金田一少年と美雪とわたしと他数名の一行は
絶海の孤島にやってきた。
しかしそこで待っていたものは次々とおこる
殺人事件だった・・・
外部と連絡もとれず、ひとり、またひとりと死んでゆき、
最後に金田一少年とわたしが残った・・・
不自然に突然の稲光の中、金田一少年は語りはじめた。
「どんなにありえないと思っても、
不可能なものを消去していって最後に残ったものが
真実なんですよ・・
犯人はあなただ!!」
いや、おはなしはごもっともだけれど、
わたしは犯人じゃないんだが・・・?
しかし金田一少年聞いちゃいない。
「自首してください。さもないと・・・
殺られる前に殺る!!!」
突然刃物を取り出しわたしに襲いかかる金田一。
しかし彼の運動神経は鈍かった。
わたしがよけたはずみで
彼のナイフは彼自身の体に突き刺さる・・・!?
あとに残されたものは金田一少年含む死体の山。
・・・これをわたしにどうしろと・・?
今から思いかえすとやはり犯人は
金田一少年自身だったのだろうか。
わたしをム所に入れる為だけにここまでする彼を
わたしは一生理解できないだろう・・・
真の謎は彼の心の中に・・・
@人を殺して血を見れば利益あり『高島易断吉凶早引夢判断宝典』より
@死体を抱く夢:財運に恵まれる大吉夢です。
死臭をはなっていれば事業はますます繫栄します。
また、水死体にウジ虫がわいていれば、大きな利益を得ることができ、
財閥になれるという知らせです。
『夢占い入門』東京易占学校校長 小林三剛著
