平成27年10月 選句結果
得点 | 兼題 「秋の暮」 | 作者 | 戴いた人 | |||||
5 | 車中まで染めて落ち行く秋の暮 | 桜桃 | かれん | 晶子 | あきこ | 七海 | むらさき | |
2 | 黄金色稔りに安堵秋暮れて | しおみ | あっこ | 静歩 | ||||
2 | また来ると墓に約束秋の暮れ | 七海 | 西寿 | 零風 | ||||
2 | 役終えて家路を急ぐ秋の暮 | 西寿 | ちあき | 244 | ||||
1 | 陽だまりに猫丸くなる秋の暮 | 零風 | いくこ | |||||
1 | プレーオフ選手三人秋の暮れ | 静歩 | しおみ | |||||
1 | 山の端に未だ陽の力秋の暮 | あきこ | 桜桃 | |||||
1 | リフォームの計画進まず秋の暮 | 244 | 春雪 | |||||
得点 | 雑詠 | 作者 | 戴いた人 | |||||
6 | 久々の日差しをたたむ秋日傘 | あきこ | かれん | 晶子 | いくこ | 桜桃 | あっこ | |
244 | ||||||||
4 | 台風のことなく過ぎて独り酒 | 西寿 | ちあき | あっこ | 静歩 | 七海 | ||
3 | 朝刊を待つ身を包む秋の風 | 零風 | 西寿 | 桜桃 | あきこ | |||
2 | 金木犀香り立つ空どこまでも | ちあき | 七海 | 零風 | ||||
2 | 潮騒の隠岐の岬や馬肥ゆる | 春雪 | 晶子 | 西寿 | ||||
2 | 若き日の傲慢おもう夜長かな | 七海 | しおみ | あきこ | ||||
2 | 満月や今グッピーが子を生めり | 静歩 | しおみ | 244 | ||||
1 | 秋雨や村の社の鎮もれり | 244 | いくこ | |||||
1 | 海霧の流るる岬明けはじむ | 春雪 | 静歩 | |||||
1 | こうようかもみじか迷う南禅寺 | 静歩 | かれん | |||||
1 | 校舎からラッパ聴こえて天青し | 七海 | 春雪 | |||||
1 | 紫蘇の実のししゃもに飾り興を呼ぶ | 晶子 | むらさき | |||||
1 | 田んぼ道十五夜お月さん一人じめ | 244 | 春雪 | |||||
1 | ハロウインかぼちやのお化け大威張り | 零風 | むらさき | |||||
1 | 姫百合の盛り華やぎ女子学生 | 晶子 | ちあき | |||||
1 | 故郷や黄金の稲穂なみをうち | 西寿 | 零風 | |||||
私の選んだ一句 | ||||||||
車中まで染めて落ち行く秋の暮 | 桜桃 | 「落日の傲然としたさまが車中を半分まで染めてくれてゆくと行く表現で響きました自然の持つ力強さとこれから来る長い冬への人間の弱さを同時に感じました。」(かれん) 「斜めには入って来る夕日の感じが良く分かります」(晶子) 「しばらくは夕陽と走る すばらしい光景。」(あきこ) 「秋の日の入りは、どこかなごりおしげです。」(七海) |
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役終えて家路を急ぐ秋の暮 | 西寿 | 「地域かクラブか、お役の方は準備からあと片づけまで大変ですが、、無事終えるとホッとします、気が付けばすっかり夕暮れ、、、なんですねーー」(ちあき) | ||||||
陽だまりに猫丸くなる秋の暮 | 零風 | 「何とものどかな・・・句ですね、此の頃つるべ落としに暮れて行きます、猫も陽だまりが大切な場所でしょう。」(いくこ) | ||||||
リフォームの計画進まず秋の暮 | 244 | 「高齢化と同時に住宅も高齢者向きにリフォームを考えねばなりません。大変な出費ですが自宅介護を望めばなおさらですね。」(春雪) |
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久々の日差しをたたむ秋日傘 | あきこ | 「先日 日傘をさしている人を見て ほとんど夏中帽子党の日傘を差さない私にはオータムのこの時期にと奇異に見えましたが秋日傘などと言う美しい表現もあるのですね和服のお似合いの清楚な方だったのでしょうか」(かれん) 「日差しを受けた日傘の太陽が傘を畳んだ時キラキラと落ちて行く様な そんな感じがしました。」(いくこ) 「日差しをたたむと言うのが気に入りました。」(晶子) |
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台風のことなく過ぎて独り酒 | 西寿 | 「独りはちょっと侘しいけれど、、まあ台風被害無く独り酒も風情ありです、、ワタクシはコーヒーかな」 (ちあき) 「なんかかっこいいなあ、独り酒が効いていますね。」(七海) |
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朝刊を待つ身を包む秋の風 | 零風 | 「早く目覚めてしまってドアをでて(散歩をして)新聞を待っておられるのではと想像しました朝風にいちはやく秋の訪れ感じられたのでしょう」(あきこ) | ||||||
金木犀香り立つ空どこまでも | ちあき | 「どこまでも広がる澄みきった青空、金木犀のかおりも空高く。」(七海) | ||||||
潮騒の隠岐の岬や馬肥ゆる | 春雪 | 「馬肥ゆる と言うのが豊かでいいですね。」(晶子) | ||||||
若き日の傲慢おもう夜長かな | 七海 | 「作者に共感します、かつて私もそうだったと 思いますもの。」(あきこ) | ||||||
秋雨や村の社の鎮もれり | 244 | 「句の中に絵が見えますね。」(いくこ) | ||||||
こうようかもみじか迷う南禅寺 | 静歩 | 「また行こうかなという想いに誘われました」(かれん) | ||||||
校舎からラッパ聴こえて天青し | 七海 | 「我が家も学校が近くにあり、よく吹奏楽部の練習が聞こえて来ます。先生の叱責する声や生徒の笑い声も聞こえて来ます。」(春雪) | ||||||
田んぼ道十五夜お月さん一人じめ | 244 | 「満月のお月さんを独り占め出来る風景が浮かびます。素晴らしい環境の作者が羨ましいです。」(春雪) | ||||||
姫百合の盛り華やぎ女子学生 | 晶子 | 「ワタクシにもこんな時期もあった、、屈託なくて、彼女たちを見ているとまぶしいです」(ちあき) |