6月2日(土)15時30分【ライブ中継千葉市民会館にて】
TCAのライブ中継と言うのを見るのは初めてだ。
我が家からはかなり遠いのだけれど、ビデオが発売されるまでにやはり、見ておきたいと思って行ってみた。
思ったより、端の席が空いており、意外な気がした。
スクリーンはシネマスコープみたいに、立派でもなかったが、まぁ後ろの席からでも充分に良く見えた。
さて、いよいよ始まった!やはり、映像ゆえの冷たさみたいな物を多少感じながら、大劇場から送られてくる空気を、極力感じ取るようにした。
全員登場のプロローグはいつも豪華で、華やかだ。トップさん4人のトーク、今年は雪組が東京公演でいない。
次期トップの紫吹淳と香寿たつきが進行役を務める。
稔幸さんの『うたかたの恋』ルドルフ、マリーは紫城るい。
愛華みれの『星影の人』沖田総司、玉勇は大和悠河(大変綺麗が背の高い芸者である)。
どちらも真剣そのもの、さすがトップさん、芝居が細やかで上手く感心した。
タカラヅカINニューヨーク。紫吹淳と香寿たつき、新専科メンバーを中心に男役さんの格好いいダンスだ。
白と黒のストライプスーツで踊る男役さんたちは、見せ場の一つで、どの人がお好みか?と、カメラも忙しく動く。
楽しんでいるとあっと言う間に終わってしまう。
第2幕の始まり、
今度はタカラヅカINパリ。またまた、黒いタキシードに赤やピンクのベストを覗かせたパリジャン達、
男役さん全員の登場。
娘役サン達も負けてはいない、濃いピンクの美しいドレスでパリジャン達、総踊り。
黒とピンク、赤で踊る舞台の色合いが、とても綺麗。
さて、次は『ベルサイユのばら』のオスカルに和央ようか、
オスカル編の主題歌をとうとうと歌って銀橋を渡り、有名な戦争の場面を披露してくれた。
真琴つばさは『エリザベート』からトートを、
エリザベートは華宮あいり(この人は外人ぽくて、よく似合っていた)、ルキーニは水夏希。
トップさんのお芝居はさすがに上手く、それぞれ一コマであるが、各々真剣で力が入り、
観ているほうもついつい入り込んでしまった。
あと、ちょっと面白かったのが、中堅どころの男役さんが娘役に扮し、踊るショー。
皆、背が高く大柄な娘で、お色気を出しているのだが、笑いを誘った。
男のスターはトップ4人に次期トップと新専科全員で、それぞれタカラヅカメドレーで綴る。
懐かしい歌、歌い継がれたい宝塚の美しい歌が盛り沢山であった。
『私は〜♪夢を売るフェアリー〜♪フェアリー』と、歌ったのは伊織直加、
白い光沢のある衣装で胸のネックレスが輝き、美しく印象に残った。
そして、今年退団予定のトップさん3人のご挨拶があり、フィナーレへ。
「when you tell me that you love me」は和央ようか。
「夢の果てに」は愛華みれ、ルートヴィヒU世の姿が、湖の場面の舞台を思い出させる。
次の公演で退団とは惜しい。もう少し、色々な舞台を観たいものだ。
TCA、最後の舞台を立派に歌い上げた「恋人よ」稔幸と「アローン」真琴つばさ。
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