平成24年06月 選句結果
得点 | 兼題 「父の日」 | 作者 | 戴いた人 | |||||
3 | 父の日に受け継ぎし技懐かしむ | ちあき | 静歩 | 零風 | 西寿 | |||
3 | 父の日やとりあえず髭剃ってみる | 七海 | 244 | まさき | 優美 | |||
2 | 父の日に孫とえがくやパパの顔 | しおみ | 狂平 | だいご | ||||
2 | 父の日や今日も朝から畑仕事 | 静歩 | おさむ | いくこ | ||||
2 | 父の日やデイサービスの車来ず | まさき | しおみ | 小自良 | ||||
2 | 父の日が蘇らせるあの戦禍 | 狂平 | 可不可人 | 七海 | ||||
1 | 父の日や筆の持ち方描き方 | 零風 | 春雪 | |||||
1 | 父の日や父の遺影につもる塵 | だいご | 晶子 | |||||
1 | 父の日や剃刀あてる音のよき | 晶子 | あきこ | |||||
1 | 父の日や額の写真とうり二つ | 優美 | ちあき | |||||
得点 | 雑詠 | 作者 | 戴いた人 | |||||
6 | 山里の一時にぎわう田植え時 | ちあき | 狂平 | まさき | 零風 | いくこ | 西寿 | |
優美 | ||||||||
4 | 再検査帰りは一転梅雨晴れ間 | だいご | 小自良 | ちあき | あきこ | 七海 | ||
4 | 雪渓のまぶしさ若き日の還る | あきこ | 春雪 | 晶子 | 七海 | 優美 | ||
3 | 金環の天空仰ぐ初夏の朝 | 春雪 | 可不可人 | いくこ | 西寿 | |||
3 | 日差し浴び涼なき原の牛の群れ | いくこ | 静歩 | 晶子 | まさき | |||
2 | 清盛と常磐のさだめ沙羅の花 | 春雪 | しおみ | あきこ | ||||
2 | 走り梅雨哲学話し老いの恋 | 晶子 | 244 | 零風 | ||||
2 | ほととぎすセピアの恋に胸騒ぎ | 優美 | 可不可人 | 狂平 | ||||
2 | リラの雨影を写して落ちにけり | いくこ | 春雪 | 244 | ||||
1 | 朝鳥の声よく通る衣更 | あきこ | だいご | |||||
1 | 草むしる木立の裏の小山かな | まさき | だいご | |||||
1 | シャネルより香しきかな栗の花 | 優美 | ちあき | |||||
1 | セシュウムの検出されぬ新茶売る | 静歩 | おさむ | |||||
1 | 夏シャツや箪笥かきまぜ妻いずこ | だいご | 静歩 | |||||
1 | 日食の空宇宙(そら)となる子どもかな | 七海 | おさむ | |||||
1 | 若苗に添え木夢のせ水やりぬ | ちあき | しおみ | |||||
1 | 衣替え断捨離の季と妻勇み | 狂平 | 小自良 | |||||
私の選んだ一句 | ||||||||
父の日やとりあえず髭剃ってみる | 七海 | 「そうそう取り敢えずね。父の日だもの何か良いことがありそうよ!」(優美) |
||||||
父の日や今日も朝から畑仕事 | 静歩 | 「母の日より影は薄い 父の日 一抹の寂しさを動く事で紛らわす」(おさむ) 「父の日でも、畑や仕事の有るお父さんは休めませんよね、誰だ父の日・母の日等作った人は?」(いくこ) |
||||||
父の日やデイサービスの車来ず | まさき | 「幼稚園バス デイサービスの車に、集団登校の小学生街角風景です。そのうちのどれが欠けても 不安です。」(しおみ) 「之が厳しい現実の刻」(小自良) |
||||||
父の日が蘇らせるあの戦禍 | 狂平 | 「お父様への思いには戦争が必ず付いてくる・・・戦争は忘れることができません。」(七海) |
||||||
父の日や父の遺影につもる塵 | だいご | 「私にもお水を上げないと云う引け目があります。同感。」(晶子) | ||||||
父の日や額の写真とうり二つ | 優美 | 「やはり DNAは正直ですね。似ていてよかったですね・・・二世俳優さんの声までそっくりに驚いたことがあります」(ちあき) | ||||||
山里の一時にぎわう田植え時 | ちあき | 「我が家でも田植えの時には家を出ている子供たちも手伝いに帰ってきてくれます。もちろん、秋にはお米を送りますけどね!田舎の人口も農繁期には一時増えるようです。」(まさき) 「普段静かな山郷が、早乙女などで、にぎやかに田植えをするのでしょうね。畔にお弁当など広げて。」(いくこ) 「家族・親族揃って昔ながらの田植え風景が浮かびます。賑やかに笑い声を発する子供や孫の声が聞こえそう。豊作の秋には又この賑わいが待っていますね。」(優美) |
||||||
再検査帰りは一転梅雨晴れ間 | だいご | 「再検査、まずは良好とお見受けしました。」(小自良) 「気分が天気によって・・・ほっとしますね」(ちあき) 「良かったですね!ぱぁっーと明るくなりますね。」(七海) |
||||||
雪渓のまぶしさ若き日の還る | あきこ | 「本物は見たのは一回だけ、美しく清らかなこと!」(晶子) 「若い日のまぶしさが蘇る、そんな瞬間があります。清々しい句と思います。」(七海) 「若き頃に夢中で登った山の想い出でしょうか。デートの想い出かな。若さは良いですね。」(優美) |
||||||
金環の天空仰ぐ初夏の朝 | 春雪 | 「私の6〜7歳の頃かしら、皆既日食が有りましたよ。子供ながら不気味な感じでした。」(いくこ) | ||||||
日差し浴び涼なき原の牛の群れ | いくこ | 「夏の厳しさが感じられ広々とした原の景色が浮かびます。」(晶子) | ||||||
清盛と常磐のさだめ沙羅の花 | 春雪 | 「盛者必衰。北島、イチロー、なでしこ いずれにも かげりあり。」(しおみ) | ||||||
シャネルより香しきかな栗の花 | 優美 | 「栗の花の香りがいいのですか? 知りませんでした。昔『花は器量が悪いので、田植えの忙しい時に人知れず、咲く』と聞いた記憶があります。香りがよかったのでしたらうれしいな〜」(ちあき) | ||||||
セシュウムの検出されぬ新茶売る | 静歩 | 「風評被害がなければよいが」(おさむ) | ||||||
日食の空宇宙(そら)となる子どもかな | 七海 | 「普段 挨拶だけの近所も会話が弾む金冠様様です」(おさむ) | ||||||
若苗に添え木夢のせ水やりぬ | ちあき | 「北の植物園では苗若木へ目配り雪対策、当然ですが。」(しおみ) | ||||||
衣替え断捨離の季と妻勇み | 狂平 | 「この後が怖い、断捨離物が又増える。」(小自良) |