| 公開 |
2004年4月17日 |
| 監督 |
六車俊治 |
| 脚本 |
君塚良一 |
| 音楽 |
松本晃彦 |
出演 |
内村光良、水野美紀、田辺誠一、中村獅童、阿部寛、竹中直人、いかりや長介、赤座美代子、一戸奈未、田口トモロヲ、古田新太、牟田悌三、他 |
| 備考 |
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| 物語 |
東京・六本木ヒルズの中華料理店のテラスにいた若い男性が狙撃され、死んだ。
偶然、家族揃って食事に来ていて居合わせた、警視庁国際2課の刑事・円道寺きなこは、狙撃犯らしき男を発見し追跡。
不敵に笑って人波に消えた男は、国際犯罪組織「1211」のスナイパー、范火清(ハン・ホアチン)だった。
捜査会議の席上でこのことを発表したきなこと、きなこの上司で婚約者でもある船木は、上杉審議官に伴われて若田部首相の下へ。
実は、首相宛に、「1211」を名乗る人物から脅迫電話が入っていたのだった。
内容は、日本国民1億3千万人を誘拐した、身代金は5千億円、というもの。
狙撃事件は札幌、福岡と広がり、大阪では走行中のバスの運転手が撃たれて多くの死傷者が出た。
この事態に、警察上層部は、香港で服役中の王凱歌(ウォン・カイコー)を呼び寄せる。
王凱歌〜中国に生まれて、日本人の母と生き別れ、射撃の腕を買われて「1211」のスナイパーとなり、母を捜すためにチャン・ホイの偽名で留学生として来日して円道寺家にホームステイ、
長女・きなこと心通うようになったが、「刑事」と「スナイパー」として対決、母と対面を果たして一旦行方をくらました後、彼を消そうとした「1211」に、再会したきなこと共に挑んだが決着が着かぬまま警察に逮捕されていた男。
現場を見、事件の状況を聞いた王は、無差別に相手を選んだ一連の狙撃事件は、「1211」がやったとは思えないこと、きなこが遭遇した1件以外のスナイパー像等を語った。
これを受けた警察の捜査で、2人の容疑者が浮かぶ。
犯人は、犯行現場の録画映像や、首相との会話を録音したテープをマスコミに送りつけ、あるバッジを購入して身につけた者は標的から外すことを公表した。
これで、人々は騒然となる。
留置場に「1211」のボス・コー村木が現れ、王を連れ出した。
「1211」を抜けた范が「1211」の名を使っていることを明かしたコーと共に、王は范を探した。
そして地下鉄爆破計画を知って、仕掛けられた爆弾はきなこに電話で知らせて任せる一方、范と対決したが、身を潜めていた別のスナイパーにコーが撃たれ、王は逃げざるを得なかった。
きなこは、上杉審議官に突然襲いかかられて、訳が分からぬまま、銃で殺してしまった。
混乱しながら、背後にいる人物の影を追って、警察上層部とつながりのある弁護士・神宮児のオフィスに潜入。
そこで、きなこは、王と遭遇する。
一連の事件の黒幕は神宮児であることの確証を得、次の犯行計画を知った2人。
上杉審議官殺害の容疑者として手配され、それ以上に、初めて“人を殺した”ことに震えるきなこに、王は言う。
人を1人殺すと自分も死ぬ、自分はたくさんの人を殺したからもう自分の命も残っていない、きなこの分も自分が背負う、と。
犯行予定現場に、きなこと王は赴いた。次なる犯行を阻止するため。そして、神宮児達と決着をつけるため。
高層ビル街を舞台に、決戦が始まった・・・・・・・・・・。
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| 一言 |
2時間ドラマとして2作が放送されたシリーズの第3作目で、完結編として劇場版になったのが今作。
ストーリー上は少々粗があるけれどアクションは問答無用に見物、という前2作の特徴は、劇場版にも引き継がれていました。
王役の内村光良も、きなこ役の水野美紀も、期待に違わぬ動きを見せてくれました。
前2作と大きく違ったのは、その見物のアクション。
第1作のクライマックスは、王ときなこのカンフーでの決闘。
第2作のクライマックスは、王&きなこ対「1211」軍団のカンフーでの決闘。
ところが今回は、王のカンフーは中盤の范との闘いのみで(しかも、決着は着かず)、クライマックスのカンフーアクションはきなこだけ。
クライマックスの王は、神宮児と狙撃戦を展開したのでした。
もっとも、「恋人はスナイパー」という題名からすれば、3作目にしてようやくあるべき姿に落ち着いたのかも知れませんが。
ところで、王と神宮児の決戦場に、死んだ筈の人物が現れて「今度は1212で会おう」と告げ、「4」に続くのかと思わせるシーンがあります。
ラストシーンを見る限り、この続きはあり得ないように思え、しかし「1」のラストも無理矢理次につなげていたし・・・・さて?
ただ、王のことも温かく見守っていた、きなこの父・雁太郎役のいかりや長介が公開1ヶ月前に亡くなってしまった今、やはりこれで完結とせざるを得ないというのが実情ではないでしょうか。
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