| 公開 |
2008年2月9日 |
| 監督 |
中田秀夫 |
| 脚本 |
小林弘利 |
| 音楽 |
川井憲次 |
出演 |
松山ケンイチ、福田真由子、福田響志、鶴見辰吾、平泉成、工藤夕貴、高島政伸、正名僕蔵、金井勇太、佐藤めぐみ、
石橋蓮司、南原清隆、浪岡一喜、藤村俊二、瀬戸朝香、戸田恵梨香、細川茂樹、青山草太、田中要次、中村獅童、藤原竜也、他 |
| 備考 |
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| 物語 |
キラ事件終結後。Lはデスノートを焼却した。
だが、保護者で相棒のワタリは亡く、キラとの対決のために自らの名をデスノートに書いたLは、あと20日の命。
残り少ない命でLは、キラ対策室に籠もり、残った仕事=世界中の警察機関の依頼を淡々とこなしていた。
その彼のもとに、ワタリを頼って2人の子供が相次いでやって来る。
BOYは、タイで感染症の調査中に死んだFが、全滅した村から連れ出していた唯一の生き残りで、Fの遺言に従って来た。
二階堂真希は、ウイルス学の権威である父・二階堂公彦が、環境保護団体を装うテロリスト集団・ブルーシップと結託した助手の久條希実子の計略を阻止するため、
久條が開発したウイルスを自らの体に打って死んだ後、父の残した暗号をもとに、ワタリを探して来た。
亡きワタリに代わってBOYと真希を迎えたLは、二人から得た情報から、今起きていることを理解し、少し前に面会を求めて連絡してきたK=久條の襲撃を予見、脱出の準備をする。
久條と、的場大介率いるブルーシップは、増え過ぎた人類を減らすために、感染力と威力の強いウイルスを世界中にまくことを計画し、
二階堂博士はタイのウイルスを分析して、開発したのが久條であることを突き止め、それを使わせないために開発したワクチンを処分していた。
二階堂博士が開発していたワクチンを娘の真希が持ち出したと考えた久條は、真希がワタリを頼ったと思い、Lに接触しようとしたのである。
久條達がキラ対策室を襲撃した時、真希が飛び出して、復讐のために、ワタリに託す筈だった証拠のウイルスを、自身に注射。
久條達がひるんだ隙に、Lは真希とBOYの手を引き、駆けつけたFBI捜査官・駿河にも助けられて、移動用キラ対策室車両で脱出した。
駿河に車両を預けて囮にし、Lは真希とBOYを連れて、二階堂博士のかつての研究仲間・松戸博士のところへ向かう。
注射を打った真希が発症しないことから、それはワクチンだったとLは考え、松戸博士に調べてワクチンを作ってもらうつもりだった。
一方、久條達は、真希が持っていたのがワクチンではなかったと落胆したが、久條の表の顔を使って真希を新種ウイルスの感染者として公表、その逃亡を妨害する。
苦労の末に松戸博士のところにたどり着いた、Lと二人の子供。
松戸が行った検査で、真希が打ったのはウイルスで、糖をエネルギーとするウイルスであるので、低血糖の真希は発症が遅れているだけだと分かった。
糖さえ無ければウイルスは機能しないが、糖無しでは人間が生きていけない・・・・。
だが、ある種の糖はウイルスのエネルギーにはならない。又、BOYは、感染症で全滅した村の生き残り。
松戸博士は、真希とBOYの血液から資料を得て、ワクチン開発を急いだ。
真希が、姿を消した。
ワクチンが完成する前に、父の仇・久條と対決しようとしたのである。
だが、真希は久條が連れて来たブルーシップのメンバーに捕り押さえられてしまった。
Lは、真希を捕らえた久條達がアメリカに行くと判断。
松戸が作ったばかりでテストも済んでいないワクチンを持って、駿河の協力で、空港に急行する。
空港では、真希を緊急手術を要する患者に仕立てて、医師団に化けた久條達がアメリカ行きの旅客機に搭乗。
機の乗っ取りにかかるが、真希の血液が付着して、乗員・乗客だけでなく久條達まで感染症が発症し、機内は大混乱となる。
離陸を急ぐ久條達の機に、あと2日の命のLを乗せた車両が向かう・・・・・・・・・・。
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| 一言 |
「スターウォーズ エピソード3」のようなもので、その前にあったことは分かっているから基本的設定に時間を割く必要はないが、その後のことも分かっているから、破綻無く間を埋めなければならない
〜そんな、パズルのピースのような映画が、「デスノート」のもう一人の主人公とでもいうべきLを主人公とする本作。
死神のノート(デスノート)という非現実的な殺人道具の代わりに、人為的に作られた新種のウイルスという現実的な殺人道具を使う敵を相手に、天才的頭脳の持ち主だが頭で解決出来ること以外は苦手なLが孤立無援な状態になって、
走り、跳び、自らの身体を使って事件を解決しようとする・・・・と、「デスノート」本編におけるのとは随分異なるL像になっています。
派手な爆発シーンがあったり、随分貫禄不足(?)なFBI捜査官が出てきたり、「デスノート」本編とは趣の違うところも目立つものの、エンドロールと共に流れる主題歌まで含めて、
監督が交代しながら「デスノート」本編の世界観を壊さない範囲に収められていると思います。
Lの最期が決まっているがために、本作の事件ではLは何があっても死なないことがはっきりしていて、クライマックスの緊迫感が薄められているとはいえ、うまく作られたスピンオフ作品と言っていいでしょう。
L以外にアルファベットの偽名で活動している者達(しかも皆、ワタリに繋がっている)が登場しますが、この辺の設定は、説明が欲しかったところです。
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