にっぽん丸「紅葉の日本列島一周クルーズ」2004年11月16日与論島 |
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始めての与論島 |
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美しいさんご礁の海と真っ白い砂浜・青い空 にっぽん丸の船上で日本神話・古事記の講演をするという仕事も、春に続いて2回目なので、クルーズスタッフとはすっかり顔なじみになり、船内の様子も判って少しはリラックスして船の旅を楽しむことができました。 今回私たちは、11月6日に横浜を出航したにっぽん丸が、北海道〜宮津〜釜山(韓国)〜境港を回った後の寄港地、11月14日の門司港(福岡県)から乗船して与論島〜伊予三島〜神戸〜横浜。そして次の伊勢〜小豆島クルーズ11月24日までの二回のコースに連続乗船して講演をさせていただいた。 二度目の10日間の豪華客船の旅だったが、船を下りてみて、心に残っているのはなんといっても与論島の海の美しさだ。 上の三枚の写真ですが、みなさんこれが日本の海の景色と思えるでしょうか? 日本にこんな美しい海が残っているなんて本当に感動です! |
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プリシアリゾート どこか地中海を思わせる豪華なリゾート地「プリシアリゾート」 11月半ばだったので誰もいない閑散としたロッジ。 真っ白な砂浜のプライベートビーチや海水の露天ジャグジーもあった シーズンには家族や仲間で一軒丸ごと借りて 長期休暇を楽しむことができるおすすめの施設だ |
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誰もいない砂浜に残る足跡。 与論島にはタクシーが16台しかない。 そのすべてをにっぽん丸のお客さまがチャーターしたために、私たちは二人で島の神社(琴平神社)まで歩くことにした。 マネージャーに聞いたら以前彼が歩いたときは20分ほどだった、とのことのなので、それぐらいならと歩き出したのだけれど、行けども行けども神社に着かない。おまけに回りはさとうきび畑と牛小屋だけしかない。 ようやく自転車で通りがかったおばさんに道を尋ねたら、なんとそこからまだ40分以上はかかるとのこと! 結局私の足がのろいので神社まで1時間40分もかかってしまった。(なんと彼女は自転車で「にっぽん丸」を見に行ってきたとのこと、私たちがあの船で着いたといったらびっくりしていた。それほど島では「大きな船が来た!」と大騒ぎになっていたらしい。) ここですっかり時間がロスしたために有名な星砂のある「百合が浜」には行けなかったのが少し心残りだ。帰船してきいたところでは、ちょうど潮が引いて幻の百合が浜をはっきりと望むことができたらしい。 グラスボートでカラフルな熱帯魚もたくさん見れたようだ。もう一度与論島に行くことができたら百合が浜は次回のお楽しみしておこう。 |
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島の中央部・最高峰にある琴平神社からの見晴らしはすばらしい! 島の各地にある拝所(ウガン所)の中でも最も神位の高い聖域。 この神社は1824年に金比羅さんを勧請したものだが 本来は古代から太陽を遥拝する島の聖地(ウガン所)だったようだ。 ここからは、はるか南に沖縄の久高島を拝むことができる。 |
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島の王(オーシャン)の墓 十五世紀の始め沖縄本島の北山王の孫(オーシャン)が与論島に城を築いたが、中山王が北山を滅ぼしたためにこの地で自害し遺体をこの聖地に密葬したと伝わっている。 観光客は琴平神社の鳥居をくぐり社殿でさっとお賽銭を入れてすぐ横にあるこの場所には目もくれないで、すぐ近くのサザンクロスセンターに足を運んでいた。 夏にはサーファーや潜水を楽しむ人々でにぎわう与論島だが、この拝所をわざわざ訪れる人はいないだろう。はるかに沖縄・久高島を望むこの場所に北山王の血を引く島の伝説の王が眠っていることを知る人は少ないのかも? と思いながら、静かに手を合わせて祈った。 にっぽん丸のスタッフの人たちは、いつも私たちが港に着くたびにその土地の神社に行くのを知っていて、今度はどの神社に行ったのですか? その神さまはどんな方ですか? と興味深そうに聞いてくれる。そのうちにっぽん丸のオプショナルで「○○神社正式参拝ツアー」なんていうコースが組み込まれるかも? 楽しみ!楽しみ!! |
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