になったんです。
柚希礼音さんが演じています
ジュリエットに扮する
夢咲ねねさんも柔和で、優しく素敵なジュリエットを演じていました。2人共演技がキメ細かになったと思います。こうして中心の2人は装いも新たに本当に素敵でした。

次に上げたいのが
乳母役の美城れんさんですね。ジュリエットの乳母なんですが、名曲「あの子はあなたを愛してる♪」はジュリエットを嫁にやる乳母の気持ちを歌い、愛のキューピットとして、ただ1人敵方に乗り込む勇気を神様に願う歌なんです。豊かな歌唱力も手伝って、思わず感動させられ、毎回涙がこぼれます。
事件を引き起こすティボルト役は
紅ゆずるさん。キリリと切れ味の鋭そうな喧嘩早いティボルトです。以前は凰希かなめさんがやり、カリスマ性とその存在感を示しました。
ロミオの親友であるベンボーリオ役は
礼真琴さんでした。若手の芸達者で歌が上手く、なかなか良かったですよ。
同じくロミオの親友であるマーキューシオ役は
壱城あずささん。儚い最後を遂げますが、結構似合っていたと思いますし、頑張っていました。
「死」役は以前と同じ
真風涼帆さんです。なかなか磨かれた「死」になっていて、危ない場面になると音もなくスルリと現れます。壁にへばりつく「悪」って感じかな、トカゲのように板に付いてます(笑)。悲しい場面になると決まって壁にへばりつくように現れていますからびっくりしますよ(笑)。
「愛」役は
鶴美舞夕さんです。しなやかに踊っていました。最後は「愛」と「死」が一つになって額に収まる所が凄いですよ。黄泉の世界で本当の愛が勝つんですものね。ミュージカルならではの試みです。

今回はABパターンの役代わりがあり、ティボルト、ベンボーリオ、死、愛と4つの役が其々入れ替わりがあります。
今回私はAパターンのみでしたが、東京で是非Bパターンを見ましょう。
後、専科の方2人や2家の夫人役など、安定した演技力で作品に深みが加わっていました。

そしてなんと!特筆は宝塚ならではのフィナーレ、
SHUN先生振り付けによる柚希さんの迫力魅力全開ダンスです。今まで宝塚では見た事がない程、スピード感と現代的なダンスさばきは本当に素晴らしい!こんなにも男気あるダンス見た事がない!
そして、周りの男役さんも結構格好良く踊っていますよ。皆が出来るからこれも凄い!
そして何と、ねねさんも負けていません。
デュエットダンスもびっくりです。素早い振り、テクニカルタンゴかフラメンコかと言う感じで新鮮な振り付けに圧倒されました。
大階段をバックに背景の色合いは衣装などダーク系です。黒とゴールドだったり、黒と紫だったり、黒とワインだったりします。
パレードは清潔感溢れる純白と銀の衣装でロミジュリに戻っています。シャンシャンはハートにR&J、短剣にピンクのバラが付いていてお洒落です。

3日間、良いものを見せてもらい、とても元気になりました。
ちえさん、ねねさん、星組さんの皆さんお疲れ様!東京でまた、ゆっくり見せていただきますね。
               


中日劇場宝塚星組公演『宝塚ジャポニズム』『花盗人』『エトワール・ド・タカラヅカ』


3月10日は久々の名古屋に行ってきました。駅に降り立つと東京は暖かったのに、ひんやりとした冷気が感じられ、強風が吹いたり、雨が降ったりと思いのほか寒かったです。重ね着重ね着をして、3日間を過ごしました。
狙いはもちろん、中日劇場宝塚星組公演『宝塚ジャポニズム』『花盗人』『エトワール・ド・タカラヅカ』の3本立てです。
台湾にて上演する作品を、日本のお客にいち早く名古屋にてお観せする宝塚歌劇団の試みなんですね。
メンバーは座長柚希礼音を中心に専科の松本悠里さんと星組生39人、いつもより少なく、総勢40人で成り立っています。

『宝塚ジャポニズム』は桜、桜の日本物でこの間の作品とほぼ同じで、メンバーがちょっと違うだけ。何と言っても柚希さんの和舞踊が更に更に素晴らしいですし、背景も日本の景色を表しての見事な群舞です。

ミュージカル仕立て、怪盗楚留香外伝『花盗人』は台湾では人気の物語だそうで、宝塚では新作です。
1人の義賊(楚留香)が家宝と言われる金の花簪を頂く為に立ち寄った名家で、複雑な人間絡みの事件に会い、その謎解きをやってのける。
丸く収まった所で、目的のお宝は皆が知らぬ間に頂戴し、独特の香りを残して義賊(楚留香ーそりゅうこう)は立ち去っていた。
しかし、後を追い掛けてきた哀れな身上の少女に盗んだばかりの宝物(髪簪)を髪にそっと差してやる。と言う粋で太っ腹の楚留香。この人物を柚希さんが見事に格好良く演じました。
ちょっと不思議な冒険物語で久々の中国物って感じでしたね。今回は娘役トップの夢咲ねねちゃんが男勝りな役で、立ち回りもある超美しい女剣士を見事に演じました(拍手)。

『エトワール・ド・タカラヅカ』は、宝塚歌劇をイメージする星の世界ファンタジーショーです。メンバーの入れ替わりがあったり、新らたな場面も加わり、新鮮な気持ちで存分に楽しめました。
「さそり座」の場面は柚希さん(ちえちゃん)only場面なのに最上級品、客席と舞台が研ぎ澄まされたようで、難しいダンス技に見とれた瞬間でした。
ショーの後半は台湾語で歌い、客席にアピールしまくり、キラキラと賑やかなショーステージが繰り広げられ、最高の盛り上がりで幕を閉じました。

久々の名古屋中日公演も出待ちや入り待ちに参加したり、仲間と集ったりと楽しい時間はどんどん過ぎて、あっという間の3日間は終わりました。
尚、中日公演は3月14日に無事千秋楽を終え、いよいよ4月の台湾公演に向けて、本格的お稽古が始まるでしょう。
応援組も日本から沢山行きますよ。残念ながら私はお留守番組で、観劇予定もしばらく無いです(笑)。


『宝塚ジャポニズム〜序破急〜』『めぐり会いは再び2nd』『Etoile・de・TAKARAZUKA』
2013年2月10日(日)祝・東京星組千秋楽

1月2日の初日以来ずっと、東京にて上演し続けた3部作星組公演は、本日(2月10日)、千秋楽を迎えました。
まことにおめでとうございます。
私も本日の前楽を観させていただきました。1月20日以来の観劇でした。

星組トップちえさん(柚希礼音)は非の打ちどころない程に、素晴らしい踊り、歌、演技を楽しませてくれました。
いつの間にか、トップとしての貫録も加わり、観る側も安心して観ていられます。

今日は相手役のねねさん(夢咲ねね)の成長ぶりに感動致しました。場面ごとに表情や娘役色が違うのです。
中でも、ちえさんとデュエットダンスを踊る様は本当に幸せそうで可愛らしい娘役になります。
また、下級生を引き連れて歌い踊る時は、姉様らしい落ち着いた責任感さえ伝わって来るのです。さすがですね!

日を追う毎に星組全体がキラキラと躍動的で完成されたものになっていました。
ちえちゃんを初め、星組の皆々様お疲れ様でした。次は中日公演ですね、楽しみにしています。

2013年1月13日(日)11時公演東京宝塚劇場
1月2日より東京宝塚劇場にて、上演中の『宝塚ジャポニズム〜序破急〜』『めぐり会いは再び2nd』『Etoile・de・TAKARAZUKA』を、昨日(13日)観劇してきました。
昨夏以来の友人と会い、元気を確かめ合いながら、ちえちゃん(柚希さん)の舞台を共に楽しみました。

第一部は、舞踊ファンタジー『宝塚ジャポニズム』は、暗闇の中、思わせぶりな音楽がなり、ちえちゃんの桜舞から始まります。
桜若衆の艶やかな舞姿と言い、幾枚も幾枚も掌から流れ降りる桜の花びらは舞う人の命が宿り、穏やかで暖かさがこぼれ、本当にうっとりします。舞台が少しずつ明るくなるのですが、ちえ桜若衆の洗練された舞姿から目が離せません。
桜娘夢咲さんの舞が加わる所は、男踊りと娘踊りのコンタクトが実に良く、微笑ましいですね。序破急の序だけでも日本もの満喫です。
序破急の破は菩薩や仏が登場し、稀にみる不思議な試みであり、星組が一丸となった値打ちものだと思います。
序破急の急は豊臣家の栄華を称えた荒城の月です。見事な桜景色、扇の舞も艶やかに、盛り上がり絶好調にて幕が降ります。

第2部はコミカルなロマンティック・ミュージカル『めぐり会いは再び2nd』です。以前に上演された続編なんですね。
笑わせたり、ちょっとホロッとさせたり、肩の力が抜ける癒し系と言うか、楽しくお茶目な作品です。
どちらかと言うと、これは夢咲さん演じるシルヴィアと紅さん演じるブルギニオン、真風さん演じるエルモクラートなど、ユニークな役柄が目立っていました。大劇場の時よりもその辺りが若干エスカレートしていたかなと思いますね。

そして、第3部はグランドレビュー『Etoile・de・TAKARAZUKA』、星の世界がテーマで、水色や白を基調に星座を表した場面が展開していきます。たっぷりと、レビューを堪能出来る作品です。
中でも、ちえちゃんのダンスは其々絶品で、特にさそり座難関ダンスは極上、絶対に目が離せませんね!
フィナーレのうお座は2匹の魚が仲良く戯れるような〜、とっても素敵なデュエットダンスです!
グランドフィナーレは真っ白な世界がぱあっ!と広がり、美しさに浸っているうちに、あっという間に終わってしまいます。

あっという間の2時間半でしたが、2013年明けて、やっとホッとした一日でした。
大劇場で先観しているおかげで、いささか気持ちに余裕が出来た私、ゆっくりゆったりと楽しむ事が出来たのも収穫です。

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