| 1983年(CD化は後) | |
| 10曲 | |
| 41分49秒 | |
| 4枚目のアルバム。
代表的ヒット曲、「初恋」と「踊り子」を収録する1枚。
(「初恋」は、イントロの前に少しメロディが追加されたアルバムバージョン。) 前作までに比べ、郷愁を誘う歌が影を潜め、替わって、暗い(・・・・)名曲が目立ちます。 ジャケットは、3枚目の「夢の跡」までは本人の写真が使われていましたが、このアルバムから、切り絵になりました。 |
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| 「冬物語」(4曲目) 歌の舞台は札幌。 寒い季節、小さな幸せも夢もつかみきれず、孤独な主人公。 悲しいことも白い雪が覆い尽くして、やがて溶けて洗い流し、暖かい春が訪れる、けれど今は、心が凍てつくように冷え切っている・・という感じ。 「モザイク」(5曲目) 歌詞の内容は、壊れてしまった恋を歌うものですが、印象的なのは終わりの部分。 ボーカルが終わった後、延々とメロディだけが流れ、やがてフェードアウトするのですが、この部分を聴くと、灰色の雲が空を覆い尽くし、速いスピードで流れる情景を思い浮かべます。 歌の主人公の、正に暗雲漂う心情を現しているようなのです。 「挽歌」(8曲目) かなり悲惨な状況の歌詞。 大切なものを失って、難破した船のように、身も心もボロボロに疲れ果て、進むべき道が分からなくなり、冷たい風の吹く浜辺で、灰色の海と空をみつめ、途方に暮れている・・という、寒々とした情景が思い浮かびます。 といって、海に身を投じるのではなく、主人公は、生きて行くのです。 なくしたものを悼みながら。 たとえ、行くあてさえなくとも・・・・。 |