伊織直加お茶会報告東京會舘2002年3月17日(日)

宙組東京公演 〔カステル・ミラージュ&ダンシング・スピリット〕

会場は、早くから「直ちゃんに会いたい!お話が聞きたい!」と駆けつけたお客様で沸き立っています。会場の灯りが消えると、スポットライトと拍手に迎えられて、直ちゃんのご登場です。あの低い歌声が会場一杯に響き渡り、待ち構えていたように、ファンの歓声が上がり、辺りは一気にハイテンションに変わりました。
直ちゃんご自身もその雰囲気に乗せられて、舞台でのしぐさをお客様にちょっとなさったりして、大サービスです。
「ここ(東京會舘)に来ると、ついディナーショー気分になっちゃうねぇ〜。お茶会なのにやり過ぎてしまう」とおっしゃりながら、ご着席です。お洋服は、黄色に黒い斑点模様の豹柄ジャケットに黒のシャツ、パンツ姿です。柔らかな茶系の髪にマッチして、とても良くお似合いになります。

司会者「直ちゃん、2回公演お疲れ様です。乾杯と簡単なご挨拶をお願い致します。」
直ちゃん
「皆様、こんばんは!伊織直加で御座います。この公演も残り1週間、男役の見納めかなぁ〜と、この後、女役になりますのでねぇ〜。この最後の方で、もうひと盛り上がり、皆様と楽しくお喋りしたいと思います。今日は短い時間ですが、よろしくお願い致します。はい!グラスを持ってぇ〜、コーサ・ノストラー!」
【直ちゃんは、突然低い声で、こんな具合に乾杯でした。まるで、アントニオ軍団のパーティのようでしたね。(笑)】

質問コーナ

司会者「ボス、アントニオを演じられる上で、ご苦労された点についてお聞かせ下さい」
直ちゃん「苦労は髭ですか、髭を付けると、人が変わるみたいで、稽古場でやった時は、今やってるみたいには重量感が出せなかったのですが…。喋りにくい、唾を飛ばしやすい、口が横には開けられないで縦にしか開かない、けど、その方が低い声は出し易い。今まで、無駄な口を開けてたなぁ〜って、」ー会場爆笑ー
「あと、小池先生には、低い声について、もうちょっと、ワントーン下げてとか、何回も言われました。腹筋もかなり必要で、今回は背筋も頑張っていますね。その辺が大変かな…。たか子さんが少年の時に、30歳位じゃないですかぁ〜、重量感を出すのに腹筋がかなり必要で、その辺が苦労したかなと…。」

司会者「お芝居の中のヘルズキッチンには、何しにいらしたのですか?」
直ちゃん「ちょっと、通ってみただけ。通りかかったらば、うちのフランクが生意気な事をやってるので、ちょっと、覗いてみようかなと、なんで洗濯物の影から出て来たのか分からないけど、寮で研一さんの部屋がヘルズキッチンみたいに、よく洗濯物が掛っていて、それに似てるかな、そこで記念撮影したりして〜。そんな感じでしょうか…、そこで、いい人見つけたんでぇ、片腕を〜、はい!」

司会者「台詞で、女ならいくらでもいるぞとおっしゃってますが、アントニオは特定の女性はいないのですが?」
直ちゃん「たぶん、いないですね。チェーン店もあると思うので、各店に10人位はいるでしょう。大ボスのラッキー・ルチァードに言われれば、結婚するかもしれないけど、1人の人には納まっていない人だと思うので、特定の人はいないですね。恋人と言うよりも、愛人なら一杯いるんじゃないかと思います。」

司会者「鉄砲片手に発砲する場面があるんですが、発砲しないはずが発砲してしまいましたが…?」
直ちゃん「そうなんですよね!あれ、むかつくのね、すごくびっくりした!フランクの目見たら、豆鉄砲食らったみたいな顔してるし、笑えなくなって。『弾は出ない』とは言えないし、『弾は出た!』では、全体に可笑しくなっちゃうし、これは飛ばすしかないと…。小細工はしてないし、死んでたらどうする?それがレオナードでも受けてたら、話は終ってしまう。運の悪いやつだった!と」ー会場大爆笑ー
「フランクに全部怒りが言って、『ふざけた真似しあがって!!』と凄い怒っちゃって…。
舞台袖に引っ込んだら、音響さんや舞台監督さんに『すみません!!」』と謝られましたけど。そんな時、結構落ち着いてるみたい。一度あったら、二度とないと思うんで、災難でした。ほんと!結構笑えたんですけどね。」
【ほんと、失敗も楽しく可笑しく話して下さる直ちゃんですねぇ。もう、会場は大笑いでしたよ。私もお腹が痛くなるほど、笑わせて頂きました。】

司会者「レオナードの幻想の場面は変わった振り付けですが、どのようなお気持ちで行われていますか?」
直ちゃん「ちょっと、亡霊のような〜。レオナードの想像の中のアントニオはもっと怖いと思うんです。フワァーと出て来て『裏切ったなぁ〜!』と、空気に解けそうなイメージで、だけど怖いみたいな、威圧感が押し出せたらなぁーと思ってます。」

司会者「歌劇2月号の絵と文で、花ちゃんの花嫁姿に早替わりの様子を、直ちゃんがじーっと見つめている、と言うエピソードが書かれてますが…」
直ちゃん「あれねぇ〜、誰が書いて良いて言うたか〜。(笑)黄表紙みたい〜。始めは遊んでた。ワタルもいて、花ちゃんが暗闇で着替えてて、急に出て行くとびっくりするので、それがエスカレートして…。
花嫁衣装を後ろで合わせてみると、髭を付けてるので、もの凄く可笑しい!髭を付けると何をしても可笑しいのね。女装遍歴のある変男みたいで。アントニオやってて台詞噛んだだけでも、たか子さんが笑いそうになるし、花ちゃんも『もう、止めてよぉー』と言いながら喜んでますけど〜。最近は日課になっていて、千秋楽まで続けます。楽しんでます。」

司会者「レオナードが死んだ後は誰がホテル・ブルーバードのオーナーになるんでしょうか?」
直ちゃん「そりゃー私ですよ。金出してるし、儲けが良いホテルですからねぇ、一万ドル返してもらわないと!って感じですけど。
たぶん、フランクに継がせて、私は経営をやっていくだろうと思います。」

ショーについての質問
司会者「ダンシングガイドで、せり上がった状態でスタンバイされてますが、直ちゃん的には怖くないですか?」
直ちゃん「凄く早いんですよ。セリに上る階段がかなりしんどいです。振り付けが中村先生で、ザ・ビューティーズでも土手から45秒、今回も30秒。ちょっと引っ掛かると間に合わない。私がスタンバイしないと、セリも上がらないし、建物も上がらないので、必死で階段を上がると、足つりそう見たいな感じです。
髪型変えなければ早いんですけど、変えたいので時々間に合わなくて…。気を抜くと間に合わないですねぇ。」

司会者「ディナーショーのラブ・ビートに似ているそうですが?」
直ちゃん「振り付けの先生も一緒だし、曲はシングシングで、ジャズっぽいので、衣装も似てる。赤白のブラウスにベストが同じで、今は線の多い方だけど、宝塚大劇場では線のない方だったので、似てますね。」

司会者「炎の場面、ジェラスラバァーの振りは、決まっていたものですか?それとも直ちゃんお得意のアレンジでしょうか?」
直ちゃん「大谷先生は私に振りを付けてくれないんですよね。その方が直は面白いとか。『こんなんあるやん、1人ずつ、4人に、あるやんあるやん、』えっ、こんなですか?『も、もうちょっと色っぽい、タータンタンと違う事やって、好きなようでいいわ、適当にして』じゃぁと、適当にやってます。
前も『子供に触るから気をつけて』と言われて、今回は男役同士はどうやって理解したらいいかなみたいな、感じでした。
初日開けて、挨拶してて、『もっと、やってぇ!!』はい、やりますと…。
わりとお客様も喜んで下さったらしくて、そう言う時に目が合うと、ひそひそひそと〜。頂いたお手紙からも、面白いんだなと…。今日の1回公演にワタルが来ていたので、ワタル見ながらやってると、変になったとか。(笑)お客さんの乗りにもよるかも知れない。
下級生も乗ってきたし、宙組さんの爽やかなイメージで、申し訳ないかもしれないけど。ミキさんやタモさんにアドリブを鍛えられたからねぇ〜。下級生も、始めはどうしていいか分からない顔してたんですけど、ワタルと教えて、そんなんじゃ駄目、もっと勉強して来てちょうだいと言っていたら、最近だんだんと〜。今日初めて、椿も少し出来るようになった。千秋楽近くになって、いろいろ出来るようになって、何でもいいよと言ってます。
自由に楽しめたらいいなと、お客様も一緒になって楽しんで下さったらいいなと思ってます。たまに心臓止まりそうな人が真下にいて、ポカーンと口を開けて、胸に手をやってドキドキしてるみたいだったので、止めとこうかなと、思ったりする時もあります。そんなにエスカレートするつもりはないけど、皆様のおかげで、エスカレートしたのかなとも思っています。
【お客さんの反響が大きかった事もあって、直ちゃんは早口加減にこのように、ペラペラと沢山の説明をして下さいました。結局は皆様の反応にお答えして、と言う事で、大サービスの直ちゃんなんですね!(笑)】

ここで、お客様が見えました。噂をすれば、ジェラス・ラバァーの椿火呂花さんです。

直ちゃん「今、聞いてたぁ〜?言ったなぁ〜って感じ?」
椿さん「ハイ!おめでとう御座います。噂の下級生の椿火呂花です。」「いろいろ、考えてるんですけど、いつの間にか終わってしまう、考えてから出来るまで、時間が掛るんです。今日は頑張ってやってみようかなぁ〜と」
【記念撮影でお二人が並ばれると、ほんと綺麗どころで、絵になりますね。静かな感じの椿さんに、直ちゃんは上級生らしく、暖かく椿さんが発言し易いように、さりげなく気を使っていらっしゃるのが伺えました。こうして見ると、正反対な気質のようにも感じました。】
そして、椿さんが帰られた後、
直ちゃんは「彼女、シャイなんですよ、凄く」とおっしゃってました。

続いて、お客様です。

直ちゃん「アントニオ・ジュニアだぁ!」夢大輝さんと織花なるみさんです。
お二人は肩から斜めにアンカーのような物を掛けています。近くで見ると、
『アントニオ命!』が夢さん、織花さんは『直ちゃんLOVE』と書かれた襷です。
直ちゃん「アントニオもこの二人がしっかり守ってくれて、宙組生活は安泰なんです。」
マイクを向けると、夢
「格好いいです!」織花「素敵です!」と一言インタビューです。織花「?年前に私も皆さんと同じように直ちゃんのお茶会に来てました。」
【ほんとに好感の持てる可愛いお二人でした。織花さんの織は直ちゃんの伊織から頂いたそうです。】

司会者「舞台上から、どれ位の客席まで見えるのでしょうか?」
直ちゃん「銀橋に出て来ると、だいたい6〜7列目位まで見えるかな。顔までは見えないけれど、服の色くらいはみえるかなぁ〜。一番分かるのは、私達と一緒にライトがあたっちゃう人は、まる見えです。場面にもよりますが、1列目は見えなくて、2列目位から見えます。ジェラスラヴァーは初めから皆様の反応が良く見えます。喜んでくれているのが見えます。」

司会者「アピールしたいお客様はどうしたらいいのですか?」
直ちゃん「舞台人と同じように派手な方、気持ちを前に出す人は分かります。おとなしくて、マイナス志向の人は見えない。服の色が白は見えますね。目立とうと思えば皆さん白を着て来て下さい。蛍光色が一番見えます。ボス演じてる時にアディタスの蛍光色着て来た人がいて、あばら骨みたいになんか浮いてるのね、骨が浮いてるみたいな、動くから〜
『よぉー、レオナード!』と言った後、台詞忘れちゃう位に〜。」
−会場爆笑ー
「あと、人と違う動きすると、目立ちますね。例えば、皆が見てる方向と反対の方へパッと動くと分かりますね。たまに、『たか子命!』と、鉢巻してくるとか。以前に貸しきり公演で、一番前でお弁当食べるとか、ソフトクリームをなめてるとかしてて、映画見てる感覚なのねぇ。もう、芝居出来ないわぁ〜、あんた、見られてるの分かってる?みたいな…。(笑)

10列目位までは見られてると思った方がいい
。花束贈呈等で一般の方が舞台に上がると、ライトが眩しくて何も見えない、と思うかもしれないけれど、職業柄、目が強くなってるんで、暗闇でもパッ、パッと目が行く人いますよ。」

司会者「ダンシング・キャッツで、猫の表現に注意されてる事ありますか?」
直ちゃん「楽しんでる。凄い顔してるんじゃないかと時々思う。手つきなど気をつけてます。専科3人は猫の中でも悪い猫で、片目がない猫とか、ワタルに齧られて傷付いてる猫(ワタルは一番悪い猫)とか、尻尾が半分ないとか、そう言う猫して下さいと言われてます。
鼠も面白くて、『おーい、そこのシマシマ!お前だよ』『服が派手なんだよぉー』縞模様のシャツ着てるから、私かなぁ?と、口凄い事言ってるのね。朝比奈なんか可笑しい!『うちの息子がいつもお世話になってます』と全然関係事言って、訳が解らない。猫はごろつきだけど、私なんかマイクを中に持ってるから、聞いてるといけないからあまり言わないけど、マイクを持っていない鼠は口が悪い!『
イオリちゃん!、こらっ、イオリ!イオリうるさいよ!』とか…。
水さんは凄く真面目で、『
こう言う事やっていいですか?』って、聞いて来るので、『どうぞ』って言うけど、前々に考えて『一応言っておかないとね、びっくりされたらねぇ〜』『しないしない!私』ほんと、楽しんでます。」ー会場大爆笑ー
【ひやっー、聞いてても可笑しいやら、楽しい!皆、面白いんですねぇ。】

そこで、再びお客様です。

直ちゃん「うちの子分が〜」月丘七央さんに天羽珠紀さん、珠洲春希さんです。
来客「お茶会おめでとう御座います。子分その2、月丘七央です。子分その3、天羽珠紀です。子分の下っぱ、珠洲春希です。」
直ちゃん「東京では小池先生に誉められてるのねぇ」
月丘さん「いろいろ、伊織さんにはスーツの着こなしや、男役とは〜、マフィアとは〜?男とはどう言うものか〜、教えていただいて勉強になりました。有難う御座いました。」
【月丘さんの気の抜けたような声が可笑しかったですね。直ちゃんがいかに世話を焼いたかも伺えますね。】
天羽さん「猫の場面で、私は鼠なので、ちょっと控えてまーす」
珠洲さん「東京から、お金を渡す役に参加させて頂いてます。」
月丘さん「ホテルオープンの日、2階へ面白い顔して上がって来られるので、ずっと伊織さんを見つめながら、私はそれに耐えて、辛いですボス!
直ちゃん「それに耐えられないと舞台人として駄目よ、千秋楽まで耐えるのよ」月丘さん「はい!解りました」
【素直に答える子分の月丘さん、フワァーとした話し振りが、ほんと、いい感じでした(笑)直ちゃんボスはイタヅラっ子ですねぇ〜(笑)】

司会者「激しいダンスの最中にウインクなさってますが、自然ですか?それとも意識的ですか?」
直ちゃん「癖です。あまり、考えてなくて出て来るんで、一つの形になってるかも知れないけど。したいタイミングってあるんです。ちょっとやり過ぎかなとは思ってはいるんですが、斜に構えてる時にやっちゃう。勝手に目が〜って、感じです。
宙組では、私ちょっと濃いのかなぁ〜?ちょっと浮いてる気がする。ジェラスラヴァーとか、ビックリしましたとか、インターネットで言われてるみたい。花組の時はしょっちゅうありますよね。チャーリー、オサ、とか柏木も普通だったしぃー(会場笑)、タモさんもやらしかったし、チャーリーさんの目もやらしいしねぇ。皆やらしかった!私だけじゃない〜。爽やかな宙組に来ると浮いてるのかなぁ〜。でも、私のキャラはこうなんで、このまま行こうかなぁーと、はい、思ってます。」
【この辺はほとんど、独り言状態の直ちゃん、でもでも、さすが、マイペースですね、頑張れ!】

ここで、質問コーナーも一区切り、テーブル毎の記念撮影に入りました。

再び、質問コーナーです。

オフについて
司会者「毎日バナナを食べていらっしゃるとか、今回の公演中もバナナを食べてますか?何かアレンジとかしていらっしゃいますか?」
直ちゃん「はい、毎日、むいてそのまま食べてます。こっちへ来る前にきな粉とかも入れて食べたり、シリアル植物繊維が良いとか聞いて、バナナを入れて、きな粉をかけると、美味しかったけど、お腹が張るので止めました。バナナは瞬発力がいいのでね。おっちょん(成瀬さん)なんか、毎お休憩に食べてる。バナナとスパゲティー、麺類はエネルギーが出るんです。私はエネルギーとして、バナナと、テイカンショウ(?)と言って、中国の栄養ドリンクで、朝鮮人参みたいなのを飲んでます。それからカロリーメイトを食べ、そう言う生活を送ってます。」

司会者「リラックス出来る時はどんな時ですか?」
直ちゃん「サンディをあやしてる時、一緒に遊んでる時。踊らせる時、芸教えてる時。あと、お風呂が好きで、ラベンダの入浴剤を入れて、朝も夜もつかってます。足のツボを押す、湯船に貼り付けるものを、湯船の背に貼ったりしてます。それから喉も吸入し、準備万端してから出て来るんです。サンディとも遊んで来ます。お風呂、サンディと遊んでる時、あと、食べてる時がリラックスしますね。」

司会者「サンディちゃんに教えてるグルリンとコロリンパ、その次の技はどんな技を考えてますか?」
直ちゃん「技ねぇ〜、親バカみたいなんですけど、正式に言うと、クルリンとコロリンパなんですけどぉ(笑)、クルリンはスピンする、コロリンパはふせから1回転、最近は立ったまま廻るタッチ、バランスが悪いんで、バランスを鍛えます。首を付けないと、ちゃんと回れない。食べる物をやると、パッと上手く回れる時があるので、2回転まで頑張りたいと…。ダンス系にしたい所がありますよねぇ(笑)」

司会者「サンディちゃんの髪の色、耳の部分がピンク色ですが、直ちゃんご自身が染められるんですか?」
直ちゃん「始めはいたずらだったんです。私が髪染めをした時に美容院に連れて行って、サンディが暇なんで、エンジはどうかなと…。エンジを真っ白の髪に付けるとピンクになるんですよね。皮膚に付けないようにして、人間と同じようにラップして…。わりとおとなしく、じっとしているんです。匂いが嫌みたいで、変な顔してますが…。
緑と黄色とピンクを試してみたら蒲鉾みたいで、なると犬みたいになっちゃって、変になったんです。すぐにバリカンで切りましたけど。カットするのも、サンディ洗うのも私なので。ピンクしか似合わないのが分かった。一回スムーピーにしようかと思ったけど、全然似合わなかったので…。サンディはエライ迷惑だけど…。今は切っちゃってピンクはないけど、また、そのうちに染めてみようかなと思っています。
【サンディちゃんをおもちゃのように、可愛がってるんですね。ご自分も楽しんでらっしゃる感じ。】

司会者「初の女役であるキスミーケイト、外部出演に懸ける思いをお話下さい。」
直ちゃん「想像つかないですが、リフトした時に迷惑をかけないようにと。日頃男役やってるんで、身をもって分かるので、バレーは頑張ってやろうと思ってます。小池先生もおっしゃって下さってるし、日頃はボイスレッスンと歌のレッスン、バレーやって、エアロやって帰ってきます。男役やってると、腹筋は付くけど背筋が付かない。ロンドンにも観に行ってきて、リフトされた上でキープするので、背筋力が駄目なので、アントニオ開演前は発声、腹筋、背筋、キープとかやって、チャリティコンサートのソーインラブを歌い、アントニオに戻って、ウォーミングアップを終えます。公演が終わったら、女性になれるように日頃からのしぐさから気をつけようと思ってます。今井さんや赤坂君にお会いしても写真撮る時、寄り添って下さいと言われても、こっちもパンツスーツだからどうしても男ですねぇ。
アントニオ終わらないと、その辺がそぐわないです。とりあえず、ダンスレッスンに行き、筋力をつける、バレーをね!声は使い過ぎると本公演に支障をきたすので、ダンスに関しては…。よく体力もってるなぁと、途中から風邪引いたけど、もう復活して、わりと体力ある方です。水曜日にバレー4時間受けて、2時間エアロする。キープとかして、1時間サウナに入ってるとかで、もう、平気って感じです。

プレゼントコーナー

会場の皆様から、直ちゃんにはお洋服でした。白いフリフリのブラウスにグレーっぽい薔薇の柄上下パンツスーツですが、その時は上着丈を直しに出していてすでに手元にはなかったですけどね。「チャリティーコンサートで使わせて頂きます」と、おっしゃってました。

専科仲間よりお茶会に寄せてのメッセージが届いていました。樹里咲穂さん、成瀬こうきさんです。

歌のプレゼントは「コーサ・ノストラ」でした歌い終わってお席に戻られると「この曲がかかると、急にアントニオになるのね。守れると言ってくれて〜、是非、コーサノストラに入って下さい。」と…。
【歌の途中でお前に守れるか!?と言う台詞があるんですけど、ちょうどその台詞の時に直ちゃんが近くの人にマイクを向けるんです。それで、当たった人が答えて下さったのですね。いきなりマイクを向けられると、ちょっとドキドキしますよね!(^^)】

お茶会もいよいよ最後です。

司会者「今後の予定とご挨拶をお願いします」
直ちゃん「今後の予定は千秋楽の次の日、25日と26日に青山劇場で、サンキューブロードウエイ、チャリティコンサートに出演させて頂きます。凄いメンバーの方が出られるので、どうしようかと思います。トークも歌も伊織が一番なので、不安に思ってます。急には女役の声は出ませんので、男役でソーイン・ラブを歌わせて頂きます。もし、お時間がありましたら、是非、いらして下さい。
その後は
TCAスペシャルです。6月6日と7日に私は宝塚の方に出ます。帝劇でお稽古してるんですけど、東京と行き来しながらお稽古します。もちろん、男役で出ます。
それが終わったら、
『キスミー・ケイト』ロイス・レイン・ビアンカです。ポスターは撮って、写真も出てるかと思うんですけど、喋るなと言われてます。(笑)台詞とかも、いかに可愛く言えるか、研究をして、頑張りたいと思っております。
その後は未定です。なので、分かりましたらお知らせさせて頂きます。男役でも女役でも沢山見にいらして下さい。」

ご挨拶
直ちゃん
「残り1週間、この公演は凄く早く感じます。充実していて、宙組さんとも楽しくやってるので、終わっちゃうが寂しいですけど、あと、1週間、私自身も楽しみたいと思っています。皆さんも、男の中の男アントニオは、これで、ないので、是非、沢山観にいらして下さい。今日は、楽しい時間を本当に有難う御座いました。」

盛大な拍手の中を素敵な笑顔で退場です。出口の所で、「おやすみなさーい!」と手を振って下さいました。
【沢山、沢山、お話をして下さり、とても楽しかったですね!】

以上、報告が大変遅くなりました事をお詫び致します。m(__)m、
途中、省略させていただいたり、理解不足の部分など、あるかと思いますが、どうか、お許し下さいますように。
尚、目に余る間違いや、ご意見等ありましたら、ご一報下さいませ。2002年6月1日 筆者