▼9月14日(日)晴 帰国 

化粧もせずにチェックアウトを済ませると「後5分でタクシーがくる」と言われる。ちゃんと覚えていてくれたようで、4時ちょうどにタクシーがきた。しかも運転手は若くてカッチョイイ兄ちゃんである。これまでスペインでは4回タクシーを利用したが、いずれも運転手はおっさんだったのに、こんなすっぴんで寝惚け面の時に限ってこんな人がくるなんて!!!おまけに早朝というか深夜にもかかわらず、非常に愛想のいい兄ちゃんなのである。呪う!!自分たちのツキのなさを呪う!!!!その男前はyuka・Bさんのクソ重いスーツケースに半分押し倒されながら、空港まで軽快に送ってくれた。あっという間の8日間であった。

6:25発の飛行機でバルセロナを後にする。とにかく眠いが同時にお腹が減っているので機内食のパンをがつがつ食べる。9:00頃、アムステルダムのスキポール空港へ到着。日本へ帰る便は14:45発。5時間も時間を潰さねばならない。さっそく免税店を徘徊する。この空港の免税店は広いので楽しい。そして係りの人が親切である。弟への土産にタバコを買った際に微妙に小銭が足りず、1セントおまけしてもらった(笑)。なんだかんだウロついているうちに搭乗時間になる。

行きもそうだったけど帰りもほぼ満席だった。あいかわらず寒くてしょうがないというyuka・Bさんに熱さましのクスリを貰い、離陸するのを待つが一向に飛び立つ気配がない。そのうち、うとうとしていたらしくゴォーーーーー!!!という音で目覚めると、なんと予定より1時間も遅れて離陸した模様。帰りの機内上映は「ファインディング・ニモ」とジム・キャリーの新作。どちらも見たかったけど、目を開けていられなかった。いつも思うけど帰りは早い。寝たり起きたり日記を書いたりしている内に予定より15分遅れで関空に到着。yuka・BさんもSARS対策のための体温測定にもひっかかることなく、無事に再入国でき一安心。10日ぶりの大阪は秋の気配がしていた。おしまい。

▼その他あれこれ

【治安】
いまや欧州で最も治安が悪いと言われているスペイン(マドリード・バルセロナ)でしたが、観光シーズンだったせいか人が多く、特に怖いと思うようなことはありませんでした。(運がよかったと言えるのかも知れません)私は今回、外出する時は手ぶらでしたが、(ポケットにサイフと口紅1本、カメラは手持ち)yuka・Bさんとyuka・Jさんは盗られてもあきらめのつく小型のポシェットでした。大きなバッグはいりません。観光の邪魔になるし(場所によっては預けさせられる)トイレには手を拭く紙もあり、夏場は暑くて化粧直しする気も起こらないのでサイフだけあれば充分です。移動はほとんど地下鉄でしたが、乗ってしまうと怖いことはないかも。ただ路線によっては深いところまで降りなければいけないので要注意です。一応、警備員らしき人もいますが、実際どれほど役に立ってるのかは怪しい(笑)。

【両替】
日本でユーロのTCを買って(3人とも別々の銀行で買いましたが、いずれもアメックスでした。ユーロはアメックスしかないのかな)空港のアメックスの両替所で現金に交換。手数料無料。街中の銀行でも手数料無料のところがありますが、パスポートが必要なので空港である程度まとめて両替するといいかも。ちなみにアメックスの係りの人はどこも大変親切でした。(バラハス空港の係の人はカフーに激似!←余計な情報)でも現金はそんなに必要ないかも。タクシー代、地下鉄代、美術館の入館料くらいかな。バールでも大抵はカードが使えます。

【気候】
今年の夏が異常気象の猛暑だったせいか、それとも元々そうなのか。めちゃくちゃ暑かった。カラっとしているのでそんなに汗はかかないけど、日差しがきついので焼けたくない人は日焼け止め必須。

【物価】
ユーロに替わってから高くなったと言われている通り、なんでもかんでも安いというわけではなかった。タクシーや地下鉄等の交通費は安いけど、食費は場所によると日本と同じくらい。ただ酒は安い(笑)。カードで精算する際に店によってはパスポートのコピーが必要。免税は言わないとやってくれない場合もあるので注意。

【ホテル】
星の数に惑わされてはいけません。実際に行った事のある人に聞くのが一番かも。今回利用した二つのホテルは同じ4ツ星とは思えないくらい設備に差があったけど、いずれもきちんとしていいホテルでした。

【移動手段】
地下鉄でたいていのところへ行ける。一度乗ると、何回乗り換えても出るまでは同一料金なので回数券がお得。あとは歩く。地下鉄を乗り継いでるより歩いた方が早い場合もあり。夜遅くなるときはタクシーの方が無難です。

【テレビ番組】
MTVをやっていないのが哀しい。あれはいい時間潰しになるのに。映画はよくやっているけど、CMが恐ろしく長いので2時間の映画を3時間くらいかけてやっている(笑)。バラエティ番組はもひとつ面白くなかったけど、ひとつだけ素っ裸の男がレアルの試合に乱入して警備員に追いかけられてるのには爆笑。この男、持ち芸が裸になることらしく、局部に電球をつけてピカピカさせながら街中に現れるのを喜びとしているようでした。またそのまんま映すんですなスペインって国は。ホントにモロ出しでインタビュー番組に出てましたよ。そして語ってた。語る前になんとかしろそれを!

【ガイドブック】
旺文社のトラベルストーリーシリーズのマドリード編とバルセロナ編、JTB発行のるるぶの3冊を持って行きました。
いずれも微妙に情報が古い(2003年度版にもかかからず!)ので、行く前にネット等で最新の情報を仕入れた方がいいかも。(書き間違いもあったぞ。)

(右)サッカー好きに嬉しいショップとして紹介されている、マドリードの「ヨ・フットボール」。正直、ここバっ○もんの店なんじゃ(笑)?

長々と書いてきましたが、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
これを書くにあたり久しぶりにガイドブックを読み返してみたところ、まだまだほんの1部しか回ってないことに気付き、
ここにも行きたかった。これも食べたかった。あれも欲しい!と早くもまた行きたい気持ちでいっぱいです。
次はフットボル観戦もしたいし!とにかくスペインはとてもいい所でした。


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