「アイアンマン」

公開
2008年9月27日
監督
ジョン・ファヴロー
脚本
マーク・ファーガス、ホーク・オストビー、アート・マーカム、マット・ホロウェイ、他
音楽
ラミン・ジャワディ
出演
ロバート・ダウニーJR、グウィネス・バルトロー、テレンス・ハワード、ジェフ・ブリッジス、ショーン・トーブ、 ファラン・タヒール、レスリー・ビブ、他
備考
  
物語
 トニー・スタークは、亡父が興した巨大軍事企業スタークインダストリーズのCEOであり、天才的な兵器開発者。 軍とのパイプ役であるローディ中佐と共にアフガニスタンに飛んで、新型ミサイル「ジェリコ」を披露した帰路、トニーは突然の襲撃を受ける。 ミサイルの爆発に巻き込まれたトニーが意識を取り戻したのは、ラザ率いるテロ組織がキャンプを張る洞窟の中だった。 同じくテロ組織に拘束されている科学者インセンが、トニーの手当をし、取れない破片が心臓に達しないように、車用のバッテリーに繋いだ電磁石を胸に取り付けてくれていた。
 ラザの狙いは、スタークにジェリコを作らせることだった。 スタークは、必要な物を準備させ、インセンの手を借りて、作業に取りかかる。 小型のアーク・リアクターを作って車のバッテリーに替え、身軽になったスタークは、ラザ達の目を盗んでミサイルではない物を作成する。 それは、パワードスーツ・マーク1!インセンの命懸けの協力を得て、マーク1は木っ端みじんになるものの、スタークは脱出に成功し、砂漠で捜索中のアメリカ軍に救出された。
 アメリカに帰ったトニーは、記者達の前で、スタークインダストリーズは兵器製造から撤退すると発表した。 株価が下落して大騒ぎとなった会社を、父の親友だったオバディアに任せて、トニー自身は秘書のペッパー・ポッツだけを身近において、 自宅の作業場で一心不乱に新しいパワードスーツの製作に取り組んだ。 アーク・リアクターの改良後、試作機マーク2を経て、軍事衛星用超合金を使用したマーク3が完成する。
 アフガニスタンで、自社の兵器がテロリストに使われていることを知ったトニーは、マーク3を装着して飛翔し、アフガニスタンの村を襲っていたテロ組織の一派を殲滅、再び空へ飛び立った。
 アメリカへと飛ぶトニーのマーク3は、未確認飛行物体として、アメリカ空軍機の攻撃を受ける。 これをかわしたトニーだが、衝突した1機を墜落させてしまう。 この一件は、ローディにより、訓練中の事故として発表された。
 トニーは、記者から真実を教えられた。 トニーの宣言後も、スタークインダストリーズの兵器が、テロ組織に売り渡され続けている・・・・!!
 全ての黒幕は、オバディア。 彼が、ラザにトニーの抹殺を依頼していたのであり、帰国したトニーが自宅に籠もっている間に、役員会で立ち回って実権を握り、兵器製造を継続して、あろうことかテロ組織と取引を続けていたのだ。 トニーの指示で調査をして、オバディアの所業を知ったペッパーは、かねがね接触してきていた政府組織の捜査官に通報する。
 オバディアは、ラザが回収したマーク1の残骸を入手して、パワードスーツを製作していた。 動力源となる小型アーク・リアクターの開発に難航したので、トニーを急襲し、彼の胸のアーク・リアクターを奪う挙にまで出る。
 死に瀕したトニーだが、ペッパーが保管してくれていた旧型の小型アーク・リアクターを装着して一命を取り留めた。 そして、ペッパーがオバディア逮捕に同行していることをローディから聞かされて、マーク3に身を包み、飛び立った。
 完成したパワードスーツで、ペッパーと捜査官達を蹴散らそうとしていたオバディアに、マーク3のトニーが立ちはだかる。 2体のパワードスーツは戦いを始めるが、旧型アーク・リアクターでは出力不足で、マーク3のトニー=アイアンマンは苦戦する・・・・・・・・・・。
一言
 ありきたりとも言える設定とストーリー、苦労知らず(?)の主人公、格好いいとは思えないアイアンマン・・・・なのに、面白いのです。 進化した技術が可能にした映像も魅力的ですが、ただそれだけなら、これまたありきたり。 映画が始まった時点ではまだ存在しないアイアンマンが、寄せ集めの材料から製作され、再開発され、試験を重ねて完成形態になって行く、この過程にわくわくしました。
 ラストシーンは、吹き出しそうになる程に意外でした。
 エンドロールの後の“続き”は、続編への繋ぎでしょうか? シリーズものでは第1作だけで可能な面白さだった本作ですが、既に製作決定しているという第2作に、興味を引かれます。



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