伊豆・箱根の美術・博物館

絵画
MOA美術館、岩崎一彰宇宙美術館、池田20世紀美術館、成川美術館
 MOA美術館(展覧会の図録より)は、特に日本画の所蔵品にいいものがある。といっても、僕は仏像や陶器には詳しくないので、ひょっとするとこれらも価値の高いものであるかもしれない。ただ、有名な作品を全て常設展示をしているわけでもないのに、1600円の入館料(2001.7現在)はちょっと高いように思う。

 岩崎一彰宇宙美術館の館長でもある岩崎一彰は、日本での宇宙画の第一人者である。この美術館には望遠鏡やプラネタリウムがあり、それなりに楽しめるが、欲を言えばもっと作品が見たかった。

 池田20世紀美術館は、実のところ行く前はあまり期待していなかった。だが、想像していたよりもいい。展示作品は多いとは言えないが、まとまっている美術館である。

 成川美術館(展覧会の図録より)は、収録作品の傾向が僕の趣味と合うせいもあるだろうが、気に入った。日本画の大家の作品もあるが、ただ作家の名前だけで集めたのではなく、収録内容に筋が通っている。
ガラス
伊豆ガラスと工芸美術館、陶磁・ガラスの美術館やんもの木、箱根ガラスの森
 伊豆ガラスと工芸美術館は、アールヌーボーや、アールデコ、切子の作品を展示している。大きな建物ではないが、見所は多い。

 箱根ガラスの森は、建物自体が作品の一部みたいなものである。ヴェネチアングラス専門の美術館で、その歴史を知ることができる。
自然
アンモナイト博物館、箱根3D宇宙恐竜ワールド、大涌谷自然科学館、生命の星・地球博物館
 大涌谷自然科学館は、箱根の自然を学ぶ上で参考になる博物館である。ジオラマや模型展示が豊富。

 生命の星・地球博物館はいい。閉店時間間際で時間が足らなかったのが惜しまれる。骨格標本などの展示物が豊富にあり、見やすい。これほど質の高い博物館は日本でも有数だといえる。
その他
からくり時計博物館、蝋人形館・メキシコ館、野坂オートマタ美術館、アンティーク・ジュエリー・ミュージアム、伊豆オルゴール館、箱根武士の里美術館
 蝋人形館・メキシコ館は、展示品は蝋人形が主である。

 野坂オートマタ美術館は、展示だけでなく実演もしてくれる。自動人形の精巧さには驚かされるものがある。

 アンティーク・ジュエリー・ミュージアムは、宝石自体もそうだが、象牙など細工の細かさが凄い。どんな技術で作られたのか想像がつかない。ここでは細かな所を見るためにルーペを貸し出してくれる。

 伊豆オルゴール館も実演がある。

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