「スター・ウォーズ / クローン・ウォーズ」

公開
2008年8月23日
総指揮
ジョージ・ルーカス
監督
デイブ・フィローニ
脚本
ヘンリー・ギルロイ、スティーブ・メルチング、スコット・マーフィ
音楽
ケビン・カイナー
声の
出演
マット・ランター、ジェームズ・アーノルド・テイラー、アシェリー・エクステイン、ディー・ブラッドリー・ベイカー、 サミュエル・L・ジャクソン、キャサリン・テイバー、アンソニー・ダニエルズ、 イアン・アバークロンビー、クリストファー・リー、ニカ・フッターマン、コーリー・バートン、他
備考
  
物語
 分離主義派と、共和国軍=ジェダイ騎士団が率いるクローン軍団の戦い、クローン戦争が激しく続く最中、タトゥイーンの犯罪王ジャバ・ザ・ハットの幼子ロッタ・ザ・ハットが誘拐された。 パルパティーン元老院議長は、銀河外縁部に勢力を持ち、ハイパー・ドライブ航路を押さえているジャバ・ザ・ハットの協力を得るために、ジェダイ騎士団にジャバの子を救出することを要請。 メイス・ウィンドウとヨーダは、オビ=ワン・ケノービアナキン・スカイウォーカーをその任に当たらせることにしたが、 2人は惑星クリストフリスで、ウォーム・ロースサム将軍率いるドロイド軍との戦いに釘付けになっていた。
 クリストフリスに、ヨーダが出した伝令の少女アソーカ・タノが到着した。 彼女は、ヨーダの指令を伝えると共に、アナキンのパダワンになるよう言われていると告げる。 拒否するアナキンだが、アソーカと行動を共にすることに。
 オビ=ワンがクローン軍を率いて時間を稼ぎ、アナキンとアソーカが敵軍のシールド発生器を破壊したところへ、ヨーダが艦隊を連れて来て、戦闘は決着した。 ヨーダは、オビ=ワン達に、ロッタが監禁されている場所を突き止めたことと、改めて為すべきことを伝えた。 オビ=ワンは、ジャバとの交渉のためにタトゥイーンへ、アナキンは、シールド発生器破壊作戦を通じて力量を認めてパダワンにすることにしたアソーカを伴って、ロッタ救出のためにテスへ、飛び立つ。
 タトゥイーンでジャバと対面したオビ=ワンは、ロッタ救出の見返りに銀河外縁部航路の通行承認の約束を取り付け、アナキン達と合流するためにテスに向かう。 その直後、分離主義派のドゥークー伯爵がジャバに対面、ロッタを誘拐したのはジェダイだと、巧みにジャバを信じさせるのだが・・・・。
 テスでは、アナキン達が、ロッタが監禁されているポマー僧の僧院に着いた。 待ち受けるドロイド軍の猛攻撃にひるまず、クローン軍を率いてアナキンは、僧院を制圧した。 そして、アナキンとアソーカは地下牢のロッタを救い出す。
 だが、罠だった。ドゥークー伯爵の部下アサージ・ヴェントレス率いるドロイド軍が現れて、アナキン達に攻撃を開始。 アナキンとアソーカは、高熱に苦しむロッタを早くジャバの下へ連れて行こうと、キャプテン・レックス以下のクローン軍にその場を任せ、脱出を試みる。 二刀流のライトセーバーで行く手を阻むアサージの追撃をかわし、アナキン達は旧型貨物船を奪取して飛翔する。
 テスに駆けつけたオビ=ワンは、コマンダー・コーディ以下のクローン軍と共に、劣勢のレックス部隊に加勢、盛り返す。 又、オビ=ワンは、アナキンを追おうとするアサージとライトセーバーを激しく交え、アナキンがハイパー・ドライブ空間へ飛び去るまでの時間を稼いだ。 アナキンが去るのを察知して、アサージは戦線を離脱した。
 タトゥイーンで、迎撃機と交戦した損傷で砂漠に不時着したアナキン達は、ジャバの宮殿へ歩き始めた。 ドゥークーの接近に、アソーカにロッタを託して、アナキンがドゥークー伯爵を引き受けてライトセーバー戦を繰り広げる。 が、ドゥークーがアソーカが罠にかかっていることを教え、アナキンは彼のスピーダーを奪って、彼女の後を追う。
 アソーカは、ジャバの宮殿を目前にして、3体のマグナ・ガードに襲われて苦戦していた。 スピーダを飛ばすアナキンは、その戦闘に気付かずに宮殿に飛び込んでしまったが、アソーカは自力で全てのマグナ・ガードを返り討ちにして、アナキンの後を追う。
 一方、コルサントでは、パルパティーンから状況を聞かされたパドメ・アミダラが、ジャバの叔父ズィロ・ザ・ハットに会い、ジャバとの交渉の力添えを依頼するが、ズィロの反応は思わしくなかった。 実は、ロッタ誘拐は、ドゥークーがズィロの協力を得て行ったものだったのだ。 パドメはズィロの歩哨ドロイドに捕らえられたが、機転で危機を知らせたC−3POが連れてきたクローン部隊に救出された。
 ジャバの宮殿で、アナキンとアソーカは、ロッタを父・ジャバに差し出す。 ところが、ドゥークーに騙されていることを知らずにジャバは、部下に、アナキンとアソーカの処刑を命じた。 そこへ、コルサントのズィロから通信が入る・・・・・・・・・・。
一言
 「スター・ウォーズ」シリーズの、エピソード2とエピソード3の間に位置する物語で、初めての劇場版3D−CGアニメーション作品。 エピソード2の終わりに勃発したクローン戦争における、オビ=ワン・ケノービ、そしてジェダイの騎士に昇格したアナキン・スカイウォーカーの活躍を描く内容で、 「スター・ウォーズ」シリーズの一部を為す物語として、十分楽しい作品です。
 好き嫌いが別れるとすれば、人物の描き方でしょう。 木を削って作った人形をアニメーション化したような登場人物の姿は、妙に感じます。 ただ、実写版で演じた俳優の容姿に忠実に作画したら、3D−CGの技術は、実写と見分けが付かないような画を成立させていたかもしれません。 それはそれで、かえって変なので、この選択はこれで良いのだろうと考えます。
 逆に、違和感が無いのが違和感、だったのは、ドロイドやメカ、背景等です。 これらは、実写版においてもCGで描かれていたので、結果的に、アニメーションの中に実写が混ざっているかのような感覚がありました。
 進化したCG技術の功罪を、改めて感じる映画でもありました。
 「2」と「3」の間を、ほんの少し埋めた今作。 「2」と「3」の間はもとより、「1」と「2」の間にも、映像化されていないエピソードはたくさんある訳で、 今作のようにアニメーション作品の形でも、映画化されるなら、シリーズのファンにとっては喜ばしいことです。



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