沢田聖子
「夢のかたち」

発 売
1985年(1994年廉価版CD)
収録曲数
10曲
演奏時間
48分28秒
感 想
 帯には、「SHOKOの“夢”は自由形」の言葉。 ジャケットには24のポーズをとる沢田聖子。 LPレコードのサイズからCDサイズに縮小したこのジャケットは、1枚1枚の写真が小さくて、少々厳しいかも。
 「小さな船」、「TEEENAGER」と、人生に悩む2曲が続いた後、恋の歌が7曲、最後がメッセージ色の強い「Don't forget forever」という構成。
 印象的なフルートが、「風色のチャンス」に使われています。 やや寂しげな音色なので、「チャンス」と言う割には晴れ晴れとしないのですが・・・・。
(手元にあるのは、1994年発売の廉価版。)
厳選3曲
「小さな船」(1曲目)
 6分43秒の長い曲。 アルバムタイトルの「夢のかたち」とは、この「小さな船」の中に出て来る言葉。
 1分30秒を超える長いイントロからは、小舟が、静かな水面をゆっくり滑るように進む様が思い浮かびます。
 大きな夢を抱いて、人生の大海に漕ぎ出したものの、時が過ぎ、夢はどこかへ。 それでも、夢を捨てたのではなく、夢の“形”が変わっただけだと言う主人公。 言い訳のようでもあり、強がっているだけのようでもありますが、まだすっかり諦めたわけではない、でも寂しげに、漂っているかのようです。
「TEENAGER」(2曲目)
 「小さな船」がかつて少女だった女性の歌なら、「TEENAGER」はかつて少年だった男性の歌。
 「違う!違う!」といつも心で叫んでいた少年は、大人になった今も「違う!違う!」と叫び続ける。 疑問を感じていたレールの上を、結局そのまま走るように進んで来てしまった人生を疑いながら、答えが分からず、でもその答えは自分で探すしかなく、叫び続ける主人公。
 10代の時と同じ叫びを続ける彼は、やはり“諦めていない”人なのでしょう。 自分で答えをみつけるまで、心で叫びながら・・・・。
「Don't forget forever」(10曲目)
 収録曲中で、とびっきり楽しげなメロディに乗せて、ステージ上から呼びかけるような、そのまんま、シンガーソングライター・沢田聖子がファンへ贈るメッセージソング。
 誰にも同じように流れる時間、楽しまなくては損だと言い切るフレーズは、その通りです。



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