| 公開 |
2009年6月6日 |
| 監督 |
大友啓史 |
| 原作 |
真山仁 |
| 脚本 |
林宏司 |
| 音楽 |
佐藤直紀 |
出演 |
大森南朋、柴田恭兵、玉山鉄二、栗山千明、高良健吾、遠藤憲一、松田龍平、中尾彬、嶋田久作、志賀廣太郎、小市慢太郎、
脇崎智史、他 |
| 備考 |
|
| 物語 |
看板車種「アカマGT」の新型車を発表したばかりの、日本有数の自動車メーカー・アカマ自動車が、突然、買収の危機にさらされた。
株式公開買付を発表したのは、中国残留日本人3世という劉一華(リュウ・イーファ)率いるブルー・ウォール・パートナーズ。
アカマ自動車の古谷隆史社長から役員として迎えられていた芝野健夫は、かつて日本企業を買い叩いて「ハゲタカ」と呼ばれたが、
今は日本市場から手を引いて海外生活を送る鷲津政彦を訪ね、アカマ自動車を救うよう頼む。
鷲津の鷲津ファンドが、アカマ自動車のホワイトナイトとして名乗りを上げた。
しかし、ブルー・ウォール・パートナーズは、株式の買い取り価格を異常なまでに吊り上げ、鷲津ファンドを圧倒する。
鷲津が部下の村田らに調査させたところでは、ブルー・ウォール・パートナーズの背後には、中国の政府系投資ファンドがいるらしい。
国家的規模の資金を投入する戦いに、鷲津ファンドは沈黙に追い込まれる。
劉は、一方で、アカマ自動車の派遣工・守山に接触、労働環境の実体を掴み、又、守山をけしかけて、派遣工達による労働条件改善の運動を起こさせる。
窮地に追い込まれた古谷は、派遣工達の動きを抑えることを条件にブルー・ウォール・パートナーズの提案を呑むよう迫る劉に屈服。
アカマ自動車とブルー・ウォール・パートナーズの提携が発表された。
鷲津は、世間の注目を集めなくなった中で、反撃の準備をしていた。
中東・ドバイで資金提供を取り付けて、アカマ自動車のファイナンシャル・アドバイザーを請け負っている、スタンリー・ブラザーズに対しTOBを仕掛ける。
即座にブルー・ウォール・パートナーズが対抗、アメリカの投資銀行のノウハウを掌中に収めるべく、スタンリー・ブラザーズを買収する。
またも、鷲津は劉の前に敗れたかに見えたが・・・・。
鷲津は、スタンリー・ブラザーズが発行していた、内容がボロボロの住宅ローンの証券を200億円分保有していたのを、まとめて解約を申し込んだ。
スタンリー・ブラザーズは慌てて資金調達に奔走するが、絶妙のタイミングを狙った鷲津の策と、協力を取り付けた飯島頭取のMGS銀行が手を回していたことにより、
日本市場では調達出来ない資金を、海外市場に求めざるを得なくなる。
さらに鷲津は、スタンリー株を大量に売却。
資金調達失敗の噂と、株価暴落が、海外市場に広まったスタンリー・ブラザーズは、存亡の危機に・・・。
スタンリー・ブラザーズに大量の資金を投入したブルー・ウォール・パートナーズ、というよりはその背後の中国政府系投資ファンドは、
・・・・・・・・・・。
|
| 一言 |
経済に関する知識が弱いと、ついていくのが大変な、実に硬派な作品。
鷲津の反転攻勢は、物語的にスカッとする部分なのですが、この仕掛けもまた難解で、観客を選ぶ映画かもしれません。
元々、NHKの連続ドラマだったものの、数年後を舞台にした映画化作品で、連続ドラマを見ていた人はスムーズに作品世界に入っていてるのだろうけど、
見ていなかったので、登場人物の設定や相関関係等がよく分からないまま、振り落とされそうな感じがしました。
(実際、どうしてそういう役回りが出来たのか理解できなかった登場人物もいる。)
説明的になり過ぎると面白みが損なわれるにしても、劇場版で初めて見る人に少しフ配慮が欲しかったところです。
それにしても。
この映画の中で描かれていることは、事実を元に脚色されているようで。
“作り話”が、絵空事ではないことに、空恐ろしさを感じます。
|