平成28年8月 選句結果
得点 | 兼題 「星流る」 | 作者 | 戴いた人 | |||||
3 | 山小屋の窓をかすめて星流る | 春雪 | 西寿 | むらさき | 桜桃 | |||
2 | 流れ星追えば地球の丸さかな | 桜桃 | ちあき | 七海 | ||||
2 | 流星を指さす子の眼キラキラと | しの | あきこ | しおみ | ||||
1 | 流れ星見落とすまひと睨む空 | 西寿 | おさむ | |||||
1 | 流れ星吾子のみたまの輝きて | 晶子 | しの | |||||
1 | 流星のつかのま願い事多し | あきこ | 春雪 | |||||
1 | 星流れ永六輔の逝きにけり | 七海 | 244 | |||||
得点 | 雑詠 | 作者 | 戴いた人 | |||||
5 | 夕立ちに術なくカバン胸に抱き | 桜桃 | ちあき | おさむ | あきこ | しおみ | 244 | |
4 | 打水の乾く早さや石畳み | 西寿 | ちあき | しの | むらさき | 桜桃 | ||
2 | 雷雲を映して海は鈍色に | しの | 西寿 | 七海 | ||||
2 | 退院の許可に嬉しき遠花火 | 桜桃 | しの | むらさき | ||||
2 | 寅さんの帽子ポツンと雲の峰 | 七海 | あきこ | 244 | ||||
1 | 青芝に座して貨車行く長々と | 晶子 | 七海 | |||||
1 | 青春のこだま残れり雲の峰 | あきこ | 春雪 | |||||
1 | 百日紅大樹となりて垣根越す | 西寿 | しおみ | |||||
1 | 線香の火球稔りて告白へ | しおみ | 春雪 | |||||
1 | 人待つは千金の刻ソーダ水 | あきこ | 桜桃 | |||||
1 | ほととぎす啼く夜の浅き眠りかな | 七海 | 西寿 | |||||
私の選んだ一句 | ||||||||
山小屋の窓をかすめて星流る | 春雪 | 「周りに灯りがない山小屋ではとりわけ綺麗に見えるでしょう。窓をかすめるという表現が良いですね。」(桜桃) | ||||||
流れ星追えば地球の丸さかな | 桜桃 | 「雄大な景色! 地球のどこかで争いが 起きているなんて、ウソみたい」(ちあき) | ||||||
流星を指さす子の眼キラキラと | しの | 「流星と子の眼のきらきらがあいまっていいですね」(あきこ) | ||||||
流れ星見落とすまひと睨む空 | 西寿 | 「瞬きもしないで 待っているのは 疲れますな」(おさむ) | ||||||
百流星のつかのま願い事多し | あきこ | 「流星の流れる瞬間に願い事とはもう私には無理!無理」 (春雪) | ||||||
夕立ちに術なくカバン胸に抱き | 桜桃 | 「若く初々しい新入社員を想像しました。 ちょっとせつないです」(ちあき) 「 わが身濡れても これだけは濡らすまいと中には大事な物か」(おさむ) 「駆け抜けるなら頭に乗せてですが小止みになるのをしばし待つ夏の一風景 」(あきこ) |
||||||
打水の乾く早さや石畳み | 西寿 | 「まったくですね〜ジュンと湯気が立ち音が聞こえてきそうな、日々の暑さです」(ちあき) 「今年の暑さには焼け石に水を実感です。料亭の打ち水=石畳=京都? 何って発想も楽しいです。」(桜桃) |
||||||
寅さんの帽子ポツンと雲の峰 | 七海 | 「渥美清さんが亡くなってこの夏で20年、 はまり役の寅さんで今もどこかの空の下に飄々といてほしいです〜」(あきこ) | ||||||
青春のこだま残れり雲の峰 | あきこ | 「一昨年までは登山を楽しんでいましたが 最近は体力的に無理になりました。(春雪) | ||||||
線香の火球稔りて告白へ | しおみ | 「夏の夜には色々なエピソードが芽生えます。この作者はなにを告白されたのでしょうか?興味津々です。 | ||||||
人待つは千金の刻ソーダ水 | あきこ | 「もう少し待ってもいいよと啜るストローでしょうか」(桜桃) |