平成28年1月 選句結果
得点 | 兼題 「初夢」 | 作者 | 戴いた人 | |||||
4 | 九十歳新年寝正月ときめ | 静歩 | おさむ | 七海 | かれん | |||
3 | 初夢や難病すべて消えてゐて | 春雪 | あきこ | 零風 | 無垢 | |||
3 | 初夢や夢でなければ逢えぬひと | あきこ | しおみ | 西寿 | むらさき | |||
2 | 初夢や京人形の紅さして | 晶子 | 244 | 静歩 | ||||
1 | 初夢や思ひだしては緩む頬 | 西寿 | 桜桃 | |||||
1 | 初夢は亡き妻と行く古里に | 零風 | いくこ | |||||
1 | 初夢や明日も会いたき夫のゐて | 桜桃 | ちあき | |||||
1 | 初夢やどんぶらこっこ宝船 | 七海 | 春雪 | |||||
得点 | 雑詠 | 作者 | 戴いた人 | |||||
7 | 言の葉にいのち吹き込む初句会 | あきこ | ちあき | 零風 | 七海 | 桜桃 | 西寿 | |
無垢 | 静歩 | |||||||
4 | ジョーカーのくるくる廻る初笑ひ | 春雪 | しおみ | 桜桃 | 244 | むらさき | ||
3 | 九十四歳良く生きて居る老いの春 | 零風 | ちあき | 七海 | 無垢 | |||
2 | 寒の星掴んでみたき山の宿 | 七海 | かれん | 244 | ||||
2 | 北風や隣も空家になりにけり | 244 | しおみ | おさむ | ||||
2 | 散歩みち梅ほころびて軽き足 | 桜桃 | いくこ | 西寿 | ||||
2 | 窓ガラス曇らせつつく牡丹鍋 | 西寿 | おさむ | 零風 | ||||
1 | お雑煮のおくに自慢のなじみ味 | しおみ | 春雪 | |||||
1 | 空青し恋は成就の初神籤 | あきこ | いくこ | |||||
1 | 地蔵にも愛しき頭巾春装ひ | 桜桃 | あきこ | |||||
1 | たたずめば犬の瞳に冬の雲 | 七海 | むらさき | |||||
1 | 年の瀬や拍子木叩き子ら通る | 西寿 | 春雪 | |||||
1 | 七草をスーパーで買う今昔よ | ちあき | 静歩 | |||||
1 | 升床のお鏡小さきめでたさよ | 晶子 | かれん | |||||
1 | 女正月朝から浴びる露天風呂 | 春雪 | あきこ | |||||
私の選んだ一句 | ||||||||
九十歳新年寝正月ときめ | 静歩 | 「卒寿にもなると正月にも興味ない 炬燵守で一日が 過ぎて行く」(おさむ) 「それもまた佳きかな。」(七海) 「 90歳 そこまでお健やかにお過ごしの事お祝い申し上げます。自分の健康に逆らわず 自由自適に生きて居られる賢明さに惹かれました」(かれん) |
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初夢や難病すべて消えてゐて | 春雪 | 「めでたい初夢に 消えた夢は縁起がよい。病からすこしでも解放されて穏やかな一年だとよいですね。」(あきこ) 「夢でなくって正夢で気になる病が消えてなくなっていたら!と願います。」(無垢) |
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初夢や夢でなければ逢えぬひと | あきこ | 「初夢では、うつし世では無理な人が一位、直球勝負です。」(しおみ) | ||||||
初夢や思ひだしては緩む頬 | 西寿 | 「倖せを感じられるいい夢だったのですね。緩む頬・・・良いですね。」(桜桃) |
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初夢や明日も会いたき夫のゐて | 桜桃 | 「ほほえましいですねーー」(ちあき) | ||||||
初夢やどんぶらこっこ宝船 | 七海 | 「中7の言葉がより初夢を大きくされましたね。(春雪) | ||||||
言の葉にいのち吹き込む初句会 | あきこ | 「初句会に意気込みを感じます、素敵ですね」(ちあき) 「清々しい句だと思いました。」(七海) 「やまと言葉を上手に使われて生きた表現をされる読み手の皆さまに いつも感心しています。」(無垢) |
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ジョーカーのくるくる廻る初笑ひ | 春雪 | 「追い出したのが、また帰ってきたよ。ロクでないことほど つきまとう。」(しおみ) 「お孫さんを交えてのトランプでしょうか。楽しい笑顔が目に浮かびます」(桜桃) |
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九十四歳良く生きて居る老いの春 | 零風 | 「ステキです、、こんなにも長生きされても、なお明るい感じで!!」(ちあき) 「俳句を詠む九十四歳、ステキな老い方をなさっていらっしゃる。」(七海) 「70歳を過ぎると一年一年の重みを感じます。良く頑張って おん年94歳の春を楽しまれる心意気がすばらしいと思います。」(無垢) |
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寒の星掴んでみたき山の宿 | 七海 | 「お正月はいで湯の宿でお過ごしですか 冬の星の凍るような美しさ 宇宙の広大さを感じますね」(かれん) | ||||||
北風や隣も空家になりにけり | 244 | 「そうして古い町屋が増えて行くのか何年か先の我が家も・・・。」(おさむ) | ||||||
窓ガラス曇らせつつく牡丹鍋 | 西寿 | 「外は雪か あれ 眼鏡も曇るのです何も見えない」(おさむ) | ||||||
お雑煮のおくに自慢のなじみ味 | しおみ | 「お雑煮には幼き頃からの味って覚えています。名古屋勤務の頃の雑煮には馴染めなかったです。」(春雪) | ||||||
地蔵にも愛しき頭巾春装ひ | 桜桃 | 「お地蔵さまの赤い頭巾が見えるようです。新春 明るい気持ちになりました。」(あきこ) | ||||||
年の瀬や拍子木叩き子ら通る | 西寿 | 「年の瀬の一場面を切り取られ詠まれた俳句に感銘しました。」(春雪) | ||||||
升床のお鏡小さきめでたさよ | 晶子 | 「一人暮らしの私も可愛らしいお鏡をお供えしました部屋の隅でちんまり座っているだけでお正月だなと胸が温かくなりました」(かれん) | ||||||
女正月朝から浴びる露天風呂 | 春雪 | 「朝から浴びる露天風呂はなにかしら豪快ですー 女正月を羨ましく詠んだ男性の句かしらとおもいました♪」(あきこ) |