「釣りバカ日誌14 お遍路大パニック」

公開
2003年9月20日
監督
朝原雄三
原作
作:やまさき十三、画:北見けんいち
脚本
山田洋次、朝間義隆
音楽
岩代太郎
出演
西田敏行、三國連太郎、浅田美代子、高島礼子、三宅裕司、加藤武、国村隼、鶴田忍、小野武彦、間寛平、西田尚美、 松村邦洋、さとう珠緒、濱口優。有野晋哉、笹野高史、中本賢、斉藤洋介、谷啓、奈良岡朋子、他
備考
  
物語
 ハマちゃんこと浜崎伝助のおかげで出世に縁の無かった佐々木課長が遂に次長に昇進し、鈴木建設営業三課に新課長・岩田が配属された。
 岩田が赴任した朝、いつものようにハマちゃんは遅刻して出勤。 仕事第一が過ぎて妻子に逃げられたほどの真面目人間・岩田は、早速ハマちゃんを再教育しようと、その晩、行きつけのブルース・バーにハマちゃんを連れて行くが・・すっかりハマちゃんのペースにはまってしまう。 おまけに、かつて振られた女性・みち子が、今はハマちゃんの妻だと知り、岩田はショックを受ける。
 スーさんこと鈴木建設社長・鈴木一之助は、疲れ気味。重役達に勧められてリフレッシュ休暇を取ることに。 そこでスーさんは、いつか行きたいと思っていた四国・お遍路の旅に行くことにし、ハマちゃんを誘う。 お遍路に興味の無いハマちゃんだが、行き先が高知と聞いて、態度一変。 使い果たしていた休暇を無理矢理取ってしまい、2人は高知に旅立った。
 最初はスーさんのお遍路に嫌々つき合っていたハマちゃん。川釣りをする人達を見て我慢出来なくなりついに、巡礼の杖を竿に持ち替えるのだった・・。
 川釣りで意気投合した運転手のタクシーで柏島の民宿に着いたハマちゃん達。 民宿の娘・みさきは、トラックの運転手をしながら、女手一つで息子・良介を育てる、“土佐のハチキン”。 家に閉じこもりがちな良介に、みさきはどう接して良いか分からずにいたが、ハマちゃんが釣りに連れ出し、良介は久しぶりに心から笑顔で笑った。
 ハマちゃん達が東京に帰った後、みさきが鈴木建設を訪ねて来た。 良介の心を開いてくれたハマちゃんに、お礼に来たのだが、あいにくハマちゃんは福島県の現場に出張中。 代わりに対応した岩田は、みさきに一目惚れし、東京案内を買って出た。
 ハマちゃんが出張を終えて営業三課に顔を出した時、岩田は心ここにあらずの体たらく。 突然席を立つと、課を飛び出してどこかへ行ってしまった。
 残された営業三課では、営業二課と、廊下で異常な様子の岩田とすれ違ったという佐々木次長を巻き込んで、何故か大乱闘に・・・・。 前代未聞の事態に、一同は社長室で絞られる。
 当の岩田の行き先は、高知・柏島だった。 みさきにプロポーズするも断られ、海に飛び込んだ岩田。 岩田が泳げないのを見て、追って飛び込んだみさき。 岩田は、一命を取り留めた。
 そして、鈴木建設社長室のスーさんの手元に、1通のFAXが届いた・・・・・・・・・・。
一言
 前作に続いて、特別料金1000円となった今作。 料金分、十分に楽しませてくれました。
 ハマちゃんが、使い果たした筈の休暇を無理矢理取るというのは、ワンパターンになってきた嫌いはありますが、釣りバカぶりは、分かっていても笑えます。 今回は、巡礼の杖に仕込まれていた釣り竿に、意表を突かれました。
 一方のスーさんが、また、楽しく釣りをしていなかったのが、少々寂しいところ。
 大の大人が、何がどうなったのか訳が分からない大乱闘を繰り広げたシーンは、もう大笑いでした。 冒頭でハマちゃんの上司・佐々木が昇進してしまって、これで佐々木は(映画の役としては)お役ご免かと思いきや、このシーンに登場して、騒ぎを大きくする役割を! ここは、佐々木役の谷啓、さすがと思わされました。
 今回の物語の結末は、「これで終わり?」と思うくらいあっけないものですが、このシリーズにはこれくらい単純なのがちょうどいいようです。



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