「フライング・ラビッツ」

公開
2008年9月13日
監督
瀬々敬久
原作
深田祐介
脚本
山名宏和
音楽
安川午朗
出演
石原さとみ、真木よう子、渡辺有菜、滝沢沙織、鹿谷弥生、酒井彩名、高田純次、白石美帆、柄本佑、吉瀬美智子、光石研、堀内敬子、 久ヶ沢徹、相川翔、木村祐一、八木亜希子、大杉蓮、他
備考
  
物語
 日本航空(JAL)に就職して、子供の頃から憧れていたャビンアテンダント(CA)になった早瀬ゆかり。 希望に満ちて入社・・・・の筈が、同姓同名の「早瀬ゆかり」と間違えられて、日本航空女子バスケットボール部=JALラビッツに入部していた!? もう一人の早瀬ゆかりと違ってバスケットボール経験ゼロのゆかりだが、林(リン)監督の直感で、そのまま部員に。 かくして思いがけず、CAの訓練と、バスケの練習と、二足のわらじの生活が始まった。
 間違いで入部した、ずぶの素人のゆかりに、他の部員達は冷たい。 しかし、持ち前の根性と、幼い頃から父に叩き込まれた合気道の素質とで、思いがけないプレーをしてみせ、同期の、 もう一人のゆかりや“バスケ命”の垣内千夏らとの友情も芽生えた。
 バスケにのめりこむゆかりには、同郷の恋人・三木卓也がいるのだが、知らぬ間に卓也は、福岡の実家に帰ってしまっていた。 フライトで福岡空港に着いたゆかりは、次の便までの間に卓也の実家である寺にタクシーで駆け込む。 父親が怪我をして、寺を継ぐつもりで卓也は帰郷したのであって、ゆかりに何も相談しなかったのは、 彼女が“半ラーメンと半チャーハン”のセットを食べるように仕事とバスケでいっぱいいっぱいだと思ったからなのだった。 ゆかりは「卓也は別腹!」と叫んで、空港へ戻るが、タクシーの事故で間に合わなかった・・・・。
 重大な服務違反により、ゆかりは、JALラビッツの活動禁止と、機体清掃を命じられた。
 そんな時に、膝の古傷を理由に引退を決めた、JALラビッツ黄金時代の主力だった最後の一人、水野樹が出場する、最後の試合の日が来た。 対戦相手のJOMOサンフラワーズには、かつて樹と共に黄金時代のJALラビッツを支えた星名令子がいる。 引退試合の樹と、結婚引退後の復帰戦である令子〜元チームメイトがライバルとして分かれて、両チームは激しく戦う。 矢も楯もたまらず、ゆかりが試合会場に駆けつけた時、JALラビッツは劣勢で、樹は痛めている膝を負傷していた。
 制止を聞かずに、試合に出ようとする樹と、何とか彼女をコートに戻そうと必死なゆかり。 林監督は、決心した。樹だけでなく、活動禁止のゆかりまでも、コートに送り出される・・・・・・・・・・。
一言
 バスケ素人の主人公が、その楽しさに目覚め、仕事にバスケに、そして恋に、貪欲に一生懸命頑張る、という、よくある物語ですが、 これはこれで、見ていて心地よいものです。 とっ散らかり気味な展開も、主演の石原さとみはじめ、出演者達の熱演に免じて(?)、まずまず楽しめるものでした。
 主要な出演者の中では、役どころに反して(?)千夏役の真木よう子だけがバスケットボール初心者だったようですが、 千夏の最後のプレーは、この映画のバスケシーンの中で、一番格好いいものだったと思います。 又、Wゆかりと千夏のトリオでやってのけた、文字通り「掟破り」のダンクシュートには、笑わされました。 クライマックス直前のシーンですが、題名の「フライング・ラビッツ」は、あそこでしょう!



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