20世紀の絵画
アンリ・ルソー
Henri Rousseau
1844〜1910
フランス 素朴派 長らくパリ郊外の間接税務局に勤める下級官吏だったが、40歳ごろから趣味で絵を描き始める。このため「税官吏ルソー」のあだ名があった。
カンディンスキー
Wassily Kandinsky
1866〜1944
ロシア 表現主義、抽象絵画 モスクワ生まれ。抽象画の創始者。1910年に最初の抽象絵画を制作した。マルクらと表現主義の「青騎士派」を組織。


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エミール・ノルデ
Emil Nolde
1867〜1956
ドイツ 表現主義 デンマークに近いシュレスヴィヒ地方のノルデの出身。印象派を吸収。ドレスデンでブリュッケの表現主義運動に参加。鮮烈な色彩に特色がある。ナチスの迫害を受けた。


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ルオー
Georges Rouault
1871〜1958
フランス フォーヴィスム、表現主義 パリ生まれ。ステンドグラスの職人となった後、マティスと共にモローの教室で学んだ。


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ピエト・モンドリアン
Piet Mondrian
1872〜1944
オランダ デ・スティル、新造形主義、キュビズム オランダ、アムルスフォルトに生まれ、アムステルダム美術学校の夜学で学ぶ。1917年、パリで「デ・スティル」グループを結成。原色を使った垂直線と水平線で作画を構成している。


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カジミール・マレーヴィッチ
Kasimir Malevich
1878〜1935
ロシア シュプレマティズム、キュビズム キエフ生まれ。1913年、モスクワでシュプレマティスム(絶対主義)を提唱した。
クレー
Paul Klee
1879〜1940
スイス 表現主義、シュルレアリスム スイスのベルン近くで生まれる。ワイマール、デッサウのバウハウス、デュッセルドルフ美術学校で教えた。


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フランツ・マルク
Franz Marc
1880〜1916
ドイツ 表現主義 ミュンヘン出身。カンデンスキーとともに、「青騎士」を結成した。第一次世界大戦で戦死。
キルヒナー
Ernst Ludwig Kirchner
1880〜1938
ドイツ 表現主義 ドイツ中部アシャフェンブルク出身。ドレスデンでヘッケルらと「ブリュッケ」を創設した。頽廃画家としてナチスの迫害を受ける。スイスで自殺。


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ドラン
Andre Derain
1880〜1954
フランス フォーヴィズム パリ近郊のシャトゥー生まれ。色彩を主題とした絵を描いたが、その強烈な色彩は、作品が発表されたときに世間の猛反発を呼んだ。後に原始芸術や古典絵画を研究した。


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レジェ
Fernand Leger
1881〜1955
フランス キュビズム ノルマンディ地方のアルジャンタン生まれ。「機械時代のプリミティーフ」と呼ばれた。戦時中はアメリカに亡命した。


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ピカソ
Pablo Picasso
1881〜1973
スペイン キュビズム、シュルレアリスム スペイン南部のマラガで生まれる。「青の時代」「バラ色の時代」を経てキュビズムの創始者となる。以降も新古典、シュルレアリスムと作風が変遷していった。


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ボッチォーニ
Umberto Boccioni
1882〜1916
イタリア 未来派 イタリア南端のレッジオ生まれ。彫刻家、理論派として活躍した。34歳で早世。
ジョルジュ・ブラック
Georges Braque
1882〜1963
フランス キュビズム パリ近郊のアジャントイユ生まれ。初めはフォーヴィズムの傾向を示したが、ピカソと出会い、ともにキュビズムの代表者となる。


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エドワード・ホッパー
Edward Hopper
1882〜1967
アメリカ   ニューヨーク州ナイアック生まれ。日常に潜む異様さを追い求めた作風は、ヨーロッパの美術運動にも、アメリカの抽象美術にも影響されることがなかった。北米で最も愛される画家の一人。


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ユトリロ
Maurice Utrillo
1883〜1955
フランス エコール・ド・パリ 女流画家であるヴァラドンの息子としてパリに生まれる。絵を勧められたのはアルコール中毒の治療の一つとしてのことである。パリの街角を好んで描いた風景画家。


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モディリアーニ
Amadeo Modigliani
1884〜1920
イタリア エコール・ド・パリ トスカーナ地方リヴォルノ生まれのユダヤ系イタリア人。作品のほとんどが人物画である。貧困のうちに36歳で早世した。
ココシュカ
Kokoschka
1886〜1980
オーストリア 表現主義 ベヒラーン生まれ。ウィーンの工芸学校で学ぶ。早くから表現主義に身を投じ、ベルリンで表現主義的な芸術誌『シュトルム(嵐)』の同人となる。オーストリアからロンドンに移り、晩年はスイスに移住した。


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マッケ
Augst Macke
1887〜1914
ドイツ 表現主義 ドイツ北西部のメシェーデ出身。デュッセルドルフの美術学校で学ぶ。ミュンヘンで、カンデンスキーらの「青騎士」に参加。第一次世界大戦で戦死した。
デュシャン
Marcel Duchamp
1887〜1968
フランス ダダ ブランヴィル生まれ。ごく初期には印象派風の作品があるが、パリでキュビズムや未来派の影響を受けた。ダダの運動の先駆者。


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シャガール
Marc Chagall
1887〜1985
ロシア エコール・ド・パリ ロシアのウィテスブルク出身のユダヤ人。ペテルスブルクの美術学校に学び、パリに出てキュビズムの影響を受ける。革命後のロシアに帰国したが、画風の幻想性と非現実性がロシア政府に嫌われ、アメリカ、メキシコで仕事をして、パリに戻った。


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オキーフ
Georgia O'Keeffe
1887〜1986
アメリカ   ウィスコンシン州生まれの女流画家。シカゴ美術研究所で学ぶ。アメリカのモダニズムの旗手となった。


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デ・キリコ
Giorgio de Chirico
1888〜1978
イタリア 形而上絵画 ギリシャで生まれる。幻想的、神秘的なイメージを特徴とする「形而上絵画」を始めた。のちにそれまでの作品を否定、古典的な作風に転じた。


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エゴン・シーレ
Egon Schiele
1890〜1918
オーストリア 世紀末芸術 ウィーン生まれ。クリムトは友人であり、初期にはその影響を受けている。第一次大戦直後、ヨーロッパに流行したインフルエンザで28歳で亡くなった。
エルンスト
Max Ernst
1891〜1976
ドイツ シュルレアリスム ケルンの生まれ。ダダ・グループのケルン支部をつくった。シュルレアリスムに加わり、コラージュやフロッタージュの方法に工夫を加えた。


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ミロ
Joan Miro
1893〜1983
スペイン シュルレアリスム バルセロナ出身。パリに出てシュルレアリスムに加わる。リトグラフ、エッチング、陶器なども多数手がけた。


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マグリット
Rene Magritte
1898^1967
ベルギー シュルレアリスム ベルギーのレシヌに生まれる。ブリュッセルの美術学校で学び、キリコやシュルレアリスムの影響を受けた。イメージの魔術師と呼ばれる。


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デュビュッフェ
Jean Dubuffet
1901〜1985
フランス アンフォルメル ル・アーブルの出身。抽象絵画の一形態であるアンフォルメル(不定形)絵画の画家。


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マティス
Henri Matisse
1869〜1954
フランス フォーヴィズム 北フランスのル・カトー・カンブレジに生まれる。一貫して色彩に興味を持ち、色彩と形態の調和を追求した。


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ゴーキー
Arshile Gorky
1904〜1948
アルメニア・アメリカ 抽象表現主義 アルメニア生まれ。トルコ人による虐殺から逃れ、1920年にアメリカへ渡る。長年貧困に苦しんだ末、ようやく世間に認められたのもつかの間、身辺に不幸があいつぎ、43歳で自殺した。


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ダリ
Salvador Dali
1904〜1989
スペイン シュルレアリスム バルセロナ近くのフィゲラスの生まれ。マドリードの美術学校で学んでいたが放校処分を受け、1928年にパリに行く。非現実的で変質狂的な時間を描いて多くのファンを魅了した。


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バルテュス
Balthus
1908〜2001
フランス   パリ生まれ。本名バルタザール・クロソウスキー・ド・ローラ。独特な室内の少女の姿を描いた作品で広く知られている。ローマのフランス・アカデミーの館長を務めた。


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フランシス・ベーコン
Francis Bacon
1909〜1992
イギリス   ダブリンの生まれ。絵画は独学である。不気味さを覚えるほどのゆがんだ人物像で人気を博す。初期の作品は自らの手によって破棄された。


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ポロック
Jackson Pollock
1912〜1956
アメリカ アクション・ペインティング ワイオミング州の生まれ。ニューヨークの美術学校で学ぶ。アクション・ペインティングの手法の創始者。


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リキテンシュタイン
Roy Lichtenstein
1923〜1997
アメリカ ポップ・アート ニューヨーク出身。初期には抽象表現主義の影響を受ける。60年代に入って、独自の作風を築き、ポップ・アートの代表者と目された。


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ウォーホル
Andy Warhol
1928〜1987
アメリカ ポップ・アート ピッツバーグ生まれ。画家、広告デザイナー、映画作家を兼ね、60年代には教祖的な存在となる。


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 20世紀の絵画の最初の動きはフォーヴィスムからである。形より色彩を重視したその作風は、批評家のルイ・ヴォークセルが展覧会に行き、ルネサンス風の彫刻を取り囲む大胆な色彩の絵画を見て、「まるで野獣に取り囲まれたドナテッロ(ルネサンス時代の彫刻家)のようだ」と評したために、フォーヴィスム(野獣派)と呼ばれることとなった。

 その後、20世紀美術は時代の流れと同じく、目まぐるしく変わり、もはや一つの枠には収めきれないほどの多様性を示した。ピカソのように生涯で何度も絵画スタイルを変更し、人々を驚かせた画家もいる。20世紀絵画の、どの流れが重要であったのかという評価は、まだ時間をおいてみなければならないだろう。
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