平成28年9月 選句結果
得点 | 兼題 「蕎麦の花」 | 作者 | 戴いた人 | |||||
3 | かやぶきの里埋め尽くすそばの花 | しの | おさむ | 竹峰 | 桜桃 | |||
3 | 蕎麦の花一輌電車の走り来る | 春雪 | しの | あきこ | 七海 | |||
2 | 北国の蕎麦実のりしや雨の音 | ゆたか | 西寿 | 瓢七 | ||||
2 | 花蕎麦や風に遊ばれ茎も赤 | 晶子 | ちあき | 美智子 | ||||
1 | 休耕田埋めつくせり蕎麦の花 | あきこ | いくこ | |||||
1 | 蕎麦がらの枕をそえた母ごころ | しおみ | 春雪 | |||||
1 | 旅の空そばの花咲く寺の道 | ちあき | 静歩 | |||||
1 | 畠の隅少し目立ちし蕎麦の花 | 静歩 | しおみ | |||||
得点 | 雑詠 | 作者 | 戴いた人 | |||||
5 | 思い出はみなそれぞれに赤とんぼ | ゆたか | おさむ | ちあき | しおみ | 静歩 | 美智子 | |
3 | 出掛けいて今夜は手抜きさんま焼く | ゆたか | おさむ | ちあき | しおみ | |||
2 | オーボエの牛追い唄や今朝の秋 | 春雪 | しの | 竹峰 | ||||
2 | 蜻蛉のこころ忙しき目玉かな | 竹峰 | あきこ | 桜桃 | ||||
2 | 綿菓子のえくぼのいくつ秋まつり | あきこ | 七海 | 西寿 | ||||
1 | 稲妻や御嶽山に落ちて消え | 静歩 | 西寿 | |||||
1 | かなかなの一羽遅れてやみにけり | 竹峰 | 七海 | |||||
1 | 湖を包み果てなく続く草紅葉 | 桜桃 | いくこ | |||||
1 | 喧騒の夏なつかしき浜辺かな | しの | 春雪 | |||||
1 | ご婦人の捩じり鉢巻き大太鼓 | 晶子 | 春雪 | |||||
1 | 山間の畠に蕎麦の花盛ん | 静歩 | あきこ | |||||
1 | 神木に声振り絞る法師蝉 | 西寿 | 桜桃 | |||||
1 | 新涼の鞄に古き時刻表 | あきこ | いくこ | |||||
1 | よさこいを踊る若者汗も舞う | しの | 静歩 | |||||
1 | 夕陽背に帰り急がば草紅葉 | 桜桃 | しの | |||||
私の選んだ一句 | ||||||||
かやぶきの里埋め尽くすそばの花 | しの | 「そばと言えば 田舎 風景にぴったりの句です」(おさむ) 「かやぶきに白い蕎麦の花が良く似合いますね。一枚の写真を見ているようです。」(桜桃) |
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蕎麦の花一輌電車の走り来る | 春雪 | 「最近は電車もカラフルで一両の可愛い電車と一面の蕎麦の花 光景が目に浮かびます。」(あきこ) | ||||||
北国の蕎麦実のりしや雨の音 | ゆたか | 「俳句も絵も それぞれの想像過剰も少しは許されると実った蕎麦の莢は少しの風にもさらさらと音 雨なら尚 北国 とまでサービスされると (#^.^#) 詩情横溢情景彷彿。」(瓢 七) | ||||||
花蕎麦や風に遊ばれ茎も赤 | 晶子 | 「色があって いいですね」(ちあき) | ||||||
休耕田埋めつくせり蕎麦の花 | あきこ | 「休耕田にして置くのも勿体無くそばを植えたのですね、私もそばの畑にバイトで行った思い出が・・・あの頃は若かったなと思いました。」(いくこ) | ||||||
蕎麦がらの枕をそえた母ごころ | しおみ | 「お母さんの優しい心を詠まれた俳句に打たれました。」(春雪) |
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思い出はみなそれぞれに赤とんぼ | ゆたか | 「成程 昔 神社の広場でトンボ釣りをした思い出がフツフツと・・・」(おさむ) 「秋は 皆詩人になり 思い出を句に重ねるのでしょうか」(ちあき) |
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出掛けいて今夜は手抜きさんま焼く | ゆたか | 「昨今は サンマも手抜きではありません コンロ 炭の用意は大変・・・」(おさむ) 「それでも、出前ではなくて、ちゃんとさんま焼いて ご立派 (^_-)-☆」(ちあき) |
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蜻蛉のこころ忙しき目玉かな | 竹峰 | 「あの大きな目?であたりよく見ているのでしょうね」(あきこ) 「蜻蛉の大きな目玉が何とも可愛らしいですね。こころ忙しと表現する深さを感じました。」(桜桃 |
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湖を包み果てなく続く草紅葉 | 桜桃 | 「支笏湖、洞爺湖しか知らない私 草紅葉に守られている湖が見てみたいです」(いくこ) | ||||||
喧騒の夏なつかしき浜辺かな | しの | 「私も海岸近くの故郷育ち、この俳句の作者の気持ちが良く分かります」(春雪) | ||||||
ご婦人の捩じり鉢巻き大太鼓 | 晶子 | 「最近はご婦人だけの神輿とかが増えました。あの黄色い声に白パンツ、捩じり鉢巻姿が思い出されます」(春雪) | ||||||
山間の畠に蕎麦の花盛ん | 静歩 | 「一気によめて花の盛んな感じよくでている。」(あきこ) | ||||||
神木に声振り絞る法師蝉 | 西寿 | 「神木で命乞いをしているように聞こえる蝉の声。七日という命はどう足掻いても変えられない切なさか。」(桜桃) | ||||||
新涼の鞄に古き時刻表 | あきこ | 「要らないものを整理していたら、押し入れの棚から、古いカバンが出てきまして、もう旅行に行くことも無くなり、大形ごみで捨ててしまいました。昔は時刻表をよく見たものです」(いくこ) |