「ジョニー・イングリッシュ」

公開
2003年10月4日
監督
ピーター・ハウイット、
脚本
ニール・バーヴィス、ロバート・ウェイド、ウィリアム・デイビス
音楽
エドワード・シャーマー
出演
ローワン・アトキンソン、ナタリー・インブルーリア、ベン・ミラー、ジョン・マルコヴィッチ、ピゴット・スミス、他
備考
  
物語
 事務職の準スパイ、ジョニー・イングリッシュが調べた暗号を使って敵国潜水艦への潜入を図った、英国秘密諜報局のエージェント1号が、水死した。 ジョニー・イングリッシュが警備を担当した、エージェント1号の葬儀で、爆破事件が起き、諜報局のエージェントが全員死亡した。 この非常事態に上司のペガサスは、選択の余地無く、イングリッシュにミッションを与えることにした。
 イングリッシュ最初のミッションは、世界60カ国で400以上の刑務所を経営するフランス人の大実業家パスカルがスポンサーになって修復され、ロンドン塔で御披露目される、戴冠用の宝玉の警護。 部下のボフを引き連れてロンドン塔に乗り込んだイングリッシュは、宝石の修復師という女性・ローナや、パスカルと言葉を交わす。 警備に自信満々のイングリッシュだが、突然の停電の後、宝玉は消え失せていた。
 現場で捜査を開始したイングリッシュとボフは、犯人の侵入経路の穴に落ち、車で逃走しようとする犯人に遭遇する。 直ちに、イングリッシュの車・・をレッカー移動しようと積み込んでいたレッカー車で追跡するイングリッシュ達だったが、取り逃がしてしまう。
 盗まれた宝玉は、パスカルの手に渡っていた。 彼は、自分の家系こそ正統なイギリス王位の正統だと考え、自らが王位に就こうと計画していたのである。
 イングリッシュは、何の証拠もなく、直感的にパスカルが黒幕だと睨んだ。 再会したローナの正体は国際警察の捜査官で、実は彼女はパスカルの陰謀を追っているのだった。
 ペガサスの制止を聞かず、イングリッシュとボフはパスカルのオフィスビルに潜入・・したが、そこで開かれていたフランス大使の歓迎パーティーの会場に紛れ込んで、大失態。 パスカルの無実を信じて疑わないペガサスは激怒し、イングリッシュに停職を命じた。
 失意のイングリッシュは家に引きこもる。だが彼を訪問したローナの叱咤で再び、パスカルの陰謀を阻止しようと立ち上がった。
 イングリッシュとローナはパスカルのアジトに潜入、パスカルの計画の全貌〜パスカルがイギリス王となり、イギリスそのものを世界の刑務所とする〜を知った。 証拠ごとパスカルとその一味を一網打尽にしようとしたイングリッシュ達の行動は、実はパスカルに筒抜け。 2人は捕らわれ、パスカル達は計画の最終段階のために出発した。
 後からやって来たボフに救出されたイングリッシュとローナは、パスカルの後を追う。
 計略で女王を退位させたパスカルは、正式な即位に必要なカンタベリー大司教も同席させ、自らの戴冠式を開く。 その模様は全世界に中継された。 そこへイングリッシュとローナが飛び込み、阻止しようと奮闘するが、カンタベリー大司教の手で宝玉はパスカルに授けられようとする。 正に絶体絶命・・・・・・・・・・
一言
 本筋は、「007」作品も手がけた脚本家によるスパイ映画。 しかし本質はMr.ビーンことローワン・アトキンソン演じるおまぬけスパイが騒動を巻き起こすコメディ映画。
 たった1人の男の失敗でエージェントが全員死亡して、その失敗した男が新たなエージェントとして活躍・・しているつもりが、何をしても抜けていて、何をしても迷惑になって。 スパイの小道具を持てば使い方を誤るし、銃を構えれば弾倉が落下、飛行機からスカイダイブを敢行(!)する本格アクションまでして潜入したのは目的のビルの隣のビル。 正に「Mr.ビーンがスパイに挑戦」で、賛否は別れるでしょうが、おかしくて仕方ない映画でした。 アジト潜入の場面では、経路がトイレの下水管だったために汚いシーンになったのが難ですが。
 前半でイングリッシュが口から出任せに言ったことが、最後に思いがけないところに出てきて、これも念が入ってました。
 一番大笑いしたのは、カーチェイスシーン。 クレーンの先にT−850型ターミネーターをぶら下げたまま街を破壊して回った「ターミネーター3」に対抗したのか偶然か、こちらはクレーンの先に主人公のスーパーマシンをぶら下げたままレッカー車で暴走。 邪魔な標識を車載ミサイルで破壊するという無茶苦茶なことまでやってのけ、途中で追いかける車を間違えていたというオチ。 「史上最低のカーチェイスシーン」と呼びたいと思います。(※褒めてます。)
 シリーズ化されるようなことがあれば、次も見たいです。



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