| 公開 |
2009年4月25日 |
| 監督 |
森淳一 |
| 原作 |
伊坂幸太郎 |
| 脚本 |
相沢友子 |
| 音楽 |
渡辺善太郎 |
出演 |
加瀬亮、岡田正将、小日向文世、鈴木京香、渡辺篤郎、吉高由里子、岡田義徳、他 |
| 備考 |
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| 物語 |
奥野泉水は、大学院で遺伝子の研究をしている。弟の春は、養蜂を営む父・正志と今も同居していて、落書き消しを仕事にしている。
正志は、元々市役所の職員だったが、偶然の出逢いから元モデルの梨江子と結婚し、ある出来事を経て、郊外の今の家に移り、仕事も変えた。
梨江子は、交通事故で既に亡い。
街では、放火事件が相次いでいた。
春は、依頼を受けた落書き=グラフィティアートを消す前に写真に残している。
春から、グラフィティアートが描かれた場所と放火事件の現場が近いと聞かされた泉水は、グラフィティアートの頭文字と放火現場の頭文字が、
遺伝子の二重螺旋構造になっていることに気が付いた。
グラフィティアートは、放火の予告である可能性が考えられる。だが、それ以上のことは分からない。
まだ泉水が乳児だった24年前、街では、連続強姦事件があった。犯人は当時、高校生。
被害者の中には、梨江子もいた。春が生まれたのは、その後のこと。
「泉(水)」も「春」も「Spring」だと、梨江子が名前を決めた。
連続強姦事件の犯人は少年院を経て社会に出て、街に戻っていると、泉水は耳にした。
風俗業をしているその男・葛城由紀夫に、作り話で接触した泉水は、犯した罪を全く反省していない彼の、身勝手な考え方を聞いて、殺意を固めた。
そして、殺害方法をインターネットで調べ、着々と準備を進める。
葛城殺害計画決行予定の前夜、落ち着かない泉水は、春に冷たい言葉を浴びせて分かれてしまった。
その直後、思いがけず出会った美女に、思いがけないことを聞かされる。
その美女は、高校時代の春のストーカー、(通称)夏子が、全身整形をした姿だが、春にはまたしても相手にされなかったらしい。
しかし夏子は、春が自分でグラフィティアートを描いて自分で放火していることを(つけ回すことによって)知って、
心配で、兄の泉水の後をつけていたのだという。
驚いた泉水は、春に電話するが、繋がらない。
実家の春の部屋に飛び込んで、泉水と夏子は、壁のポスターに隠された、何かの印をつけた地図を発見する。
地図の傍らには、葛城の写真が・・・・!?
春が電話で知らせた、新たなグラフィティアートと放火の現場を見て、泉水は、連続する事件が終わることを悟った。
そして、正志から聞いていた、以前住んでいた住宅地の家の写真を、春に頼まれて見せた話を思い出し、走る。
空き家のままになっていた、奥野家の旧宅では、春と葛城が対峙していた。
付けた火が燃えるその家に、泉水が駆けつける・・・・・・・・・・。
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| 一言 |
連続放火事件と、相次ぐ街の落書きに、何らかの関係があるらしいというところまでは推理もの調。
並行して、主人公兄弟の両親の出逢いから兄弟の幼少期までのエピソードの数々、24年前の連続レイプ事件とその犯人のこと、父親の闘病、
弟のストーカー(終盤で重要な役割!)、等のシーン断片的に挿入され、それらがクライマックスで一つに繋がり、意外な真相が・・・・
というシナリオ運びは、なかなか面白いです。
ただ、観終えた後にすっきりした気分にならないのは・・・・。
連続放火事件に隠されていた真実は巧みだと思うけれど、その“犯罪”が特に取り沙汰されずに終わる物語には、共感が持てませんでした。
倫理観を求めるのが野暮というような作品世界とは思えないのですが。
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