金田一少年と美雪とわたしと他数名の一行は
絶海の孤島にやってきた。
しかしそこで待っていたものは次々とおこる
殺人事件だった・・・
外部と連絡もとれず、ひとり、またひとりと死んでゆき、
最後に金田一少年とわたしが残った・・・
不自然に突然の稲光の中、金田一少年は語りはじめた。
「どんなにありえないと思っても、
不可能なものを消去していって最後に残ったものが
真実なんですよ・・
犯人はあなただ!!」
ああ、そうなんだ~!そうだったのか~!!
なんかおかしいと思ったらわたしが殺してたんか。
「自首してください。さもないと・・・」
そうなんだよ。あんたを殺しておわりなんだよ。
彼の運動神経は鈍かった。
あっさりわたしに刺されて倒れる金田一。
わたしは殺した美雪の日記を改竄し
わたし自身は事件の中程に海に突き落とされて
行方不明となったことにした。
遠泳には自信がある。あとは泳いで本島までゆくか
警察の船にひろわれるのもよい。
金田一少年よ。フォーエバー。
君のことは忘れない。
@人を殺して血を見れば利益あり
『高島易断吉凶早引夢判断宝典』より
