| 2001年12月15日 | |
| 金子修介 | 技術 |
神谷 誠 |
| 長谷川圭一、横谷昌宏、金子修介 | |
| 大谷幸 | 新山千春、宇崎竜童、小林正寛、天本英世、佐野史郎、仁科貴、南果歩、大和田伸也、村井国夫、渡辺裕之、葛山信吾、他 |
| 同時上映:「とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険」 | |
| 昭和29年のゴジラ上陸から50年、日本は繁栄を謳歌していた。 太平洋、グアム沖でアメリカの原子力潜水艦が消息を絶った現場を捜索した防衛軍の広瀬中佐は、海底で巨大な背びれを目撃する。 ゴジラか? しかし、防衛会議は、何も対策をとらないことを決した。 5歳の時にゴジラの東京襲撃を体験している立花准将は、不安を感じていた。 BSデジタルQに勤める、立花の娘・由里は、新潟県妙高山近くでの取材中、奇妙な地震に遭遇する。 その夜、付近のトンネルが突然崩落、暴走族が呑み込まれた。 一方、鹿児島県の池田湖では、無軌道に騒いでいた若者グループが繭化して発見される。 一連の事件は、由里の友人・武田が持って来た「護国聖獣傳記」の記述に重なった。 由里は、本栖警察署に留置されている「護国聖獣傳記」の著者・伊佐山老人を訪ねる。 伊佐山老人は、ゴジラは太平洋戦争で死んだ者達の残留思念の集合体であり、武器では殺せない、千年竜王を目覚めさせねばならない、と告げた。 新潟から静岡へ移動する震源の正体=護国聖獣バラゴンが地上に姿を現した。 一方、ゴジラは、かつて第5福竜丸が帰港した、焼津港に上陸する。 両者は、箱根で激突。 果敢に、体格のまるで違うゴジラに挑むバラゴンだが、歯が立たず、ゴジラの熱線を浴びて燃え上がった・・・・。 ゴジラは、東へと進行を続けた。 ゴジラとバラゴンの戦いを間近に見た由里は、街で買い求めた自転車でゴジラを追い、デジタルビデオカメラで撮る映像を局に送信、中継をするのだった。 防衛軍は、戦闘機を差し向けるが、ゴジラの前には全く無力で、全て撃墜された。 立花准将の進言で、D−03削岩弾を用意して、防衛軍は横浜に布陣する。 その横浜へ、ゴジラ、続いて池田湖に現れた巨大繭から出た成虫モスラがやって来た。 ゴジラとモスラが激しく戦う中、富士山麓の地下で目覚めたギドラもまた、横浜に出現した。 1対2の戦いでも、ゴジラは強く、ギドラが倒れ、モスラも熱線で炎上する。 2体の聖獣に呼応して攻撃にかかった防衛軍も、あっけなく壊滅的打撃を被る。 だが、モスラは光の粒子となってギドラに降り注ぎ、ギドラは光り輝いて立ち上がった。 それは、千年竜王・キングギドラ! キングギドラは、熱線を跳ね返し、ゴジラを海に落下させる。 戦いは、海中、次いで水上へ。 空からキングギドラが放った光線をゴジラは吸収、より強力な熱線を浴びせかけ、キングギドラは炎上した。 だが、その炎は、三聖獣の光のゆらぎとなってゴジラを海中に引きずり込む。 海中では、立花准将が、最後の一発のD−03削岩弾を装備した特殊潜行挺さつまに乗り込み、攻撃の機会を窺っていた。 再び海中に落ちたゴジラに、立花准将のさつまが向かう・・・・ |
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| 平成「ガメラ」3部作の金子修介監督の起用、音楽は金子監督とのベストコンビ・大谷幸、ゴジラの対戦怪獣に人気の高いモスラとキングギドラ、
しかもキングギドラは悪役から「護国聖獣」に転身、出演者には金子監督作品の常連多数、意外な人のゲスト出演、等々で、事前の期待がいつにも増して高まる一方で、
「ガメラ」に似てしまう心配もありましたが・・・・確かにそれっぽいところもあったけど、期待を裏切らず、文句なしに面白い「ゴジラ」の新作でした。 「2000」、「×メガギラス」に続き、今作も、1954年の第1作「ゴジラ」だけを受ける形で世界が作られており、50年ぶりにゴジラが来襲したという設定。 (正確には、「ゴジラ」と多少違う箇所もあるが。 又、1998年のアメリカ版「GODZILLA」もちょこっと踏まえられていて、これはクスリと笑ったところ。) モスラにつきものの小美人がいませんが、モスラ、キングギドラ、それにバラゴンの「護国三聖獣」という設定が斬新です。 東宝マークがスクリーンに現れるや否や、早速に大谷サウンドが鳴り響き、怒濤の本編が始まり、エンドロールまで、見所が多過ぎて書ききれるものではありませんが、3つだけあげると、 1強きも弱きも容赦なく叩きのめす、とにかく強大なゴジラ 2そのゴジラが背負っているもの(ゴジラの設定に関わる部分=戦争の影、忘れられようとしている歴史) 3多彩な出演者の、それぞれの熱演(怪獣に遭遇した人達の、怯えること!おののくこと!叫ぶこと!) といったところです。 劇中、全てを蹴散らすゴジラ。 “これでもか、これでもか“の展開に、観客もまた蹴散らされるように圧倒され、見応え十分です、 結末に、少々不満はあります。あのラストシーンは・・・・? ゴジラは、人類の愚行が生み出したもの、驕れる人類に対する警鐘、人類には決して倒されてはならないもの(だと考えています)。 そのゴジラが、決死の攻撃の成果とはいえ、あの決着。 心臓だけが鼓動を続けるその存在は、化け物ぶりを表現するには強烈ですが、納得は出来ません。 今作を引き継ぐ続編が制作されれば、その内容次第で評価は変わるかもしれませんが。 テンポよく進むストーリーの中に、「ゴジラ」の中の歴史と、「ゴジラ」が制作された現実の歴史がさりげなく織り込まれている点は、見事。 間違いなく第一級の娯楽映画であり、又、非常に重いメッセージを併せ持っている映画です。 ※上の空白部分は、結末のネタばれになるので、文字色を背景と同色にして、読めなくしてあります。 既に見ているから大丈夫、あるいは気にしないという方ば、マウスでドラッグすると、背景が白色に反転して、読めるようになります。 |