| 公開 |
2008年11月7日 |
| 監督 |
クリス・カーター |
| 脚本 |
クリス・カーター、フランク・スポトニッツ |
| 音楽 |
マーク・スノウ |
出演 |
デイビッド・ドゥカブニー、ジリアン・アンダーソン、アマンダ・ビート、ビリー・コノリー、アルヴィン・イグジビット・ジョイナー、
ザンサ・ラドリー、カラム・キース・レニー、アダム・ゴドリー、ニッキー・エイコックス、ミッチ・ピレッジ、他 |
| 備考 |
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| 物語 |
元FBI捜査官ダナ・スカリーは、今はキリスト教系病院に勤務する医師で、脳に特殊な疾患のある少年を担当していた。
そのスカリーを、FBIの捜査官が訪ねる。
用件は、行方不明になった女性捜査官モニカの捜索への協力。
ジョーという神父が透視能力で雪の中から、切断された人間の腕を発見し、モニカの「ヴィジョンが見える」と言って、捜査協力を申し出ており、
この種の超常現象の専門家として、モルダーの力が必要だというのだ。
スカリーと一緒にFBIのXファイル課で捜査官をしていたフォックス・モルダーは、殺人の濡れ衣で逃亡生活に追い込まれているのだが、
スカリーなら連絡がつくだろうと。
全てを水に流すというのが、FBIの示した条件。
隠遁生活を送るモルダーに、スカリーはFBIの話をした。
モルダーは、ジョーの超能力で、行方不明の妹・サマンサのことが何か分かるかもしれないと、一縷の望みを抱き、協力要請に応じることにした。
かくして、モルダーとスカリーの2人は、数年ぶりに、怪奇事件に関わることになる。
ホイットニー捜査官が指揮するFBIの捜査チームに合流して、モルダーとスカリーはジョーに会う。
ジョーには少年に対する性犯罪の過去があり、スカリーは犯歴を消すために一芝居打っているのだと主張。
しかしモルダーは、ジョーが目から赤い血を流すのを見て、本物だと確信する。
サマンサの写真をみせても、ジョーは全く反応しないのだが・・・・。
モルダーとスカリーの意見は、かつてのようにくっきりと割れ、モルダーはジョーの透視能力を信じ、スカリーは科学的に事件を見る。
別の誘拐事件が発生する一方で、発見された腕から動物用鎮静剤が検出され、ジョーのヴィジョンによって11人分のバラバラになった人体が発見されて、捜査が動く。
違法な臓器移植事件があぶり出され、FBIは検挙に乗り出したが、運び屋を追跡中に、あと一歩のところでホイットニー捜査官が殉職。
モニカの切断された頭部も発見され、FBIの捜査は終わる・・・・。
スカリーは病院に戻り、担当する少年の治療法を模索する。
悩むスカリーが、以前言われた「あきらめるな」という言葉の意味を尋ねに訪問した時、ジョーは倒れて、救急車で運ばれた。
単身、捜査を続けるモルダー。
バラバラの人体パーツ、そこから検出された動物用鎮静剤、誘拐された被害者の共通点・・・・モルダーは、大きな事件の核心に近付いていた。
負傷しながらも、遂に、人体実験とでも呼ぶべき、おぞましい手術が行われる現場に踏み込んだモルダーだったが、不意をつかれて絶体絶命の危機に陥る。
その頃、モルダーに何かが起きつつあることを知ったスカリーは、動かぬFBIに業を煮やし、かつての上司ウォルター・スキナー副長官の協力を得て、
モルダーを捜していた・・・・・・・・・・
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| 一言 |
1993年(日本では1995年)から2002年まで、1本の劇場版を挟む9シーズンで一応完結したテレビドラマの、最終回から6年ぶりの新作映画。
主人公・モルダーが、妹の失踪、エイリアンや陰の政府の謎等と闘う、SFドラマを主線に、様々な怪奇現象を盛り込みつつ、
謎を巧みに隠したままにする作りが醍醐味だった反面、最終シーズンの最終回が終わってもまだ主線に消化不良なところが残っていたことに、
決着を付けることを期待していたのですが、この点では肩すかしを喰らいました。
モルダーが隠遁生活をしているのは当然として、モルダーと一緒に逃亡生活を送らざるを得なくなった筈のスカリーが定職に就き、
モルダーを追っている筈のFBIは、スカリーとモルダーの間に連絡があると認識していながらモルダーを捕捉出来ずにいる。
・・・・最初のこの状況からして、「何故?」なのです。
「X−ファイル」らしいと言えば、らしいのですが。
さて。この6年ぶりの新作は、主線のドラマではなく、怪奇ドラマだったことも、肩すかしでした。
ただ、こういう話も「X−ファイル」らしいと言えば、らしいのも事実です。
結局、モルダーとスカリーの一応の完結作ではあっても、「X−ファイル」完結作ということではない印象で、そうなると、さらに新作を期待したくなります。
モルダーとスカリーがFBIに復帰しなくても、X−ファイル事件は続く訳です。
スキナーはFBIの現役だし、今作には登場しなかったジョン・ドゲット捜査官やモニカ・レイエス捜査官(今回登場した「モニカ」は、役者が違うので別人と思われる)が主役格だったシーズンもあるのだし。
だけど、FBIから離れても、モルダーがやっていることは現役時代と変わりなく。
原題の副題は「I WANT TO BELIEBE」(私は信じたい)で、これなら本作に沿ったものだったところ、
邦題の副題は「真実を求めて」と、別の言葉に置き換えられていて、これだと、「真実」=テレビシリーズの主線だったエイリアン等の謎の追究を指す意味にもなり、
“続き”への期待が煽られます。
とはいえ、このまま謎は隠されても、これもまた「X−ファイル」らしいと言えば、らしいのです・・・・。
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