| 公開 |
2005年11月5日 |
| 監督 |
山崎貴 |
| 原作 |
西岸良平 |
| 脚本 |
山崎貴 |
| 音楽 |
佐藤直紀 |
出演 |
吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子、小雪、堀北真希、三浦正和、もたいまさこ、ピエール瀧、木村祐一、
須賀健太、小清水一揮、マギー、温水洋一、、神戸浩、飯田基祐、小木茂光、益岡徹、小日向文世、石丸謙二郎、奥貫薫、他 |
| 備考 |
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| 物語 |
東京タワーが建設中だった、昭和33年の春。
青森県から集団就職列車に乗って、星野六子が東京の下町・夕日町三丁目の鈴木オートにやって来た。
迎えたのは、気の短い父・則文と母・トモエと小学生の長男・一平の3人家族。
立派な自動車会社を想像していた六子はガッカリ。一方で則文は、自動車修理に使う工具の名前も知らない六子に激怒して、大騒ぎに。
だが、六子が履歴書に書いた特技「自転車修理」を、則文が「自動車修理」と勘違いして採用していたためだと分かり、一件落着・・?
帰る所は無いという六子は、鈴木家で寝食を共にしながら、懸命に働いた。
鈴木オートの向かいは、駄菓子屋・茶川商店。
芥川賞の最終選考に残ったことがあるのが自慢の茶川竜之介が一人で、少年誌向け児童文学を書きながら暮らしていた。
その竜之介、飲み屋のヒロミに頼まれて、酔った勢いで、身寄りも引き取り手も無い少年・淳之介を家に連れ帰る。
翌朝、目が覚めて事態に慌てふためく竜之介だが、淳之介は、少年誌の大好きな連載小説の作家だと知って、竜之介を見る目が変わった。
かくして、「赤の他人」2人の共同生活が始まった・・・・。
夏。鈴木家に馴染んだ六子は、自動車修理の手際も良くなっていた。
里帰りのために休んでいいと勧める則文とトモエに、六子は何故か帰らないと言い張る。
鈴木家に、テレビが来た。電気冷蔵庫も来た。三丁目の人々が鈴木家に集まって、テレビで力道山のプロレス鑑賞。
三丁目商店街の氷屋は、仕事が減って、寂しそう・・。
アイディアが浮かばなくなった竜之介は、偶然盗み見た淳之介のノートから盗作・・。
その作品が少年誌に掲載され、そのことを淳之介が知った時、竜之介はうろたえるが、淳之介は目に涙を浮かべて言うのだった。
自分の考えた物語が本になったのが嬉しい、と。
秋。ヒロミが竜之介に、淳之介の母親の居場所が分かったと言いに来た。それを、淳之介が聞いてしまう。
淳之介から話を聞いた一平は、淳之介と一緒に、ありったけのお金を持って、都電で出かける。
探し出した家で、出てきたのは知らない男の人・・。
暗くなっても一平と淳之介は帰って来ず、鈴木家と竜之介とヒロミ、それにお巡りさんも手分けして探すが、見つからない。
やっと2人が帰って来た時、則文が一平を叱るより早く、竜之介が淳之介を張り倒した。
心配させるな、赤の他人なんだからな!と。それから淳之介を抱きしめる竜之介を、ヒロミがみつめる・・。
冬。クリスマス。サンタクロースが淳之介にプレゼントを持って来た。淳之介は大喜び。
実は、竜之介が用意したプレゼントを、ヒロミが医者の宅間に頼んで演出したのだった。
ヒロミの店で、竜之介は、ヒロミに、あるプレゼントを。ヒロミは喜ぶのだったが・・・・翌朝、ヒロミは三丁目から姿を消していた。
鈴木家では、一平には野球盤、六子には青森行きの汽車の切符がプレゼントされた。
切符はボーナス代わりで、正月くらいは親に顔を見せて来いと言う則文とトモエに、何故か嬉しくなさそうな六子。
年の暮れ。淳之介の実父が名乗り出てきて、淳之介を引き取ることになった。
嫌がる淳之介を無理矢送り出した竜之介は、思い立って、後を追いかけて走り出すのだった・・・・。
六子は、青森に帰省しようとしない。
いぶかるトモエに、六子は、兄弟が多くて、自分は口減らしのため出されたから、帰る所など無いと訴える。
それを聞いたトモエは、ある物を六子に差し出した・・・・・・・・・・。
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| 一言 |
昭和30年代。戦後の復興が一段落して、電化製品の「三種の神器」の普及が進み、「金の卵」達が大挙して都市に就職していた時代。
現代に比べたらずっと貧しかったけれど、人々の心が温かく、則文が鈴木オートをいつかは大きな自動車会社にすると言っていたように、大きな希望に満ちていた時代。
そんな時代の、下町の約1年間を切り取った物語。
ずっと豊かな現代に生きる者の目から見ても、三丁目の日々はとても楽しそうでした。
冒頭で建設中だった東京タワーは、映画の終わりには完成。それは昭和33年に生きる人達の、希望の象徴のようであります。
さて、本作が公開された平成17年は、昭和33年から数えて47年後。
新社会人だった六子も60代になり、一平や淳之介が三丁目商店街を担っている頃・・・・ですが、時代が流れ、三丁目の住人達の心も移ろい、
そもそも三丁目もマンションでも建っていてもおかしくない・・・・と思うと、少々切なさを感じます。
ところで、原作の題名は「三丁目の夕日」なのに、映画化された本作の題名は「ALWAYS 三丁目の夕日」と、何故か英語混じり。
これには、違和感があるのですが。
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