村下孝蔵
「汽笛がきこえる街」

発売
1980年(CD化は後)
収録曲数
10曲
演奏時間
41分59秒
感 想
 歌人・村下孝蔵の、記念すべきファーストアルバム。 帯に書かれている言葉、「忘れかけた郷愁を歌に託して・・・」の通り、郷愁あふれる歌が詰まっています。
 全体として、後の村下孝蔵の歌に比べると荒削りな感じの楽曲群ですが、そこが魅力的でもあります。
 珍しいのは、8曲目の「一目ぼれ」。 ややロック調の曲で、一人称が「俺」、二人称は(女性をさして)「お前」。 内容も、一目惚れした女を口説くもの。 意外な感じの、激しい歌です。
厳選3曲
「松山行きフェリー」(1曲目)
 広島の宇品港から、好きな人が松山行きの船に乗って離れて行くのを見送った、本人の経験が元になっているという歌。 ドラマがあります。
「青春の日々に」(5曲目)
 時は流れ、過ぎ去った日々は帰って来ない。 喜びも悲しみも過ぎて行く。 それでも生きることは素晴らしいこと。 人は簡単には死なないもの。 〜そんな歌です。
「故郷へ」(10曲目)
 久しく帰っていない故郷へ思いを馳せている歌。 “ばあちゃん”、“兄ちゃん“、“姉ちゃん”、“おやじ”、“おふくろ”、と心の中で語りかけ、故郷での再会を夢見て、最後に、“じいちゃん”には「花を飾るから」と。 “じいちゃん“だけは故人のようで・・・・・・最後の一節が何とも言えません。



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