大阪 ことば悦覧 ことば紀行 2008年5月12〜18日   home 

  新田正樹 さん ことば紀行 2008年 5月13日 雨  夜 高麗橋の新田事務所  
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  その01 0分〜 15分 50秒

佐藤:久しぶりです
新田:ひさしぶりやな
佐藤:2ショット 写真撮ってくれないかな
井戸:押すだけでいいんですか
佐藤:押すだけでいいんです。もっと近付いて広角だから。なにか図面かいてますね

新田:そうそう。コンペ 
佐藤:何のコンペ 
井戸:これなんで つかないんですか 
佐藤:電池か 使いすぎて、スイッチの反応が悪くなって来た  ああついた

 (隣の大ききなビルの工事現場で宴会モードで騒音が激しい)

井戸:ああ つ いた 
佐藤:ああ模型もあるね はい撮って もう一枚お願いします 喜んでいる場合ヤナな 
井戸:とりま〜す 
佐藤:今日は新田さんを
新田:僕ですか 
佐藤:いいの いいの 水野さん(所員のかた)も写真 撮ろう 会った人は皆撮らないと寂しい よそ見している場合じゃないだよ 水野わらう 

井戸:強引ですけどね けらけらわらう 
新田:ああそれ広角ちがう 
佐藤:こっちからも 
井戸:え〜え〜 どうすんのどうすんの 
佐藤:とりあえず3人で撮ろうか
井戸わらう 

佐藤:2ショットしなければいけないから 狭い事務所だと えらいね 水野わらう 突然おしかけて来まして えらいご迷惑さんです

井戸:何か女ぽくなって 
水野:わかります〜 
佐藤:喋っている場合じゃないの 撮るよ〜 
井戸:はい 撮りま〜す はい

佐藤:はい どうもどうも 
新田なんか女性ぽくなったね
井戸:結婚しはったのもしかして 
水野:してないです 
佐藤:いまインタビューするから 一緒に呑んでない 模型凄くふえたね〜 

井戸:なんでそんなに急に 雰囲気変わったんですか 
水野:まえからです
井戸髪型や 
佐藤:じゃー一緒に酒呑みましょうか 水野わらう この事務所のなか写真撮っていいですか

新田:いいよぜんぜんかまへん 
佐藤:おれ暇だから インタビューして歩いているのよ 
新田:トウヨコインってどこへ泊まっているの 一杯あるじゃん 
佐藤:渡辺さん事務所の直ぐ傍 
新田:ああそこやんか めちゃ近いやんか 
佐藤:歩いて 5分ぐらい 
新田:ほんまやん 

佐藤:ホテルに付いて見回したら あんまり近いから、虫して帰るわけにいかない 、渡辺さんと新田さんの事務所すぐそばだから これは連絡しないかんなと 昨日は人に会ったので 
新田:そうなんか 
佐藤:時間がなかったから 
新田:誰にあったん 

佐藤:言っても判らないんじゃない 若い人ばっかり会ったので 
新田:建築家・?
佐藤:それはあまり限定ないの 
井戸:いろんな人に 
佐藤:夜中の2時ぐらいまで喋っていたので 4人だから そうなるだろうなと思って。今日は1日井戸さんだけ会って あとはね

新田:あちこち 行とったん 
佐藤:どうせ新田さんに会うだろう 大阪では 
新田:ところがな 渡辺さんおらんの知っている 
佐藤:しらんわ ラッキー どっか行っているの 
新田:ちがうぜ いやいやもう 引き上げたん 
佐藤:事務所 無し〜
新田:うん 芝川びる にあったやんか 
佐藤:いなくなっちゃった 
新田:田原本に かえっちゃった 

佐藤:事務所 閉鎖したっって言うこと 
新田:ぶっちゃけて言うと 
佐藤:所員の人はどうしたの
新田:だから 別れて 
佐藤:渡辺さんは厚生年金で生きていけるけど 所員は困るな 新田さんに比べたらめちゃあるよ収入 かもしんないよ 

新田:ぼく払ってないから 
水野:年金なんて無いですよ 
佐藤:しかしひさしぶりですな〜
新田:まあまあ 
佐藤:おれ日曜日まで居るんだ実は 
新田:ほんま めっちゃおるやん あちこち行くわけ ビールの栓をぬきつつ 

佐藤:あっこち行かない 人に会うだけ どうもどうも
新田:ひさしぶり ひさしぶり 
佐藤:おれ コップが欲しいな〜 
水野:コップ  はい

佐藤:今回は会った事 無い人にインタビューして
新田:あった事ないのに どないして判るんや
佐藤:名前もしらない 、さっきまで井戸さんの事しらなかった
新田:うそ 
佐藤:本当やで 

井戸:大島さんからお話しは聞いていたんですけど、直接会ったのは今日初めて
佐藤:柳原照弘さんからの紹介、3週間ほど前に俺の処へ電話してき、講演に来てと言うから。喋るだけでは嫌なので。誰かにインタビューしたいと。そしたら柳原さんが名前を挙げて、リストをメールして来てくれたのね。 それを手がかりに直接電話やメールして スケジュール調整して、時間が合った人だけお話。 今日外喧しいね〜。工事現場
新田:今日なにかな 
土井:内覧会 
新田宴会してんねん 
佐藤:随分喧しいな 拡声器でやることか夜に わらい 
新田:宴会してん

水野:現場の人がニコニコしてんな〜
佐藤:それで 俺のスケジュール表見せるね だれか女の子いない 。新田さんの居た女の子 だれか
新田:望月くん
佐藤:望月さんに電話して 番号わかる

新田:わかるよ
井戸丁度いいじゃないですか 
佐藤:おれインタビューしたいんだけどさ〜 教えてくれないかな 
新田望月君よう、知ってるやんか
佐藤:顔は知っているけど 会ったことはあるけど 話さなかった。女の人があまりにも少なすぎるので 

新田:女の子 な〜 
佐藤:どこへ行っても男が多い 当たり前かもしんないけど 
新田:もっとも今いないしな〜
佐藤:名刺交換しようか
水野:はい  ガンガン隣の工事現場の騒音が入っている

佐藤:あいつってだれ?
新田:ひぐさ
佐藤:どこへ行ったか、おれ知らないぜ 建築やっているの 
新田:淡路島へ帰った
土井:何時 帰ったの
新田:もめた 時 あったやん

佐藤:みやじま君のモメもめ 話か〜わらう
新田:あのころの話か
佐藤: しょうがね〜 な 今日は締め切りとか無いの
新田:無い
佐藤:よかったよかったラッキー 仕事はどうですか 建築家っぽく成ったね いいね 暇の割には作品が処狭しと詰まって来たね、いっぱい ね
新田:つまってんねん、計画だけや ワイワイガヤガヤガヤ 今コンペや

井戸:何のコンペなんですか ハウスコンペ
新田:ハウスコンペ 教会 
井戸:この前のやつはもう出来たんですか? 前ハウスコンペでとったやつ。一件とったとゆうてましたやん
新田:2件とった 

佐藤:大阪芸大のドミニク君ね
水野:はい 
新田:2とうしょうな
佐藤:にしざわりゅうえいしょう 
水野:そうですそうです 

新田:新建築の住宅コンペあるやん 2等賞とった やで 
佐藤:ああそう 二等か さとうとしひろ賞をやった彼はどうなっったかな 
新田わかんない
佐藤:ドミニク君に聞いてみよう 小林だと思ったけど、林君かもしれない ドミニク君と同級生
新田: 大芸 
佐藤:うん 俺卒計の講評会へ呼ばれたじゃない 覚えてないだろうが 

新田:いっとったん
佐藤:あんとき 名刺 接着するから
水野ふきだしわらう
井戸:すごーい 
佐藤:なに わらってんの これが一番 接着力が強い 混乱しない 
水野ボンド派ですね 

佐藤:リップ型のり、あるけど 乾くとはがれちゃって。全然役に立たない ボンドはゼッタい剥がれない
新田:こじまくんが審査員だ 
佐藤:新田先生より優秀な所員が居て いいね〜 わらう 
新田:みたけど、しょぼかったんや 
佐藤:しょぼかたけど 2等賞 わらう いいやん 評価されて 
新田:たいした事ないんだ 

佐藤:それで俺はインタビューしに来たんだから さ
新田:それ なによ 何をするん 
佐藤:インタビューして歩いているだけだよ 単に 
新田:歌さんおるがな

佐藤:歌さんは俺の家に建築あそびに 来てしゃべってもらったから 別にインタビューしなくってもいいじゃん 
新田:別に 柳原 君がこう言うメンツでと言うたわけやな 
佐藤:俺の縛りは 30才前後 会ったことない独立系の人間 
新田:30才前後っておらへの違う
佐藤:そんなこと ねーんだったら 

新田:人間はおるやろうけど 
井戸:条件はいろいろあるけど、無名やと言うこと 
新田:ああ そういう意味ね 
佐藤:有名な人は一杯いるだろうが 
新田:それはどうやって判るや 

佐藤:それは 誰かを伝に 聞いてみないと判らないんだよ
新田:数はようけおるわな。毎年出てるからな
佐藤:その上で独立してる 一人でやろうとしている 人だけ 
新田:そんなかでもな ああああ

佐藤:それは組織とか タケチャンマン そういうのじゃない 「自分でやろう」と。そう言うひとは 
新田:30前後だったら 微妙ヤナ まだ 
佐藤:だから そこを聞くんじゃない 安定してないから いい じゃない 
新田:そやな 不景気やから あんまりせいへん おっかながって

佐藤:
で もしてる奴が居るから聞いているんじゃない 
新田:居るかな〜 30才前後で 井戸君は いいとしやしな 
佐藤:30代だから いいじゃない
新田:40才や 四捨五入したら
佐藤:それは乱暴だ 
水野:35とかですか 

新田:30才前後 
水野:四捨五入したら
井戸:今年 36になります
新田:そやろ 
水野:ああ そうなんですか へえ〜
新田:もう いい年なんや 

佐藤:とっかりとしては30前後なんだけども 
新田:30代おった 
佐藤:30人ぐらい会ったのかな 
新田:こっち来てからや
佐藤:こっち 来て5人め  水野さんて電話番号教えてくれる 

新田:水野君にインタビューしてやってくれ 30前後やで 
佐藤:だから 独立したらインタビューするから電話番号聞いておくんじゃない
新田:水野やないぜ 望月やで  
佐藤:もちづき ってどういう文字ですか 
新田;希望のぼうに 月さん
佐藤:わかった 名前はなんていうの
新田:よしえ 

佐藤:よし は 
水野:もう望月じゃない 中川さんだ 
新田:結婚したから 中川や 
佐藤:中は真ん中の中 
新田:望月で通っているよ  事務所は望月や 
佐藤:夫婦別姓や よしえはどういう字ですか 
新田:くさかんむりに方 
佐藤:えは
新田:恵む
佐藤:望月芳恵ね すごいなまえだな〜 電話番号 凄い賑やか 隣の現場 喧しすぎるのんな夜に

水野:楽しそうです 
佐藤:やかましいぞ〜おまえら〜  わらう 拡声器つかうな〜 拡声器でガンガンどなっている 現場 宴会だかラジオ体操だかわからん行為してるよ かわいそうやこんあ  夜に 号令かかけて 

新田:お巡りさんくるぞ 
水野電話番号をよみあげます〜  
佐藤:よし わかりました 
新田:さっき電話くれたん
佐藤:電話した この賑わいじゃ聞こえないな 新田さんのインタビーしていいかな〜

新田どうぞどうぞ なんの 
佐藤:人生を 語ってもらおう 
新田:語れない 

佐藤:語れない処を聞く のがインタビューなんじゃない わらう 、新田さんは何処で生まれたんですか?

新田:広島県 
佐藤:広島東西に長すぎる島もあるしどこですか
新田:神石郡 って知らん 
佐藤:どうい字ですか 
新田:神に石 神石郡 (じんせき)

佐藤:神石郡のなんていう場所 
新田:三和町 三和銀行のさんわ 
佐藤:だれも知らない名前かもね そこは何歳まで居たんですか
新田:何歳やったかな 
佐藤:高校生まで 
新田:15才かな 中学

佐藤:高校はどこへ行った
新田:三原高校 
佐藤:それはどこですか
新田:三原  
佐藤:広島県三原市? 町?
新田:市 

佐藤;それで高校出てどこへ行ったんですか 
新田:大成 
佐藤:たいせい建設 
新田:うん
佐藤:なんねん 居たの 大成どこですの

新田:たいせいの東京支店 
佐藤:東京で何をやっていたの 
新田:現場監督 
佐藤:何年やっていたの 
新田:1年半 

佐藤:短いね〜わらう 
新田:直ぐ辞めた 
佐藤:その後何処へ行ったんですか 
新田:それで大阪に来たんや 
佐藤:まだ 20才じゃん 

新田:19 、18か19才 ほんで大阪に来て 設計事務所やった 
佐藤:なんて言う事務所
新田:つきおか 建築事務所
佐藤:メジャーなところ
新田:全然ちがう 同級生が知り合いやったから 

佐藤:同級生の伝を頼って
新田:そうそうそう 同級生が大阪市役所へいっとったんや。その伝で 
佐藤:ツキオカさん紹介されて そこに何年いたの 10年ぐらい
新田:そこ 〜 は半年 
佐藤:げらげらわらう 短すぎ 半年で 今55才ぐらいだから、まだまだ届かないよ〜 会場爆笑 
新田:その後フリーター
佐藤:フリーターは何をやっていたの 
新田:酒屋とかいろいろそういう 普通の
佐藤:フリーター何年やったんですか 建築やめちゃった
新田:半年で 

佐藤:短いね〜わらう
新田:豪快に笑う 
佐藤:まだ 20才に成ってない おおわらい な〜 移動と回転はやいね〜 

新田:それから設計事務所やで〜 
佐藤:フリーター歴半年か 回転早いね〜 おおわらい 
新田:ちょっと腰痛めて 
佐藤:それでどうしたの
新田:それで叉 設計事務所へ行った 

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