| 公開 |
2009年4月25日 |
| 監督 |
マックス・マニックス |
| 原作 |
バリー・アイスラー |
| 脚本 |
マックス・マニックス |
| 音楽 |
川井憲次 |
出演 |
椎名桔平、長谷川京子、ゲイリー・オールドマン、柄本明、清水美沙、ダーク・ハンター、中原丈雄、若松武史、
小木茂光、浜田晃、坂東工、平山祐介、他 |
| 備考 |
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| 物語 |
日系アメリカ人、ジョン・レイン。アメリカの軍隊で工作員を経験し、現在は殺し屋を稼業としている。
仲介人のベニーから請けた今回の仕事は、国土交通省の官僚・川村を殺し、マスコミに渡すらしいメモリースティックを奪取すること。
だが、決行前夜に見知らぬ男に尾行され、叩きのめしはしたが、不穏なものを感じる。
翌日。データをコピーしたメモリースティックを、ペースメーカーを埋めている左胸に忍ばせて、川村は庁舎を出た。
彼を尾行する、レインと、アメリカのCIAアジア支局長ウィリアム・ホルツァーの部下達。
CIAは、レインより先に川村からメモリースティックを奪おうとしていたが、果たせぬまま、川村は地下鉄に乗る。
同じ車両に乗ったレインは、川村の間近に位置する。
突然川村が胸を押さえて苦しみ、駅のホームに降りたところで絶命した。
CIAのエージェントが見ている前で、レインは介抱するふりで川村の懐中を探り、その場を立ち去った。
川村の死は、心臓発作による自然死と一応断定されたが、国土交通省の高官が立て続けに3人“自然死”した事態に、警察では、ベテラン刑事タツが捜査を担当することになった。
ホルツァーは、レインがメモリースティックを奪ったものと考え、部下に行方を追わせる。
だがレインも、メモリースティックを入手していなかった。
川村の自宅に侵入したレインは、川村の娘と会うが、別の侵入者=CIAのエージェントと遭遇し、銃撃戦を制したものの、川村の娘も殺されてしまった。
夜のジャズバーで、川村のもう一人の娘・ピアニストのみどりに、レインは接近し、命を狙われていると告げた。
みどりは信じないが、本当に暗殺者が現れて、それを撃退したレインと共に、逃避行が始まる。
ホルツァーは、監視カメラ網を駆使して、レインの行方を追おうとするが、なかなか捕捉出来ずに、苛立つ。
監視カメラを警戒するレインが、みどりを連れて、留まることなく移動し続けていたからだ。
隠れ家にみどりを置いて、レインは、川村が接触する予定だったジャーナリストのトーマス・ベリマンに接触した。
ベリマンは、川村が持ち出したデータは日本政府の“弱み”になるもので、CIAはそれを入手してアメリカの対日本外交を有利にしようと画策していることを、レインに教えた。
ホルツァーの裏をかき続けて、レインとみどりは逃亡を続けた。
警察がみどりに、川村の死亡時の監視カメラ映像を確認して欲しいと連絡をしてきて、レインの勧めもあり、みどりは警察へ。
一方、レインは、川村の足跡をたどって、隠されていたメモリースティックを手に入れた。
逃げ続けていたレインが、ホルツァーとの対決に向かう・・・・・・・・・・・。
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| 一言 |
日本映画だけど、アメリカ人が書いた小説を映像化した、オーストラリア人監督作品で、主人公は殺し屋で、逃亡劇で・・・・と来れば、クライマックスには銃撃戦でもあるのかと思いきや、意外とおとなしい映画でした。
途中、“素人”であるみどりに、ジョン・レインが拳銃の使い方を教えるシーンがあり、みどりが襲撃者に向けて発砲するシーンがこの後にあるのだろうと思わせておきながら、
そんな展開はないのです。(みどりが引き金を引くことがないまま、拳銃はジョン・レインの手に返った。)
襲いかかる者には荒々しく対抗し、叩きのめすジョン・レインは、標的を仕留める時には銃器も刃物も使わず、「殺人」と気付かれないくらい鮮やかに仕事を済ます。
その立ち居振る舞いは、一瞬の隙も見せないが、存在感を消すかのように至極静か。
映画的な華やかさを抑制した、ジョン・レインの物語は、かえって説得力があるように思いました。
主演の椎名桔平は、この腕利きの殺し屋役をスマートに演じています。
どうにも気になったのが、キーワードとして何度も出てきた「メモリースティック」。
映されていた物は、どう見ても普通「USBメモリー」と呼ばれる物です。
棒状の記憶媒体には違いないけど、「メモリースティック」(ソニーの商品名)とは、普通呼びません。
配給がソニーエンターテイメントであることと関係ありそうですが、観賞中、ずっと違和感を感じていました。
もう一つ。続編を意識したのかもしれませんが(実際、原作小説は、シリーズとして続く)、ジョン・レインとみどりの最後のシーンですっきりした後に、あのラストシーンというは
・・・・後味が悪い気がしました。
ジョン・レインとみどりの最後のシーンで終わっていたら、随分印象が違っていたでしょう。
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