■ミラノ最終日 帰国 |
長いようで実はあっという間だった今回の旅もついに最終日。残すは無事に帰国するのみです。ホテルのチェックアウトをすませタクシーで駅まで向かい、駅からは例のマルペンサ・エキスプレスで空港へ。しかしここでもまた我々は迷うことになります。列車のチケットを買い乗り場をきいたところ、『プラットホームの1番から出ますよ』との話だったのですが、その1番乗り場がどこにも無いんですよ!確かに2番以降はズラリと並んでいるのに!『なんでーーー!』とスーツケースを引きずりしばし探してみたのですが、経験上人に聞いたほうが早いことがわかっているので、立ち話をしていた警官をみつけ尋ねることにしました。しかし私の英語がよほどまずいのか、いっこうに話が通じず弱りきっていたところトルコ人らしき男性が(なんとなく。着ていた服からして)『どうしたの?』と声をかけてくれました。けっきょくこの人に教えてもらい(しかも1番乗り場は我々のすぐ目の前にありました・・・。言い訳するようですが1番だけ表示がみょうに引っ込んだところにあって分からなかったんですよー)いざ乗ろうとそちらへ向かった我々の目に映ったのは、小さくなる電車の後姿・・・。一足ちがいで出た後でしたーーー(泣)。駅にいたおじさんに『惜しかったねー』と笑われながら次の電車を待ちましたよ。(こんなこともあろうかと早めにホテルを出て正解でした。かなりこれまでの経験を活かしているといえます) |
■後日談 |
大英博物館に行ったときの話です。とにかく広かったんですよ。だだっ広い。そしていろんなものが展示されていたのですがもうありすぎてしんどいというか。壺ばっかりそんなみせられても、みたいな。
しかしまぁ時間だけはあるのでダラダラと徘徊しておったのですね。したらなんだか盛り上がってるところがあったんです。そこだけ人だかりがしているというか。
もちろん、私達のようなミーハーがそれを見過ごすはずもなく大慌てで覗きに行ったわけですな。するとそこにあったのはなんだか黒くてでかい石というか岩のようなもんで、表面に細かい字がびっしりとこう書いてあったわけです。これはなんや?と思いましたね。(側に案内板が立ってたんですが英語だったんでさっぱりわかりませんでした。)で、まぁなにやらわからぬままに『多分なんか有名なもんだろう』ってことで写真だけは撮ってあとはキレイさっぱり忘れていたわけです。 それから約2年くらい経った頃でしょうか。田中芳樹氏と土屋守氏の共著、『イギリス病のすすめ』という本を読んで愕然といたしました・・・。あのなんだか黒くてでかい石は《ロゼッタストーン》といって古代文字の解明に一役も二役もかったというたいそうなお石様だったんです!!!! ・・・・いや参りました。もっとよく見ておけばヨカッタと悔やんでも後の祭りですな。これでも私は自分ではたいした考古学好きでおりましたんですよ(説得力ナシ)。シュリーマンの本も読んだんですが1冊だけでは話になりませんでしたわ。というか、私が好きだったのは考古学ではなく、インディ・ジョーンズとMASTERキートンだったようです(笑)。ちなみに私と同じく『なんじゃこりゃ???』と言っていたyuka・Bさんは以前再就職する際に『遺跡の発掘調査みたいな仕事がしたいわぁ』とほざいてたような人です。どっちもどっちですな。 |