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週報短文

バックナンバー 2007年 6月分


2007年 6月 24日

春日部墓苑改築へ向けて その2

 6月9日にM設計士と設計事務所のUさんをお迎えして、責任役員会を開きました。わたしたちの要望を取り入れた三つのデザインが提示されました。要望は、@現在の墓石を生かす、A扉をつける、B遺骨を土にかえせる、B春日部聖地霊園内の教会墓地の全体と調和が取れるデザイン、D80体が納骨可能、です。「平面図だけでは分かりにくいでしょうから」と、模型もお持ちいただきました。素敵なデザインです。模型は50分の1のサイズです。17日から展示を始めましたから、既にごらんいただいた方も多いと思います。どの案も要望を満たしており、工期は約3ヵ月ということです。来年の墓前礼拝を改築された春日部墓苑で行うには、設計図作成、業者を決定し、発注し、工事開始から完成まで、時間を考えると、それほど余裕はありません。
 責任役員会では、今後の予定について次のように役員会に提案することにしました。「すぐに模型の展示を始めて、教会員にできるだけ見ていただく。教会員に投票用紙を配布して記名投票していただく。得票の一番多かった案に決定する。同時に意見・要望を出していただく。7月29日の午後に教会全体懇談会を開いて、教会としての意見をまとめる。」早速、翌日の10日の礼拝後、臨時役員会を招集して、責任役員会の提案を受け入れました。
 役員会はじめ教会員は、改築の必要のために祈り献金していただかなくてはなりません。教会員一人ひとりが祈り、分に応じてささげていくことが、教会総会の決議に具体的に従うことでしょう。春日部墓苑は教会員とそのご家族が利用できます。しかし責任役員会の中で、現在春日部墓苑を利用しているのはわたしだけです。責任役員の兄姉は、教会の働きとして奉仕しておられます。日本で伝道していくために教会墓地の役割は決して小さくありません。教会の業として、教会総会の決議を重んじ、共に担ってまいりましょう。(No.162)

2007年 6月 17日

ファミリーキャンプへの招き

 本日の一般礼拝後は、ファミリーキャンプのためのミニバザーがあります。食事と献品を販売しますので、楽しんでお過ごしいただけますように。
 今年のファミリーキャンプの会場は昨年に引続き「奥多摩福音の家」です。今までは「本館」でしたが、今回は「新館」の貸切になりました。宿泊費がかかるため、キャンプ参加費が上がりました。加えて教会からの補助金への支援としてミニバザーを行うことになりました。趣旨をご理解いただけますよう、お願いいたします。
 さて先週の短文に、子供の頃の西川口教会の教会学校での体験について書きましたが、今まで体験した数々の夏のキャンプも心に残っています。小学生の頃に参加した奥多摩でのキャンプ。同じように川遊びをしたのですが、案外水が冷たく、少し岸から離れたら流れが速くて恐かったことを覚えています。エステル記を学んだことを忘れないのは、パネルシアターを見せてもらったからでしょう。中三の夏、「信じて洗礼を受けよう」と決心できたのも、キャンプでした。伊豆大島で開かれた「ホーリネスの群・中高生聖会」です。参加者全員に主題聖句の詩編23編を暗唱させ、緊張して発表したことも懐かしい思い出です。
 自然の豊かなところに出かけたときは、創造主なる神が語られました。キャンプで礼拝するとき、朝起きたときや寝る前に、食事の前に、集会のたびに祈りをささげ、神と出会い、いつでもどこでも神は共にいて、祈りを聞いてくださると、肌で感じとっていたのだと思います。
 西川口教会ファミリーキャンプは、子どもから大人まで一つになって過ごすキャンプです。11年前召天した母も、軽井沢でのファミリーキャンプに参加して、教会の方々と親しくなれました。今もそのときの思い出を分かち合ってくださる方があり、うれしいことでした。そのように、お互いに知り合い親しくなれる、主にあって楽しいファミリーキャンプ。どうぞご参加ください。(No.161)

2007年 6月 10日

「花の日」に寄せて

 今日は花の日です。教会暦ではなく、日本基督教団の行事暦で、6月第2主日を「子どもの日(花の日)」としています。西川口教会では、子どもたちと共に交番や警察への訪問をずっと続けています。その起源などご紹介しましょう。
 “子どもの日は1868年アメリカのメソジスト教会で始まりました。アメリカではこの頃がちょうど学年の変わる時期で、教会では子どもたちと大人との交流のときが持たれていました。またこのシーズンは花の多い時だったので、花を持ち寄って飾ったりもしました。それで花の日とも言われています。日本ではこの日、花を持って病気の人を見舞ったり、社会のために働いている人のところを訪問したりしています。”(「教会の春・夏・秋・冬」(教団出版局)より)
 わたしは、この教会の教会学校(現在はキッズクラス)で育てられました。同居していた父方の祖父が亡くなったとき、一つ上の姉が母に尋ねました。「人はなぜ死ぬの?」と。母は、「人が死なないと、地球が人でいっぱいになるからよ」と誤魔化した(?)のですが、姉のその問いは心に引っかかっていたそうです。その後、我が家に西川口教会からのチラシが入っていて、キリスト者であった母が、三人娘を教会学校に連れて行ってくれました。わたしが3歳頃のことです。
 教会学校でいろいろな体験をさせてもらいました。まずは礼拝体験です。見えなくても生きておられる神を礼拝すること。祈ること。賛美すること。常に子どもたち一人ひとりを大切にし、関わってくれた先生方(現在はスタッフ)がいてくれます。たくさん遊びましたし、学びました。そして、さまざまな行事があります。イースター、クリスマスを祝うこと。花の日もその一つでした。「みんながお休みの日も、わたしたちのために働いてくださっている人たちに感謝しましょう。お花を届けましょう」と案内があり、母に願って花を用意してもらい、教会に持って行った子どもの頃を懐かしく思い出します。(No.160)

2007年 6月 3日

第57回関東教区総会

 本年5月28日と29日に、第57回関東教区総会が開催されました。日本基督教団関東教区(新潟・群馬・栃木・茨城・埼玉)には144の教会・伝道所があります。教区総会は教区内各教会の教師と信徒が一同に会するので、「教区」を実感できる機会です。開会礼拝(説教・潮義男牧師)をささげ、三浦修教区総会議長の司式により准允式と按手礼式が行われました。埼玉地区関係では、東京聖書学校吉川教会に着任された岡田はるみ先生と、熊谷教会に着任された布村伸一先生が准允を受けられました。
 教区三役をはじめ執行部の選出が大きな議題でした。お名前と教会名をお伝えします。疋田國磨呂先生(大宮)が教区議長に、飯塚拓也先生(茨城・竜ヶ崎)が教区副議長に、小池正造先生(新潟・東新潟)が書記に、平山正道先生(栃木・四條町)が宣教部委員長に選出されました。教師の常置委員は、秋山 徹先生(上尾合同)、石橋秀雄先生(越谷)、小野團三先生(群馬・桐生東部)、上島一高先生(新潟・新潟)、塚本潤一先生(群馬・高崎)が選出され、信徒の常置委員に、大島健一さん(大宮)、金刺一雄さん(上尾合同)、諏訪部 勝さん(群馬・甘楽)、滝川英子さん(七里)、和田献一さん(栃木・氏家)が、選出されました。
 昨年度に引続き「新潟県中越地震」被災教会・被災地支援推進に関する件、が上程されました。教団の「『新潟県中越地震』被災教会会同等再建支援募金」(目標額一億5千万円)の、目標額の50%(7千5百万円)を関東教区の目標額として取り組む旨の議案です。すでに関東教区の諸教会の献金は5千万円を超えており、関東教区が一つとなって支援していることが教団や他教区に示されています。関東教区はこの年も被災教会・被災地と共に重荷を担う決意をもって、この議案が可決されました。被災教会の牧師・信徒の方々よりご挨拶がありました。「地震の恐怖は忘れようもないけれど、皆様からの温かい支援も決して忘れない大きな励ましです」との言葉が心に残りました。(No.159)