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| エマニュエル・トッドの新刊『なぜ日本が世界に必要なのか』の「はじめに」に膝を打ちました。トッドはドイツについて、「『過剰な真面目さ』が支配している」「硬直的で人間味に欠け、あまりに暗い」「『自然人』はドイツでは死滅した」と書いています。思い出したのは、以前関西の釣り雑誌『ウォルトン』で読んだドイツの釣り事情。ドイツの釣りライセンスには、釣った魚は苦しませず、速やかにその場で殺せとあるそうです。 (2026/10/24)BackNumbers FBにバリチェフ氏のくれたコメントによると、『ウォルトン』に書いてあったとおりだそう。ドイツでは釣りが盛んなものの、緑の党の働きかけでこうなっちゃったそうです。緑の党は反釣り団体なのだそうです。日本でいえば、クマを駆除した自治体にクレーム電話を入れたり、生態系復元のためにオオカミを復活させえと言っているような類の人たちなんでしょう。 このへんのところをAIに聞いた(……わけじゃないけど、最近はGoogle検索すると、AIが勝手に解説しちゃうのね)ところ、ドイツでは動物愛護法とやらで脊椎動物に苦痛を与えてはいけないのだとか。魚も脊椎動物だから、それに含まれるわけ。殺しても食べるための釣りならいいという理屈かもしれませんけど、釣り自体は楽しみでやっているのですから、突き詰めれば究極的には釣り禁止でしょう。仏教徒でもないのだから食われて成仏と考えるとも思えないし。 『フィッシングライター陽子』の第4話「パパ最低」は、釣りをする父親が高校生の娘に「釣りは動物虐待だ」とやり込められる話。釣りという行為に関しての思考実験的な話でした。でもこの回を読むと、テーマが途中から曖昧になっていることに気づくでしょう。娘の主張に有効な反論ができず、うまく着地できなかったのです。 釣りは動物虐待と言われたら、そのとおりと言うしかないのです。でも、これを「過剰な真面目さ」で「硬直的」に進めて行き着くのは、「人間味に欠け」「『自然人』が死滅」した社会でしょう。ドイツの法律を日本にあてはめたら、ルアー・フライのキャッチアンドリリースのみならず、ヘラブナ釣りもアユの友釣りもタナゴ釣りも全部アウト。文化の破壊です。トッドは日本を「自然な人間」「人間らしい人間」がいまも存在していると絶賛しています。釣りができるのはその証ではないかと私は思います。 でも、「だからこそ、日本人は戦争を拒否できると私は信じる」は買いかぶりでしょう。ここでいう「戦争」はアメリカのコマとしての台湾戦争のこと。私には、どんどんそちらに向かっているように思えます。トッドは日本がアメリカから自立するため、核武装すべきともいいます。ポピュリズムに侵された日本には、「キチガイに刃物」でしょう。トッドは「私が知っている日本の世界は、自分と同等の階層――学者、ジャーナリスト、出版関係者――に限られています」と書いています。このへんが、過剰評価につながっているのだと思います。 紙書籍のページを見やすくしました。 説明入り画像( 1、2、3、4 )もつくりました。 最新『TACKLE RESEARCH【磯LBスピニング編】』 『TACKLE RESEARCH[スピニングリール編]』『リールの話3』『忠さんとスプーン』『リールの話2』『FISH AND REEL』『Abu落穂拾い』をはじめ、ペーパーバック本各種絶賛発売中です。 TAKE'S PARTS ROOMでは、新発売の『コメットGSサイレントストッパーキット』をはじめ、『コメットG1サイレントストッパーキット』、ミッチェリストの夢『ミッチェルSiCラインガイド』、あきらめていたミッチェルの分解ができる新発売『ミッチェルピニオンレンチ』など、各種パーツやツールを絶賛発売中です。 |
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