| 公開 |
2005年7月9日 |
| 監督 |
ジョージ・ルーカス |
| 脚本 |
ジョージ・ルーカス |
| 音楽 |
ジョン・ウィリアムズ |
出演 |
ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン、イアン・マクダーミド、サミュエル・L・ジャクソン、
ジミー・スミッツ、クリストファー・リー、他 |
| 備考 |
6月25日先々行上映、7月2日先行上映 |
| 物語 |
ジオノーシスの戦いを始めとする、クローン戦争勃発から3年。共和国と分離主義者勢力の戦争は銀河中で続き、戦況は激化していた。
そんな中、分離主義者のグリーバス将軍が共和国の首都・コルサントを急襲、元老院最高議長パルパティーンを拉致した。
ジェダイ・マスター、オビ=ワン・ケノービ将軍は、パダワンのアナキン=スカイウォーカーと共に、共和国軍を率いて、
パルパティーン救出のため、グリーバスの艦隊に向かった。
戦闘機で迎撃をかいくぐり、グリーバスの艦に飛び込むことに成功したオビ=ワンとアナキンは、多数のスーパー・バトル・ドロイドをなぎ倒し、パルパティーンが捕らわれている一室にたどり着く。
そこには、宿敵・ドゥークー伯爵が待ち構えていた。
オビ=ワンはドゥークーにフォースを当てられて気を失ったが、アナキンが、今回はドゥークーの両手を斬り飛ばした。
無抵抗になったドゥークーに、ためらうアナキンだったが、パルパティーンに促されるまま、首を跳ね飛ばしてしまう。
パルパティーンを連れて脱出にかかったオビ=ワンとアナキンは、スーパー・バトル・ドロイド隊に包囲されて捕まり、グリーバスの元に連行された。
しかしオビ=ワンとアナキンがフォースでライトセーバーを奪い返すや、形勢は逆転、グリーバスは艦を捨てて逃げた。
炎上する艦を、アナキンが無事にコルサントに不時着させて、パルパティーン救出作戦は成功に終わった。
帰還したアナキンに、秘密の結婚をした妻・パドメは、妊娠していることを告げた。
喜ぶアナキンだが、パドメが出産中に死んでしまう夢を見る。
かつて夢で見た通りに母・シミを亡くしたアナキンは、パドメを失うことを恐れた。
悩めるアナキンに、パルパティーンは囁く。
かつて、シスの暗黒卿ダース・プレイガスが命をも操る力を得たこと、プレイガスは弟子に殺されたこと、その力はジェダイからは学べないことを。
またパルパティーンは、アナキンに、ジェダイ評議会における代理人になって欲しいと頼んだ。
ジェダイ評議会は、クローン戦争勃発時に与えられた非常時大権を手放さず、任期を過ぎても議長の座に居座り続け、ジェダイ評議会に何かと口出しをする、パルパティーンの動向に疑念を持っていた。
パルパティーンの希望通り、アナキンはジェダイ評議会に出席することは認められたが、「マスター」の称号は与えられず、アナキンは不満を抱く。
そのアナキンにオビ=ワンが、評議会の秘密の使命を伝えた。パルパティーンの身辺を探れ、と。
戦線は銀河中に広がっていた。
キャッシークのウーキー族を支援するためにヨーダが、グリーバスがいると判明したウータパウにはオビ=ワンが、クローン軍を連れて出撃した。
ウータパウに到着したオビ=ワンは、4本のライトセーバーを振り回すグリーバスと交戦、勝利する。
ジェダイ評議会はアナキンに、ウータパウの戦況をパルパティーンに報告させた。
パルパティーンは驚くべきことをアナキンに告げた。自分こそ、プレイガスを殺した弟子であると。
さらに、アナキンをシスに誘うパルパティーンだが、アナキンはジェダイ聖堂に戻り、メイス・ウィンドゥに、パルパティーンがシスの暗黒卿だったと報告した。
同行を申し出たアナキンに残るよう指示し、ウィンドゥは3人のジェダイを連れてパルパティーン逮捕に向かう。
ウィンドゥ達4人のジェダイを迎えたパルパティーンは、本性を露わにし、隠し持っていたライトセーバーを起動するや、瞬く間に3人を斬り伏せた。
ウィンドゥはパルパティーンと激しく闘い、ウィンドゥが優勢と思われたところに、アナキンが現れた。
シスにとどめを刺そうとするウィンドゥと、アナキンに助けを求めるパルパティーン、なすべきことを迷うアナキン。
ウィンドゥがライトセーバーを振り上げた腕を、アナキンはとっさに自らのライトセーバーを起動して切断。
息も絶え絶えだった筈のパルパティーンは、電撃を放って逆にウィンドゥを殺してしまった。
自分のしたことに呆然となるアナキンは、暗黒面の力ならパドメを死から救うことが出来ると囁くパルパティーンの前に、跪いた。
パルパティーンは新たな弟子アナキンに、新しい名「ダース・ベイダー」を与える。
パルパティーンは、アナキン(ダース・ベイダー)に、ジェダイ聖堂のジェダイを皆殺しにするよう命じた。
又、各地のクローン軍に、「オーダー66」=ジェダイ抹殺を発動する。
ウータパウのオビ=ワンとキャッシークのヨーダは、クローン兵の不意打ちを切り抜けて、それぞれ脱出に成功した。
だが、キ=アディ=ムンディも、ブロ・クーンも、アイラ・セキュラも、他の多くのジェダイ達も、味方と思っていたクローン兵の攻撃に散っていった。
ジェダイ聖堂でクローン兵がジェダイ見習いの少年を殺すのを目撃したベイル・オーガナ議員は、1人でも多くのジェダイを救おうと行動を起こす。
オビ=ワンもヨーダも、オーガナの宇宙船に収容された。
善後策を練る中、オーガナに緊急特別会議招集がかかってコルサントに戻ることになり、その隙にオビ=ワンとヨーダは事の真相を探るため、ジェダイ聖堂に向かうことにした。
警備するクローン兵を倒してジェダイ聖堂に進入したオビ=ワンとヨーダは、見習いの子供を含めてジェダイが殺戮されたことを知った。
さらに、記録映像には、アナキンがジェダイを殺す姿が、アナキンがパルパティーンすなわちダース・シディアスに跪く姿が、残されていた。
生き残っているかも知れないジェダイに身を隠すよう通信を送った上で、ヨーダはダース・シディアスを倒すことに、オビ=ワンはアナキンを倒すことにした。
元老院では、パルパティーンが、ジェダイが反乱を起こしたと告げ、ジェダイ抹殺を宣言した。
さらに、より安定した社会を築くために共和国を解体して第一銀河帝国を樹立することと、自らが皇帝になることを宣言。
議場は万雷の拍手で満たされた。オーガナ達と共に出席していたパドメは呟く、「自由は死んだ」、と。
オビ=ワンから、アナキンが暗黒面に堕ちたと知らされたパドメは、アナキンが任務で行くと言い残していた溶岩惑星ムスタファーへ宇宙船を飛ばした。
その宇宙船には、オビ=ワンが忍び込んでいた。
ムスタファーには、分離主義者の幹部が集結していた。
ダース・シディアスの使者として到着したアナキンは、彼らを皆殺しにした。
さらにダース・シディアスの指示により、全ドロイドの機能を停止させる。
そこへ、パドメが到着。
ナブーの湖水地方で2人で暮らそうと訴えるパドメに、アナキンは、2人で皇帝を倒して銀河を支配しようと呼びかけて、絶望させる。
さらにアナキンは、オビ=ワンの姿を見て、パドメが連れてきたと誤解、あろうことか、フォースでパドメの首を絞め始めた。
オビ=ワンがアナキンの前に進み、アナキンはパドメを放す。意を決して「義務を果たす」と告げるオビ=ワン。
師と弟子であり、兄と弟であり、親友同士であった2人は、ライトセーバーを起動し、激突した。
コルサントでは、ヨーダがダース・シディアス(皇帝パルパティーン)に闘いを挑んだ。
執務室から議場へと場所を移して、ライトセーバーとフォースを駆使した激闘が続いた末に、ヨーダは議場の最下層に転落。
ダメージを受けたヨーダは、オーガナの支援を受けて逃げるしかなかった。
ムスタファーでは、オビ=ワンとアナキンの闘いが続いていた。
溶岩の飛び散る採掘施設を移動しながら、力の限りを尽くす2人の決闘は、一瞬の隙をついた攻撃で決着が着く。
オビ=ワンのライトセーバーの一閃が、アナキンの左腕と両脚を斬り落とし、機械の右腕だけでもがくアナキンの衣服に溶岩流の熱が火を点けた。
「選ばれし者だったのに!」オビ=ワンは、アナキンのライトセーバーを拾うと、身を焼かれるアナキンを残して立ち去る。
まだ息のあるパドメを連れてオビ=ワンは、ヨーダを救出したオーガナと合流。
小惑星ポリス・マサで、パドメに治療が施されたが、パドメは生きる気力を失っていた。
急いで胎内の子供を救うため手術が行われ、双子の兄妹が生まれる。
パドメは男の子にルーク、女の子にレイアと名付け、アナキンにはまだ善い心が残っていると言い残して、息絶えた。
一方コルサントでは、皇帝に回収されたアナキンが手術を受けていた。
手脚が失われた部分には機械の手脚が取り付けられ、生命維持装置付きの衣服とマスクをまとわされて、アナキンは命を取り留めた。
意識を取り戻したアナキンは、パドメの所在を皇帝に問う。
しかしパドメは死んだと聞かされて、アナキンは、絶叫した。
ヨーダとオビ=ワンとオーガナは、パドメが遺した双子をどうするか、協議した。
シスの目から2人を隠すため、レイアはオーガナが養女として養育し、ルークはタトゥイーンの身内に預けることとなる。
宇宙空間。巨大兵器・デス・スターの建造をスター・デストロイヤーの艦橋で見守る皇帝の傍らには、サイボーグと化した全身黒ずくめのシスの暗黒卿、ダース・ベイダーが立っていた。
オルデラーンでは、オーガナの妻が、養女・レイアを抱いていた。
そしてタトゥイーンでは、オビ=ワンから受け取ったルークを抱いて、アナキンの義兄オーウェン・ラーズとその妻ベルーが、沈む太陽を見詰めていた・・・・。
|
| 一言 |
第一作「スターウォーズ」(「スターウォーズ エピソード4 新たなる希望」)公開から四半世紀余り、遂に公開された完結編。
「エピソード1」でクワイ=ガン・ジンに見出されてジェダイ見習いになり、
「エピソード2」でジェダイとして成長しながら危うい面を見せたアナキン=スカイウォーカーが、
暗黒面に転落して悪の権化ダース・ベイダーになる過程が、「エピソード3」の骨格。
それは、自らの能力を過信して周囲に不満を抱く一方で、かつて母を救えなかったことが心の傷となって、妻を失うことを恐れ、力を希求した結果、
あろうことか、死から救いたかった筈の妻を死に至らしめ、自身の肉体すら半ば喪失し、結局得たものは機械の四肢と常に装着していなくてはならない生命維持装置に頼る肉体、
それに皇帝の下僕の地位と「ダース・ベイダー」の名だけだったという、凄まじい悲劇でした。
又、ジェダイ騎士団があっという間に壊滅した様も、共和国が帝国に転換する様も、うならされるものでした。
その他のいろいろなことも、先に作られた5作品と見事に接続していて(一部、謎は残りましたが)、見事です。
それにしても。
時系列的には本作より後の物語である旧3部作を見ているファンは、
共和国が崩壊して帝国が銀河を支配することも、
パルパティーンがダース・シディアスであり、銀河皇帝になることも、
アナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーになることも、
ダース・ベイダーが“あの”姿であるのはオビ=ワン・ケノービと闘って重傷を負ったためであることも、
ダース・ベイダーが多くのジェダイを殺したことも、
オビ=ワンとヨーダは生き残って隠れ住むことになることも、
アナキンとパドメの間に双子の兄妹が生まれることも、
双子の兄・ルークはタトゥイーンの叔父ラーズ夫婦に養育されることになることも、
双子の妹・レイアはオルデラーンのオーガナ夫婦の養女として育てられることも
・・・・つまり、「エピソード3」で語られるべき内容のほとんど結末まで知っているのです。
それにも関わらず、こんなに面白い!
この点において、実に希有な映画と言えるでしょう。
|